第55回(2023年) 全日本予選戦力分析 大東文化大学

2023年6月17日

出場予想

本日は前回の全日本予選を5位通過、全日本では14位だった大東文化大学の全日本予選における戦力分析を行っていきます。上位8人の1万の平均持ちタイムは私がDB管理する23校中11位、全日本予選に出場する大学では5位ということで、タイム上は通過圏内となります。前回は1組39位と苦しい組もあったのですが、2組以降は安定した走りで巻き返しました。


関東インカレに主力がちらほらエントリーされていないのが気になるところですが、選手は揃っています。ワンジル、久保田、菊地というエース格がいて大谷、西川、西代といった3年生も結果を残しています。特に大谷は前年度からずっと安定した結果を残しているのが頼もしく、西川は関東インカレ5000mでの走りが強烈でした。他にも3000m障害で活躍を見せる佐竹、2年生では入濱が抜けた活躍を見せていますし、ルーキーでは高草木、棟方が早速ベストを更新しており全日本予選への抜擢もあるかもしれません。


前回の全日本予選メンバーが8人中大野を除く7人経験者がいるのも頼もしいですね。どれだけベストメンバーに近い布陣が組めるかというのもありますが、戦力は充実しています。今年の走りを考慮すると組配置は以下のようなイメージかなあ。


1組:佐竹④、西代③
2組:菊地④、入濱②
3組:大谷③、ワンジル③
4組:久保田④、西川③

展望

ワンジルを最終組に起用するのはこれまでの走りを見てもリスクが大きいので、前回と同じ2組か3組の方が良さそう。そうすると、前回4組6位で走っている久保田が最終組なのは有力としてもう1人が誰になるかも注目です。前回走っている菊地は今年に入って目立った走りを見せられていませんが、2年連続同じコンビでいくのか、今年度好調の大谷、関東インカレ5000mで9位に入った西川、3大駅伝で主要区間を走った入濱あたりが起用されるのか…この6人のうち4人が後半の組に起用されれば順当と言えそう。


全日本予選で1組4位で走っている西代も箱根6区6位で走っている佐竹も頼もしい存在。今回は出場すると予想していませんが、例えば高草木のようにルーキーを抜擢することもあるかもしれません。安定感を求めるのであれば、8人中下級生は2年の入濱のみで残りは3,4年生に任せるのが良さそう。他にも実力者は何人もおり、5年目となった倉田も今年度レースに出場してきていますし、3年時には1組14位で走っています。


前回経験者では他に小田がいるのですが、前回は1組39位、関東インカレも下位と勝負レースで苦戦が続いていることを考えると、ちょっと起用しづらい気も…29分前半を持つ佐々木、中澤あたりも候補になってくるかなあ。通過有力の大学だと思いますが、全日本予選は下位に沈む選手が出ると一気に苦しくなるだけに、全員が崩れずに走れるかはちょっと気になるところ。前年度復活を遂げた大東大が継続した強さを見せていくためにも今回の全日本予選は大事になってきますし、2年連続の予選通過をきっちりと果たして欲しいです。

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