第55回(2023年) 全日本予選戦力分析 帝京大学

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本日は前回の全日本予選で9位、全日本の連続出場が7回で途切れてしまった帝京大学の全日本予選における戦力分析を行っていきます。全日本予選上位8人の1万の平均持ちタイム7位ということで、タイム上はボーダーを争うということになります。ルーキーはともかく主力はある程度走力に見合ったタイムを有しているかなあ。チームトップが28分38秒ということで抜けたタイムを持ったエースがいないというのはここ2年の課題です。


関東インカレでは西脇、小野といったエースたちがともに好走しているのは好材料。関東インカレには主力がある程度出場しており、小林はハーフで8位入賞を果たしています。その一方で1万で28分台のベストを持つ3年の福島、5千で14分1秒を今年度マークしている島田、高校時代の実績が世代トップクラスの1人である楠岡らが外れてしまいました。それがどのくらい影響するかは気になるところです。エントリーされた13人は以下の通り。

名前学年5千ベスト1万ベストハーフ換算
帝京大学 西脇 翔太4年13:56.7128:38.4301:02:25
帝京大学 小野 隆一朗4年14:04.4728:49.1001:02:56
帝京大学 末次 海斗4年14:29.0729:08.8301:03:59
帝京大学 小林 大晟3年14:20.6528:43.7101:03:38
帝京大学 福田 翔3年14:14.1128:56.8801:02:03
帝京大学 山中 博生3年14:25.2629:07.1501:04:03
帝京大学 林 叶大3年14:17.5329:07.6101:05:11
帝京大学 岩本 拓真3年14:29.1429:38.8101:03:42
帝京大学 柴戸 遼太2年14:06.8329:00.4701:03:19
帝京大学 尾崎 仁哉2年14:18.7129:10.3901:03:23
帝京大学 藤本 雄大2年14:17.6629:33.2401:04:56
帝京大学 原 悠太1年14:11.10
帝京大学 賀山 亮成1年14:17.23
出場予想

全日本予選の出場選手予想は以下の通りです。

1組:山中③、尾崎②
2組:末次④、柴戸②
3組:小林③、福田③
4組:小野④、西脇④


最終組は順当ならば2年連続で小野、西脇のエースコンビになるでしょう。前回は小野が11位、西脇は苦戦して31位でしたが関東インカレ1万mで自己ベストを揃って更新していることを考えると、揃って前回以上の走りも十分に期待出来そう。


3組は関東インカレハーフ入賞の小林は有力として、もう1人は悩ましいですが…今年に入って好タイムをマークしている福田あたりになるのかなあ。前回はタイム差がつきやすい3,4組で30位台が出たのが苦しかったですし、帝京にとって最も重要な組となるかもしれません。


2組は前回も4位と好走している末次、箱根4区で粘りの走りを見せた柴戸あたりが候補になってくるか。柴戸は学生ハーフでも良い走りを見せていましたし、末次も今年度1万でベストをマークしています。選手層が厚くなってきていることを考えると、2組は稼ぐ組としたいですね。


1組は箱根で8区6位と好走している山中、今年度5千、1万でともに自己ベストをマークしている尾崎としました。山中は1万でも29分7秒のベストを今年度マークしていますし、もっと後ろの組を走る可能性も十分です。1組にも実力者を起用出来そうなのは帝京の強みです。

展望

他にも原や賀山ら期待のルーキーが出場するのであればもちろん楽しみですし、前回1組を走っている藤本も出場出来るのであれば大きな戦力となります。今年度1万でベストをマークしているのが13人中8人もいるというのも頼もしい限りです。平均タイムと同様に戦力を見てもボーダーを争う大学の1校という位置づけかなあ。


選手層が厚くなってきているので前年度よりは通過する可能性が高そうですが、大きく稼ぐような大エースはいないだけに、苦しい組があるとそこから巻き返すのが難しくなってしまいますからね。前半の組で稼いで後半の組は粘るという形になりそう。過去13年間で11回出場、直近4大会中3度シードを獲得している全日本に連続で出場を逃すわけにもいきませんし、返り咲きでの全日本予選突破、期待したいです!!

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