第55回(2023年) 全日本予選戦力分析 東京国際大学

全日本予選のエントリーは締め切りが6/3のため、まだ発表されていませんが…そろそろ取り上げていかないと間に合わなそうなので、本日からは関東全日本予選に出場する大学に対し、全日本予選における戦力分析を行っていきます。全日本でシードを獲得している8校(駒澤、國學院、青学、順天、創価、早稲田、中央、東洋)はいずれも関東勢、1地区最大で15校までしか出場出来ませんので、残る7枠を争うこととなります。


予選に出場出来るのは、資格有効期間(2022/01/01~2023/06/02)において、1万m上位8人の合計タイムが上位20校のみとなります ※留学生は1人計算 まだ出場する20校は確定していませんが、出場が確実視される大学をエントリー確定までは取り上げていきます。最初は前回の全日本で11位だった東京国際大学です。

出場予想

上位8人の1万の平均持ちタイムは私がDB管理する23校中7位、全日本予選に出場する大学では3位ということで、タイム上は通過有力となります。まずは何と言ってもエティーリというヴィンセントを超えると期待される最強留学生の存在。27分6秒という学生記録保持者であり、最終組に起用されるであろうエティーリの存在は東国大にとってあまりにも大きなアドバンテージであり、他大にとっての脅威です。


日本人エースの村松は関東インカレでも1組2位と快走、白井が奮わなかったのは気になるところですが、エースとなって欲しい選手です。そしてこの二人に続いて主力が戻ってきたのが何よりも大きい。森は関東インカレ1万mで1組3位に入って完全復活、高校時代に28分44秒を持つ選手ですし頼もしい戦力となります。さらに本来ならばエースとなって欲しい佐藤榛も関東インカレ5000mに出場するまでに戻してきましたし、菅野も記録会で結果を残してきました。


前年度の全日本以降は姿を見せていなかった冨永も戻ってきていますし、故障者が揃って戻ってきたことでグッと選手層に厚みが増しました。ここに前年度から活躍を見せていた川端、山岸といった箱根出場者&関東インカレ出場者も含めて全日本予選の出場争いは熾烈になってきました。ルーキーは松尾が早速関東インカレで好走していますが、1万となると2年生以上で組むことになりそうかな。今年の走りを考慮すると組配置は以下のようなイメージかなあ。


1組:山岸③、楠木②
2組:川端④、佐藤榛③
3組:白井③、森②
4組:村松④、エティーリ①

展望

留学生の存在が大きい全日本予選において、最強留学生のエティーリがいることは東国大の予選通過の可能性を非常に高めます。3組までで多少遅れていたとしても、4組であっさりと巻き返すことが出来ますからね。もう1人は安定感抜群の村松が良いかなあ。万全であれば白井の方がスピードはありますが、東国大の最終組は崩れないことの方が大事ですし。関東インカレで好走した森も含めた4人で後半の組を任せるのが良さそう。


さらにいまだに1万以上の距離は走っていないものの、3大駅伝フル出場している川端、復活を果たした佐藤榛も8人に入ってくるでしょうし、残るは山岸、楠木と関東インカレに出場した選手としました。他にも有力選手は何人もおり、菅野も状態が上がっていれば起用されるでしょうし、3大駅伝全てを経験している冨永も万全であれば出場が有力視される選手です。前回の全日本を走っている木村も力があり、ルーキーの抜擢もあるかもしれません。


これだけ主力が揃ってきたとなると、通過が有力というだけではなくトップ通過候補の1校ということになるでしょう。全日本予選は直近2回、いずれもトップ通過を果たしていますからね。特に2年前は主力を欠いて大丈夫かな?と不安に思った中でのトップ通過で東国大の強さを示しました。2年前の出雲で初優勝して以降、故障者が多くて苦労してきた東国大ですが、まずは全日本予選を復活の一歩として欲しいです!!

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