ホクレン深川大会（2023/07/05) 結果振り返り　～中央の吉中、浦田、創価の小池が１３分台のベスト～

決してコンディションが良いとは言えなかったこの組ですが、それだけにこの組でトップだった中央の浦田の走りは価値があります。１３分５８秒とベストを１７秒も更新して１３分台に突入しました。それ以上に凄いのが組２位に１５秒もの大差をつけていることです。なかなか５０００ｍで１５秒差がつくことは無いですからね。もっと条件の良い組で走ったらどれだけタイムを出せるのか？と楽しみになってしまいます。出雲からメンバー争いに絡んできそうですね。


１４分１３秒の２位に関西学院の守屋が続き大学生がワンツーフィニッシュとなりました。組順位は良かったですが、やはり１位とのタイム差は気になるところかな。関西でも有数の実力者ですからね。東京国際の村松は１４分１９秒の５位、森は１４分３０秒の７位ということで主力が出場した東国大でしたがタイムとしてはもう一歩という結果でした。

メイクスのデニスが１３分３１秒で組トップだったA組、創価のカミナが１３分３６秒で組２位に入っています。これでもセカンドベストには２秒届かずですから持ちタイムのハイレベルさが分かります。日本人トップの３位にNTT西日本の石井が１３分４１秒で入りました。ラストの切れ味も抜群で４位にも８秒もの差をつけています。


大学生で活躍を見せたのがB組に続いて中央の吉中、１３分４９秒でベストを５秒更新しチーム８番手のタイムとなっています。他の日本人選手が離れる中で積極的に外国人選手に喰らいついていきましたし、走るたびに当然のようにベストを更新してきますね。もう３大駅伝では出雲から出場する可能性も十分です。


さらに創価のルーキー小池が１３分５４秒とベストを７秒更新し、チーム４番手のタイムに。創価は５千の持ちタイム日本人トップ２を織橋、小池とルーキーが占めています。創価のルーキー、トラックシーズンから凄まじい活躍ぶりです。

JR東日本の米井が２８分４３秒で組トップだったC組、２位に１３秒差をつける圧巻の走りでした。２８分５６秒の２位に愛三工業の富安、２９分６秒の３位にSGHの竹村と続いています。箱根に出場した大学の学生は出場していませんが、桜美林の稲葉が２９分３６秒の６位と上々の走り、京都産業大学の小嶋も２９分４２秒の８位、日薬大の近藤が２９分４６秒の１１位で走っています。

創価のムチーニが２８分８秒で組トップ、ベストに３秒届かずのセカンドベストですが改めて力のあることを示しました。留学生の３大駅伝出場争いも非常に熾烈です。どちらが出場しても好結果が期待出来そう。富士通の伊豫田が２８分３０秒で日本人トップの３位とさすがの走り、SGHの川端が２８分３９秒の４位で続いています。富士通の小澤も２８分５２秒の６位で走っており、ここまでが２８分台となっています。順大出身の伊豫田、明大出身の小澤と実業団ルーキーがしっかりと走れているのは何よりです。


大学生では創価の小暮が２９分１３秒の１１位、ベストとは２３秒離れていますがセカンドベストかな。同じく創価の野沢も２９分２１秒の１５位でまとめています。２人とも決して悪い走りでは無いのですが、２人の留学生や小池が凄すぎてちょっと物足りなく感じてしまいます。慶應のエースとして期待される木村は２９分５９秒の２３位ということで今回は苦しい走りになってしまいました。

コニカミノルタのムオキが２７分４３秒で組トップだったA組、日本人トップは２８分２６秒で５位だった九電工の住吉ということで、そこまで外国人選手のペースが圧倒的に速かったわけでは無いですが、日本人選手はついていけなかったですね。序盤は旭化成の高卒ルーキー長嶋が先頭集団に唯一喰らいついたり、三菱重工の井上がその後は日本人単独トップを走っていましたが…井上が２９分０秒の１２位、長嶋は２９分１５秒の１６位に留まっています。


大学生で唯一出場した國學院の伊地知は２８分３７秒で６位、日本人２番手の見事な走りを見せました。ベストには８秒及ばなかったものの、そもそも記録会にを見せたのは箱根以来かな？頼りになる主将の完全復活がトラックシーズンの最後に見れたのは良かったです。國學院の主力の足並みが揃ってくれば３大駅伝では優勝候補の一角に名を連ねることになりますからね。ともに２８分３９秒でトヨタの西山雄、コモディイイダの梶原が７，８位で続いています。