第102回関東インカレ(2023) 2部3000m障害 ~青学の小原、黒田がワンツーフィニッシュ~

本日は関東インカレ3,4日目に行われた2部の3000m障害について振り返っていきます。公式結果はこのようになっております。入賞した8人は以下の通り、入賞した選手を中心に振り返ります。3組×3人が順位での通過、3人がタイムでの追加で合計12人が決勝進出となります。

順位氏名大学記録
1位小原 響 (4)青山学院大学8:36.09
2位黒田 朝日 (2)青山学院大学8:38.44
3位黒木 陽向 (2)創価大学8:53.53
4位溝口 泰良 (4)創価大学8:55.87
5位山下 悠河 (4)青山学院大学9:01.02
6位緒方 快 (2)関東学院大学9:02.16
7位小早川凌真 (2)城西大学9:04.72
8位原 秀寿 (3)國學院大学9:04.84

優勝を果たしたのは8分36秒の大会記録をマークした青山学院の小原、予選を3組トップ通過すると、一騎打ちとなった後輩の黒田との勝負を見事に制しました。3000m障害の持ちタイムはトップクラスながら、勝負レースではなかなか結果を残せずにいましたが、今回勝ち切ったのは大きいですね。長い距離もタイムを伸ばしていますし、まだ3大駅伝のエントリー経験はありませんが、4年目にはメンバーに入ってきてほしいところ。


2位に8分38秒で自己ベスト&大会記録を更新したのが青学の黒田、予選を2組独走でトップ通過すると、今回も最初から積極的なレースを見せましたが、ラスト勝負で小原に2秒及ばずでした。ずっと表彰台に上がる走りは続けているのですが、優勝にはあと一歩届かずのがもどかしいですね。箱根でも5区候補ということですし、今年度は3大駅伝に出場する可能性も高そうです。1500mの宇田川、山内に続いて3000m障害でもワンツーフィニッシュと青学の強さを存分に見せつけました。


3位に8分53秒で創価の黒木、予選を3組2位通過すると、青学勢に積極的についていきさすがに離されはしましたが、それでも追いつかれることなく3位を死守したのはさすがです。前回は決勝進出も入賞とはなりませんでしたが、そこからさらに力をつけてきました。3000m障害だけではなく、5千で13分台のベストやハーフでも結果を残していますし、勝負レースでも結果を残したとなると、3大駅伝出場も近そう。


4位に8分55秒で創価の溝口、予選2組で2位通過を果たすと、見事に上位入賞を果たしました。前回も6位入賞を果たしていますし、連続入賞でさらに順位を上げてきたのも良いですね。創価は3,4位と上位でのダブル入賞となりました。2年の箱根にエントリーされたもののまだ3大駅伝出場は無し。勝負レースでの強さを見せていますし、4年目での活躍に期待。


5位に9分1秒で青学の山下、4位までとは6秒の差をつけられたものの、5位争いは制しました。これで青学は1500mはアクシデントもあって達成出来なかったトリプル入賞を果たすことに。この2種目での青学の強さは圧倒的ですね。特定の学年に限らず強い選手がいるのも頼もしいです。

6位に9分2秒で関東学院の緒方、今回入賞した8人中7人は箱根シード校でしたが、3組4位とタイムでの通過を果たすと、唯一箱根予選落ちだった大学からの入賞を果たしました。1500mや3000m障害となると、こういった選手が出てきますね。前回は予選落ちでしたが、そこから1年で入賞するまでになりました。


7位に9分4秒で城西の小早川、予選は3組5位とタイムでギリギリの通過ながら、ここで自己ベストを出して入賞を果たしたのが強いですね。7位争いを見事に制しました。1万でも持ちタイムをのばしていますし、3000m障害以外でも活躍してくれれば。


8位に9分4秒で國學院の原、予選を3組3位と自己ベストで通過すると、入賞を勝ち取りました。今年度から3000m障害を本格的に始めてもうポイント獲得してしまうのですから、やはり走力が高いですよね。箱根6区を経験し、トラックでもタイムを伸ばしている選手ですし、引き続き勝負レースでも結果を残していってくれれば。


9位に帝京の林が入り、自己ベストも入賞にはあと一歩届かず、中央学院の小松が10位、國學院の中薮は11位となりました。そして残念だったのが立教の内田、唯一青学勢に渡り合えるかと思ったのですが、最後のハードルで転倒&負傷してしまい、決勝は無念の棄権となってしまいました。軽いケガだと良いのですが…

箱根の順位予想区間配置予想の投票を受けてけています。投票をお待ちしております~

※1人1票でお願いします。