第102回関東インカレ(2023) 2部ハーフ ~駒澤の赤星、山川がワンツーフィニッシュ~

本日は最終日に行われた2部のハーフについて振り返っていきます。公式結果はこのようになっております。入賞した8人は以下の通り、入賞した選手を中心に振り返ります。

順位氏名大学記録
1位赤星 雄斗 (4)駒澤大学1:03:24
2位山川 拓馬 (2)駒澤大学1:03:27
3位吉田 凌 (3)創価大学1:03:46
4位平林 樹 (3)城西大学1:03:50
5位近田 陽路 (2)中央学院大学1:03:50
6位佐々木亮輔 (4)神奈川大学1:04:10
7位高山 豪起 (2)國學院大學1:04:10
8位小林 大晟 (3)帝京大学1:04:11

優勝を果たしたのは63分24秒で駒澤の赤星、一時は同チームの山川に後れをとりましたが、終盤に逆転し最終的に3秒差で制しました。駒澤は過去3大会でいずれも2位と優勝にあと一歩届きませんでしたが、赤星が勝ち取りました。この選手が箱根出場も安泰とは言えないのが駒澤の層の厚さを示していますね。


2位に63分27秒で駒澤の山川、駒澤がワンツーフィニッシュとなりました。ヘルニアで練習出来ない期間もあったようですが、勝負レースに合わせてくる強さはさすがです。全日本以降は一度も外していませんからね。ただ優勝出来なかったのは本人も悔しかったでしょうし、さらなる強さを身に着けてくれれば。


3位に63分46秒で創価の吉田凌が入ってきたのはややビックリしました。1年時に箱根で8区8位で走っている実力者ではありますが、2年時以降はやや奮わなかったので…本来であれば主力の1人となって欲しい選手ですし、この走りを見ると3大駅伝でも主要区間を担うことが期待されますね。


4位に63分50秒で城西の平林、箱根でも9区8位で好走している実力者ですが、それでも4位まで入ってくるとは…箱根以降チームも強さを発揮していますね。平林も1万で28分台のベストを更新していますし、箱根で往路を任せられるまでに力をつけていそう。


5位に63分50秒と同タイムで中央学院の近田が入ってきたのは、入賞した選手で一番の驚きだったかも。箱根予選に前年度も出場していますが、179位でしたからね。2年生になって大きく力をつけていることを見せてくれました。今年度の箱根予選でも大きな戦力となってくれそう。

6位に64分10秒で神大の佐々木、1年の箱根で10区2位と快走を見せたものの、その後は故障などもあって力を発揮出来ずにいましたが、今回の走りは完全復活と言って良いのかな?前回の箱根予選も89位で走っていますし、佐々木が戦力となってくれればますます3大駅伝・予選会での安心感が増します。


7位に64分10秒で國學院の高山、ハーフでの持ちタイムはトップクラスですが、箱根は8区13位ということで勝負レースでどうかなと思っていましたが、ここで入賞という結果を残せたのは大きいですね。青木や上原や強い同学年に負けない走りを見せてくれれば。


8位に64分11秒で帝京の小林、全日本で7区、箱根で3区と主要区間を担っている主力の1人ですし、ハーフで入賞するだけの力はありますよね。今回、しっかりとポイントを獲得出来たのは良かったです。次は主要区間を走るだけではなく、結果を残していってくれれば。


9位に64分41秒で東国大の楠木が入っていますが、30秒差ということで入賞争いには加われなかったものの、箱根5区候補とも言われる楠木が平地でも力をつけているのは頼もしい限り。國學院は瀬尾、松下も10,11位に入ったということで3番手の順位は全大学で最も良かったですね、安定しています。


やや気になったのは青学勢、前回は3位を含むトリプル入賞を果たしていますが、今回は最も良かったのが20位だった松並で志貴も23位ということで、得意のハーフでここまで苦戦するのは箱根優勝後初めてかも。もちろん、若林や田中ら主力をハーフに起用出来なかったのもあるでしょうが…やはり例年よりも選手層は薄くなってしまっているのは否めないのかなあ。

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