第55回(2023年) 全日本予選戦力分析 亜細亜大学

エントリー

最後は亜細亜大学の全日本予選における戦力分析を行っていきます。例年通りだと、明日全日本予選の組エントリーが発表され、明後日全日本予選が行われることになります。亜細亜大の楽しみは何と言っても片川、モゲニという強力なダブルエースであり、順当にエントリーされています。一方で前年度の箱根予選メンバーでは4年の坂口、山田、3年の中原、2年の置田らが外れています。前回の全日本は未出場なので2年前の出場者だと、最終組を走った杉浦もいませんね。ちらほら予選会経験者が外れているエントリーとなっています。

氏名学年1万ベスト
門田 雄誠4年29:33.45
中西 勝輝4年29:53.54
外間 郁也4年29:27.26
稲森 勇翔3年29:02.72
片川 祐大3年28:27.51
堤 亮雅3年30:19.00
荒井 秀太2年30:16.62
安濃 寛人2年30:15.41
杉谷 蒼天2年30:40.74
西本 光汰2年30:21.75
横田 哲太2年30:28.37
ジョンソン・モゲニ1年28:12.55
高﨑 陸1年29:51.70
持ちタイム

エントリータイムは20校中最下位ではありますが、8人の合計タイムは3時間54分25秒、19位とは4秒、16番手とも24秒しか差がありませんし、最下位といってもそれほど差があるわけではありません。28分12秒のモゲニ、28分27秒の片川が抜けていて28分台は2人、29分台で稲森、外間、門田らが続いていますが、13人全員が1万のタイムを持っているものの30分切りは7人とちょっと寂しい状況です。

出場予想

全日本予選の出場選手予想は以下の通りです。

1組:中西④、杉谷②
2組:門田④、髙崎①
3組:外間④、稲森③
4組:片川③、モゲニ①


最終組は片川&モゲニのダブルエースで決まりでしょう。片川はハイレベルな関東インカレ2部1万mで5位入賞を果たした実力者、駒澤の唐澤に次いで日本人2番手でしたからね。通過有力校の日本人エースとも勝負出来る実力者です。モゲニもまだ他大の留学生ほどの実績は残せていませんが、1年目から着実にタイムを伸ばしていますしこの2人が出場ならば最終組は何も心配ありません。


3組は外間と稲森、外間は関東インカレハーフでチームトップで走っていますし、前回の箱根予選でも3年生以下ではトップの4番手で走っています。稲森は関東インカレ5千、1万ともに出場している選手、ダブルエースに次ぐ29分2秒のベストを持っており、順当ならば3組に入ることでしょう。


2組は門田と髙崎、門田は2年時には箱根予選で48位と快走を見せている実力者ですし、コンディション次第では3組に入ってきてもおかしくないです。関東インカレは出場しておらず、状態が気になるところ。髙崎はすでに1万で29分51秒を持つ期待のルーキーで今後を見据えても1,2組あたりでの出番がありそう


1組は中西と杉谷、中西は前回の箱根予選でもチーム5番手で走った実績のある選手で8人には入ってきそう。もう1人が悩ましいところですが…5人エントリーされている2年生が1人も出場しないことはさすがに無いかなということもあり、今回は5千で最もタイムの良い2年の杉谷としました。

展望

2年前に出場した時は19位、エントリータイムは最下位であることを考えると…どうしても最下位付近の争いになることは避けられないでしょう。現実的な目標としては2年前の19位を上回る18位以内あたりになるのかなあ。1~3組のいずれも苦戦は免れないでしょうが、それでも最終組はとにかく楽しみな2人が揃っていますからね。ここで一気に順位を上げるという展開もあるかもしれません。


亜細亜大学は前回の箱根予選で24位、これは今回の全日本予選に出場する大学の中で最も悪い順位となっています。年々箱根出場のボーダーから遠ざかっているチーム状況ではありますが、ダブルエースがいるというのはチームにとっても心強いですし、ここ数年と比べても戦力が整っているように思えます。箱根予選でのジャンプアップを目指すためにも、ダブルエース以外の選手がどれだけ勝負レースで喰らいついていけるのかが大事になってきますし、エントリータイム最下位から1つでも上の順位、獲得してほしいです。

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