ホクレン北見大会(2023/07/12) 結果振り返り ~順大の三浦が13分31秒のセカンドベストをマーク~

本日、ホクレンディスタンスチャレンジ2023の第4戦となる北見大会が行われました。雨が降っていたことも影響したのか、これまでの3戦と比べるとそこまでタイムは出なかったかなあ。7月の北海道も暑い日はありますし、どんなコンディションで臨めるかは正直運もありますからね。詳細はレース結果をご覧ください。レース結果を組ごとに見ていきます。

5000m D組

13分58秒をマークした戸上電機の岩室が組トップだったD組、最初の組から13分台が出ています。SGHの橋爪が2位、そして14分5秒で上智の奈良が3位に入ってきたのは凄いですね。ベストは14分20秒台?とかだったと思うのですが、タイムも順位も素晴らしいです。4位に14分6秒で明治の尾崎、この2戦14分1桁でいずれも安定していますが、せめてどちらかは13分台で走りたかったところかなあ。


日体大の富永が14分9秒の5位でセカンドベストかな。3~5位がいずれも大学生となりました。他には流経大の長谷川が14分10秒の8位と上々の走り、高校生では九州学院の水野も14分10秒の9位で走っていますね。日薬大の近藤も14分14秒と箱根出場校以外の選手も活躍を見せています。

5000m C組

黒崎播磨の井手が13分55秒で組トップだったC組、京都産業大の小嶋が13分57秒で2位に入っています。勝負レースでの実績は関西勢でもトップクラスですが、ここで13分台のベストをマークするのも2位に入るのもやはり力があります。ホクレンDCでは関東以外の活躍も目立ちます。明治の溝上が13分58秒でベストを6秒更新、チーム9番手のタイム&11人目の13分台ランナーとなりました。自己ベスト連発の選手でしたがついに13分台まで伸ばしてきましたね。


大東大の倉田が14分1秒の6位でセカンドベスト、5年目ということで注目もされるでしょうが、苦労していた3,4年時からまたセカンドベストを出すまでに戻してきたのは良かったです。関西学院の守屋が14分7秒で11位と関西の実力者が安定した走りを披露しています。創価のルーキー齊藤が14分15秒、國學院OBの寺田が監督となって話題の皇學館からは毛利が14分20秒で走っています。

5000m B組

NDソフトのムティソが13分32秒で組トップだったB組、ラストの外国人選手3人の争いは激しかったですね。0.05秒差で旭化成のキプケモイが続き、実業団1年目となるGMOインターネットのムルワが13分33秒で3位となっています。日本人トップはGMOインターネットの千明で13分48秒の5位、ずっと13分50秒のペースメーカーの後ろにつき、しっかりと設定タイムを上回る理想的な走りでした。


大学生では日薬大のキプルトが13分54秒の7位、他の外国人選手が13分30秒台でトップ4を占めていたことを考えると、途中で遅れてしまって悔しい結果となりました。創価の山森は一時ペースメーカーを超えて先頭を走る外国人選手の集団に喰らいつきましたが、その後は遅れてしまって14分5秒の12位、積極的な走りは良かったですがせめて13分台ではまとめて欲しかったかなあ。京都産業大の中村も14分6秒でまとめており、小嶋とともに京都産業大のエースたちの走りも目立ちました。

5000m A組

ラスト1周のスパートは非常に見ごたえがありました。そんな中で日本最高クラスのスパートを持つ順大の三浦を抑えて組トップとなったのが九電工の赤崎、13分28秒の好タイムをマークしました。網走大会で13分27秒をマークしていたのでベストには1秒届きませんでしたが、連続で13分20秒台で走ってしまうのは非常に力がありますね。三浦にラスト勝負で3秒勝ったのも素晴らしいです。


順大の三浦もラストで離されてしまったのは残念でしたが13分31秒のセカンドベストでまとめていますし、まずまずかなあ。本命はブダペスト世界陸上ですし、ここに合わせすぎても困りますからね。まだ3000m障害で驚異的な走りを見せて欲しいです。創価のカミナは13分40秒の4位、安定した走りを続けています。


日本人大学生では亜細亜の片川が13分41秒の7位と素晴らしい走りを披露、すでに関東インカレ1万でその力は証明していますが、5千でも強いところを見せました。箱根出場校のエースにも引けを取らない力がありますね。日体大のエースの1人である漆畑は13分54秒でベストに4秒届かずも安定した走りを続けています。

10000m

今回はペースメーカーの設定タイムが28分20秒と27分台を狙った前回と比べるとスロー、それで28分20秒切りどころか28分30秒切りの日本人選手はいなかったので、やはり条件は悪かったのかなあ。コモディイイダのキマニが28分25秒で組トップだった1万m、旭化成の齋藤が28分33秒の2位で日本人トップとなりました。ペースメーカーにしっかりと喰らいついていましたね。Kaoの長谷川が28分49秒の3位で続きました。


大学生では順大の浅井が28分53秒の5位で走っていて、安定感抜群です。拓殖のロンギサは29分6秒の9位、大東大のエース久保田が29分12秒で続きました。前半はペースメーカー付近を走っていたのですが、後半はちょっと遅れてしまいました。創価の吉田凌が29分37秒で創価勢トップ、武蔵野学院の福本が29分40秒と見事な走りを見せましたね。


中央の阿部は29分44秒ということでちょっとホクレンでは中央の主力の走りが気になるところです。創価の山下が29分47秒、家入は30分32秒ということで面白いようにベストを更新してきた創価ですが、北見大会は全体的にもう一歩だったかなあ。順大の石井も30分24秒かかっており、なかなか下級生の頃のような走りを見せられていないのはやはり心配です。。。

箱根の順位予想区間配置予想の投票を受けてけています。投票をお待ちしております~

※1人1票でお願いします。