第102回関東インカレ(2023) 1部ハーフ ~山梨学大のキピエゴが優勝、中央の湯浅が2位~

あっという間に関東インカレも終わってしまいました。本日は最終日に行われた1部のハーフについて振り返っていきます。公式結果はこのようになっております。入賞した8人は以下の通り、入賞した選手を中心に振り返ります。

順位氏名大学記録
1位ビライアン キピエゴ(1)山梨学院大学1:02:16
2位湯浅 仁 (4)中央大学1:02:35
3位梅崎 蓮 (3)東洋大学1:02:41
4位杉 彩文海 (4)明治大学1:03:10
5位浦上 和樹 (2)日本体育大学1:03:21
6位ピーター カマウ (3)国士舘大学1:03:25
7位山口 廉 (3)日本体育大学1:03:33
8位石井 一希 (4)順天堂大学1:03:33

優勝したのは62分16秒で山梨学院のキピエゴ、最初から先頭を走ってほどなく抜け出し、そのまま一度も後続に追いつかれることなく勝ち切りました。大会記録も4秒更新しましたし、圧巻の強さでした。ゴールしたと思ったら余計に1周走るというアクシデント?もありましたが、勝ち切りました。


2位に62分35秒で中央の湯浅、箱根では2年連続9区で快走している実力者ですが、関東インカレでも結果を残してきたのは大きいです。一時は梅崎に離されたものの、抜き返したのも強いです。3大駅伝優勝に向けて重要区間や長距離区間を走ることになりそう。キピエゴとも19秒差止まりでしたし、タイムも良かったです。


3位に62分41秒で東洋の梅崎、前回は2位に入っていますしこれで2大会連続で表彰台に上がることとなりました。奇しくもタイムも1年前の関東インカレと全く同タイム&自己ベストタイとなっています。勝負レースで外さない安定感があり、特に長い距離を安心して任せられますね。3大駅伝ではエース区間を担ってほしい。


4位に63分10秒で明治の杉、1~4位は本当に順当と言える選手たちが入ってきました。箱根では7区区間賞を獲得している実力者、ハーフに起用されたのは1部残留のためというのもあったでしょうが、ここで大きな5点を獲得しました。ただ、3位と29秒も離されてしまったのは本人としても悔しかったか。


5位に63分21秒で日体大の浦上が入ってきたのはハーフで最大のサプライズでした。確かに持ちタイムをグッと伸ばしてきている選手ですが、持ちタイムでトップ10に入っているわけでも3大駅伝・予選会も未エントリーですからね。いきなりハーフでチーム4番手&5位入賞を果たしたとなると、箱根予選でも大きな戦力となるのでは?楽しみな選手が出てきましたね。

6位に63分25秒で国士舘のカマウ、今回のメンバーだと表彰台には上がると思っていたのですが、今回はキピエゴとも1分以上の大差をつけられていますし、走りとしてはもう一歩だったかなあ。安定感はありますが、さらなる爆発力を身に着けてくれれば。


7位に63分33秒で日体大の山口が入り、ダブル入賞となりました。箱根上位校がいずれも達成出来なかったダブル入賞をするのが日体大になるとはこれまたビックリ。山口もまだ3大駅伝・予選会にエントリー経験は無いですからね。箱根予選では安定しているものの、箱根では苦戦が続くチームにおいてハーフでの快走は大きな自信となりそう。


8位に63分33秒で順大の石井、本来の強さを考えると上位入賞してもおかしくないですが、最近は勝負レースで苦戦することが多かったですからね。今回入賞出来たのは良かったですし、復活に向けて良いきっかけとなってくれれば。


9位に63分33秒で東洋の村上ということで同タイムでの7~9位が同タイムで入賞を逃す9位というのは非常に悔しい結果だったのでは…まだ全日本のみの出場で箱根は未経験ですが、長い距離での安定感は抜群ですし、今年度は大きな戦力となってくれそう。


早稲田が入賞出来ずはちょっと残念ですが、菅野が11位に入っていますし、東海も12位に越、14位に入田というのはまずまずかなあ。東海は徐々に復活の兆しが見えてきたように思えます。竹割が途中棄権となってしまったのは残念ですが。。。

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