國學院大學 新年度(2023年度)戦力分析
続いては國學院大學について、新年度の戦力を見ていきます。公式HPも新年度に更新され、新入生もすでに写真付きで載っています。データベース登録されている人数は4年:4人、3年:11人、2年:6人、1年:1人となっております。戦力としては、3年>2年>4年>1年という感じかなあ。3年生に最も主力が揃っている一方、2年生の台頭が著しく、1,4年にもエース格がいるのが頼もしいです。
名前 | 学年 | 5千ベスト | 1万ベスト | ハーフ換算 |
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伊地知 賢造 | 4年 | 14:09.88 | 28:29.95 | 01:02:22 |
瀬尾 秀介 | 4年 | 14:14.85 | 29:13.54 | 01:03:10 |
鈴木 景仁 | 4年 | 14:05.49 | 29:22.10 | 01:04:43 |
松下 裕介 | 4年 | 14:15.57 | 29:26.30 | 01:03:25 |
平林 清澄 | 3年 | 13:55.30 | 28:12.16 | 01:01:50 |
山本 歩夢 | 3年 | 13:46.92 | 28:41.59 | 01:00:43 |
鶴 元太 | 3年 | 14:19.07 | 29:07.53 | 01:02:15 |
木村 文哉 | 3年 | 14:23.91 | 29:17.84 | 01:03:04 |
沼井 優斗 | 3年 | 14:12.23 | 29:19.33 | 01:04:21 |
三潟 憲人 | 3年 | 13:59.33 | 29:20.81 | 01:05:07 |
板垣 俊佑 | 3年 | 14:19.17 | 29:21.44 | |
原 秀寿 | 3年 | 14:00.02 | 29:26.05 | |
青木 洸生 | 3年 | 14:15.72 | 29:32.99 | 01:04:43 |
中川 雄太 | 3年 | 14:04.93 | 29:34.08 | |
佐藤 快成 | 3年 | 14:23.03 | 30:35.34 | 01:03:12 |
嘉数 純平 | 2年 | 14:08.61 | 28:58.44 | 01:02:18 |
高山 豪起 | 2年 | 14:16.52 | 29:39.01 | 01:01:42 |
上原 琉翔 | 2年 | 13:56.84 | 29:48.67 | 01:03:22 |
青木 瑠郁 | 2年 | 13:48.61 | 29:52.40 | 01:02:02 |
吉浦 悠 | 2年 | 14:09.45 | 30:12.82 | |
森田 隼也 | 2年 | 14:09.01 | 30:21.40 | |
後村 光星 | 1年 | 14:07.41 | 29:57.42 | |
田中 愛睦 | 1年 | 14:03.93 |
4年生において3大駅伝経験者は1人しかいないんですよね。伊地知は8度の3大駅伝全てに出場、2年の全日本以降は主要区間を担って結果を残し続けてくるエースです。特に出雲6区、全日本8区は3度出場して全て区間2位以内という長距離区間で素晴らしい結果を残しています。伊地知をアンカーに残せるのは國學院の大きな武器です。
伊地知が抜けているのは事実ですが、他にも楽しみな選手はいるんですよね。瀬尾はハーフで63分10秒を持ち、焼津ハーフでも4位入賞を果たしています。2年連続で箱根エントリーされ、最初で最後の箱根出場が待たれる選手。松下もハーフで63分25秒を持ち、3年の全日本でメンバー入り。ハーフで63分32秒を持つ西山もいますし、鈴木は5000mで14分5秒とこの学年トップのタイムを持ち、関東インカレ1500mで4位入賞するなど中距離で活躍を見せています。2,3年生が強いですが3大駅伝で伊地知以外の4年生が走る姿も見てみたいです。
チームのエースは平林、3大駅伝全てで1年の出雲から主要区間を担い続け、全日本では2年連続7区で区間4位以内、箱根でも2年時は2区7位で走っていますしエース区間を走るのはもう平林という印象です。1万で28分12秒、ハーフで61分50秒で学生ハーフで優勝するなどタイムも勝負レースの実績も豊富、今年度は優勝候補のエースに負けない走りが期待されます。
続くのは山本、ハーフでは60分43秒とチームトップ、箱根では2年連続3区でいずれも区間5位で走るなど往路の主要区間を上位で走れる実力者です。長い距離だけではなく、5千で13分46秒を持つなどスピードも抜群な頼もしい選手です。3番手は悩ましいところですが…箱根では佐藤が10区4位と快走、ロードでの強さを見せました。他にも1年時に箱根6区を走った原、1年時に全日本5区を走った沼井らがいます。
3大駅伝経験者以外で最も期待しているのは鶴、関東インカレハーフで8位入賞、全日本、箱根では2年連続のエントリーでハーフでも62分15秒を持っています。今年度こそ3大駅伝デビューしてほしい選手です。他にもハーフで63分4秒を持つ木村、5千で13分59秒を持つ三潟、高校時代の実績が豊富で復活が期待される中川など粒揃い。チームの命運を握る学年となっています。
青木が5千で13分48秒をマークすると、出雲1区7位と上々の走り、全日本で5区区間賞と素晴らしい走りを見せました。箱根は1区12位ともう一歩だったかもしれませんが、その後ハーフで62分2秒をマークしています。青木がエース級の活躍を見せられるかは非常に大事になってきます。同じくエース級として期待されるのが上原、なかなか記録会に出場する機会は無かったですが、3大駅伝デビューとなった箱根で7区6位と好結果を残しました。
ハーフで二人を上回ったのが高山、61分42秒をマークしています。セカンドベストも62分27秒とハイレベル、箱根では8区13位ともう一歩でしたが長い距離の強さは十分証明していますし、復路ならば区間5位以内では走って欲しい選手かなあ。この3人が3大駅伝経験者ですが、同じく評価が高いのが嘉数、1万で28分58秒、ハーフで62分18秒を既にマークしています。3大駅伝は全てエントリー止まりでしたが今年度は全てに出場してもおかしくないですよね。他にも5千で14分1桁を持つ吉浦、森田らもいますし、3年生と同様に楽しみな選手がズラッと揃っています。
14分3秒のベストを持つ田中が持ちタイムで早速トップ10入り、都大路でも区間2位に15秒差をつけて7区区間賞を獲得しています。1年目から3大駅伝で活躍も期待されます。都大路での実績では後村がトップかな。エース区間の1区で9位と一桁順位で走っています。大学でも早速5千で14分7秒のベストをマークし、トップ10に入ってきました。この2人がまず即戦力候補として名前が挙がってくるかなあ。
高校ベストでは5千で13分台はおらず、14分1桁も1人ですが、14分10秒台となると野中、武田、森、辻原、吉田とズラッと揃います。吉田は都大路で7区4位で走っている選手、森はすでに1万で30分2秒をマークしています。3年生ほどのインパクトは無いかもしれませんが、野中、辻原、吉田が早速ベストを更新するなど、力のある選手がズラッと揃っているんですよね。今年度、そして特に来年度が本当に勝負の年になる國學院において、どれだけ戦力となってくれるのか楽しみです。