2023年度 トラックシーズンにおけるベスト更新&ルーキー活躍状況 ~日本大学~

トラックシーズンのレースも一通り終わり、夏合宿を経ていよいよ駅伝シーズンへと続いていきます。本日からは、私が今年度開始時点からデータベース管理している23大学について、トラックシーズンの結果をトップ10でベスト更新した選手&ルーキーを中心に振り返っていきます。(東農大は全日本予選後に追加したため、個別に特集予定)順番はランダムであり、最初は日本大学となります。

※2023/1/1以降の自己ベスト更新を以下のルールでポイント化しております。更新した順位と人数(1,2位…5pt、3,4位…4pt、、、9,10位…1pt)から算出され、各部門ごとに30点満点になります。

順位名前学年5千ベスト更新日
1位日本大学 S・キップケイメ113:36.90 
2位日本大学 下尾 悠真413:48.5522/07/13
3位日本大学 山口 彰太114:08.3322/10/02
4位日本大学 安藤 風羽314:08.4623/04/23
5位日本大学 西村 翔太414:10.2722/07/16
6位日本大学 山口 聡太114:10.5522/12/03
7位日本大学 滝澤 愛弥214:12.4122/04/24
8位日本大学 古川 楓馬214:13.6423/04/22
9位日本大学 小路 翔琉214:19.8722/11/26
10位日本大学 久保 昇陽414:22.8921/12/19
5000m:6点(4、8位)  ※前年:14点、2年前:5点

安藤が14分8秒でベストを10秒更新しチーム4番手、古川が14分13秒でベストを43秒も更新し、チーム8番手のベストをマークしています。安藤はすでにエースの一角を占めるまでになりましたし、古川のベスト更新幅は凄かったです。まだこの走り以外は目立っていませんが、関東インカレにも出場しましたし、勝負レースでも結果を残していってくれれば。ただ、更新したのは2人だけですし、前年に比べるとやや物足りなかったかな。

順位名前学年1万ベスト更新日
1位日本大学 S・キップケイメ128:13.10 
2位日本大学 下尾 悠真428:50.1523/05/11
3位日本大学 西村 翔太428:51.2322/11/20
4位日本大学 久保 昇陽429:16.9823/04/22
5位日本大学 大仲 竜平229:17.1623/04/22
6位日本大学 安藤 風羽329:19.3022/12/24
7位日本大学 冨田 悠晟229:28.5923/04/22
8位日本大学 山口 月暉229:57.4722/11/27
9位日本大学 土井 拓実429:57.8323/04/22
10位日本大学 鈴木 孔士229:59.3123/04/22
10000m:16点(2、4、5、7、9、10位 ) ※前年:0点、2年前:9点

28分50秒をマークした下尾が2番手、29分16秒の久保、29分17秒の大仲が4,5番手、29分28秒の富田が7番手、29分57秒の土井、29分59秒の鈴木が9,10番手と6人がベストを更新する盛況ぶりでした。4/22は今後も7/16の網走夏季記録挑戦会と同様に何度も更新日として出てくるでしょうが、好条件の日体大記録会が行われた日ですね。ここで5人が29分台のベストをマークしています。


前年はトップ10で誰もベストを更新出来ていませんから、16点というのは上出来と言って良いでしょう。チームにとっても29分台が少なかった状況から30分切りも10人揃ってきました。箱根予選に向けても5千よりは1万のタイムを伸ばしていきたいところでしょうし、良い傾向なのでは。

ルーキー

新入生は留学生のキップケイメは5千、1万で持ちタイムトップではありますが、まだ大学では目立った走りは見せられていないかなあ。全日本予選も4組29位止まりでしたし…箱根予選でどれだけ走れるかは非常に気になるところです。山口彰太、聡太の双子コンビも高校時代の実績に比べると大学ではまだまだこれかなあ。


それよりも、5千のベストは14分48秒ながら3000m障害で関東インカレに出場し、全日本予選でメンバー入りを果たした山室、全日本予選で1組39位と非常に苦しい走りになったものの、いきなりの出場を果たした片桐らの活躍が目立ちました。卒業生の穴が大きいチームにおいて、新入生が活躍してくれれば非常に助かりますし、箱根予選でキップケイメ以外にどれだけルーキーが出場しどんな走りを見せるkのかも注目です。

総評

23大学中、5千の6点は17位タイ、1万の16点は5位タイ、合計の22点は12位タイとなっており、1万のベスト更新は上位となっています。ここ数年、日大は一部の選手以外はあまり記録会には積極的に出場していませんでしたが、それに比べるとまだ出場するようにはなってきましたかね。監督が代わってから、どれだけ記録を狙っていくのかも注目です。


4月→現時点における上位10人の平均タイムで見てみると、5千では14分9→14分7秒と2秒の短縮に留まっており、順位は21→20位と1つ上がっています。1万は29分33→29分19秒と14秒短縮したものの、最下位は変わらずでした。(途中で東農大が増えているので順位は23→24位)ただ、23位とは2秒差にまで迫っていますし、だいぶタイム差は縮まっています。


関東インカレでは3000m障害で山口月が7位入賞、下尾が1万mで10位で走るなどエースらしい走りを見せました。全日本予選は12位で2年連続の突破とはならなかったものの、30位以下に沈んだのは1組の片桐だけでしたし、一定の収穫がある大会となりました。新監督も全日本予選にはそこまで合わせておらず、元々通過も厳しいだろうという話はしていて、この結果もある程度は予想通りでしょう。


トラックシーズンにもう少し新戦力やルーキーの台頭があると良かったですが…ここ数年と比較しても悪くは無かったのでは。ただ今年度のチーム評価はトラックシーズンでは無く、箱根予選を突破できるか否かになってくるはず…夏合宿を経てさらなる成長を遂げ、4年ぶりの箱根出場へと繋げていって欲しいです。

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