第55回(2023年)全日本予選結果 ~15位:日本体育大学~

続いては15位だった日本体育大学の全日本予選結果を見ていきます。エースの山崎をはじめ、主力が外れてしまったことで厳しいレースになると思っていましたが、2年連続の15位となってしまいました。ベストの布陣でも通過は難しかったでしょうし、この結果も仕方ないかなあ。むしろ2年連続で合わせられないことが気になります。そんな中でも箱根予選だけは合わせてくれると思いますが…レース結果はこのようになっております。

~1組~ 13位:田島、30位:杉本

最も合計組順位が良かったのが1組、田島が13位と上々の走りを見せました。というか20位以内で走っている選手が8人中この田島しかいないんですよね、これは寂しい…箱根予選も好走していますし今年度は主力となって欲しい選手です。杉本は30位ともう一歩の走り、1万では29分10秒台を複数マークしていますし、今回の経験を今後に活かしてくれれば。

~2組~ 24位:富永、28位:分須

富永が24位、3大駅伝・予選会のエントリー自体初めての選手ですし、そう考えるとまずまずの走りだったのでは。持ちタイムはどんどん伸ばしていますし、日体大は全日本予選で初エントリーや初出場の選手を多く起用する印象があります。分須が28位というのはちょっと物足りないですね。前回は最終組を走っている選手ですし。箱根も2年連続で往路の4区を任されるなど期待の大きさは分かりますが、3000m障害以外の勝負レースとなるとなかなか結果を残せていないかなあ。

~3組~ 35位:山口、39位:溝上

最も苦しい走りとなったのが3組、順位が上の山口で35位、溝上は39位ですからね…1,2組の田島、富永よりも山口のタイムは遅いですし、さらに溝上はそこから30秒近い差をつけられています。山口は関東インカレハーフ7位入賞で見せ場を作ったのですが、3大駅伝・予選会初エントリーで3組は荷が重かったのか…溝上も初出場でほろ苦い予選会デビューとなりました。3組でこれだけ下位に沈んでしまうというのはやはり心配ですよね。箱根未出場校が何校もいる中で…

~4組~ 24位:漆畑、36位:住原

山崎とともにエースの1人として期待される漆畑は24位とまずまずの走り、タイムも29分16秒でまとめていますし頼りになる選手です。前回の箱根3区10位から大きく評価を上げています。住原は今年度1万で28分54秒をマークしているとはいえ、それまでは目立った実績の無かった選手ですからね。いきなりの最終組はさすがに難しかったでしょうし、36位という順位も仕方ないかなあ。

箱根予選に向けて

全日本予選はもうある程度経験を積む場と割り切っていたようにも思えます。箱根予選に向けては、大きな心配はいらないかな。エースの藤本を筆頭に主力を複数欠いた前回の箱根予選は通過はいよいよ難しいのでは?と不安になったのですが、完璧な集団走を見せて5位通過ですからね。日体大の予選会の強さは圧巻です。箱根連続出場を続ける大きなプレッシャーはあるでしょうし、前回の選手のコメントからもそれは良く分かりましたが、それ以上に箱根予選巧者ですからね。


エースの山崎に前回出場していない漆畑の二人は稼ぐ役割が期待されますし、前回2桁順位でまとめた大森、田中ら4年生、田島、平島という2年生と前回好走している選手が何人も残っているのは大きいです。今回全日本予選が予選会初出場となった選手が杉本、富永、山口、溝上、住原と5人もおり、今回の経験を箱根予選にも活かしてくるでしょうし、特に山口はハーフの実績があるのが大きい。


個人的に最も期待している関東インカレハーフで5位入賞をはたした浦上もいますし、前回の箱根6区10位で走っている内山など12人を揃えるのは何も問題無いですからね。前回出場メンバー、全日本予選メンバーがあまり被っていないのも新戦力の台頭と言えますし、前回通過した日体大が増枠もある今回の箱根予選で苦戦するとは思えないです。この25年、箱根予選は悪くても6位以内では通過を果たしていますし、今回も危なげなく中位以内では通過してくるのではないでしょうか。むしろ通過するだけではなく、本戦でも戦えると期待が持てるような走りを見せて欲しいです。

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