第102回関東インカレ(2023) 1部1500m ~日体大の高村が優勝~

今日は初日、2日目に行われた1部1500mについて振り返っていきます。公式結果はこのようになっております。入賞した8人は以下の通り、入賞した選手を中心に振り返ります。1部の予選は2組×5人が順位での通過、2組合計で6位以下でタイムの良い2人が通過で合計12人が決勝に進めます。1500mは1部の方がハイレベルで決勝に進出するのも容易ではなく、1500mでの実績豊富な早稲田の間瀬田、復活を果たした東海の兵藤や同じく東海の松本といった実力者も予選落ちとなっています。

順位氏名大学記録
1位高村 比呂飛 (3)日本体育大学3:47.85
2位後田 築 (1)順天堂大学3:48.73
3位奥山 輝 (4)東洋大学3:49.04
4位大野 聖登 (1)順天堂大学3:49.20
5位田中 純 (1)東洋大学3:49.32
6位髙田 尚暉 (3)山梨学院大学3:49.53
7位栁本 匡哉 (4)早稲田大学3:49.68
8位中野 倫希 (3)中央大学3:49.77

優勝を果たしたのは3分47秒で日体大の高村、前回も2位に入っており学生個人でも優勝を果たしていて優勝候補筆頭と言われていましたが、予選1組をトップ通過すると、決勝でも危なげない走りで後続を寄せ付けずに優勝を果たしました。前評判通りに勝つというのは容易では無いですし、高村の強さを改めて見せつけました。1500mで大学記録の更新も狙うということでこちらも楽しみです。


2位に3分48秒で順大の後田、高校時代から800mで日本選手権に出場するなど活躍を見せている中距離選手ですが、1500mでもスピードがあるところを見せました。予選も2組トップ通過を果たしていますし、予選トップが1,2位を占めることに。今後はどれだけ距離を伸ばすのかは分かりませんが、中距離でも引き続き活躍してくれることでしょう。


3位に3分49秒で東洋の奥山、予選を2組4位で通過すると決勝でも熾烈な表彰台争いを制して3位に入りました。駅伝でも出雲、全日本を走っている選手ですが、短い距離での強さを見せてくれました。5000mでも13分51秒のスピードがあります。ハーフもすでに63分台を有しており、箱根では6区希望ということで、駅伝でも楽しみな選手です。


4位に3分49秒で順大の大野が入り、後田とともに上位入賞を果たすこととなりました。800m、1500mのインターハイ王者ですが、予選を2組3位で通過すると、大学でも早速存在感を見せました。ルーキーが揃って2,4位は強いです。大野もすでに10kmの距離に対応していますが、中距離でも結果を残していってくれれば。

5位に3分49秒で東洋のルーキー田中、2組5位で予選通過すると、3位の奥山とともに東洋もダブル入賞となりました。トップ5のうち3人がルーキーということでルーキーの活躍も目立ちました。入学してすぐに1500mで好走していましたが、その強さは勝負レースでも健在ですね。将来のエース候補の1人ですし、3大駅伝でも活躍を期待。


6位に3分49秒で山梨学院の高田、箱根では6区10位で走っている主力の1人、1500mの印象はそこまで無かったのですが、予選1組を2位通過してしっかりと入賞してくる勝負強さはさすがです。1500m~ハーフまで結果を残しているのは強いですね。


7位に3分49秒で早稲田の柳本、予選を1組4位、決勝に進出したのは1人だけとなった中で先輩が意地の走りを見せてくれました。高校時代から1500mで活躍している選手ですし、スピードは抜群です。箱根でも6区を走っており、長い距離にも対応はしていますし、出雲でも見てみたい選手です。


8位に3分49秒で中央の中野倫、最後の入賞を勝ち取りました。前回は決勝進出したものの12位と最下位でしたが、今回は予選2組を2位通過すると、見事にポイントを獲得しています。今後のさらなる活躍に繋げてくれれば。


東洋が唯一3人揃って決勝進出となりましたが、石川は9位で一歩入賞には届かず、2人出場した中央は山田が10位、明治は馬場が11位、乙守が12位と揃って苦しい走りとなってしまいました。

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