2023年度 新年度持ちタイム(5000m) ~その3~

5000mのタイムにおいて、2023年3月31日(昨年度最終版)、2023年4月1日(今年度開始)における順位・持ちタイムを見ていきます。最後は4月1日時点での持ちタイムが1~7位の7大学についてです。 前年度のトップ7がそのまま今年度もトップ7となっています。箱根でシード落ちとなった大学も2校いますね。5千のタイムはスカウトが良いかどうか、タイムを積極的に狙うかによって大きく左右されますからね。

大学名順位2023/3/31順位2023/4/1
駒澤大学1位13:36.651位13:40.98
中央大学4位13:46.542位13:47.30
青山学院大学2位13:43.033位13:48.19
東海大学6位13:48.924位13:49.50
東京国際大学3位13:46.085位13:50.54
順天堂大学7位13:49.966位13:51.01
早稲田大学5位13:47.827位13:51.33
1位:駒澤大学

前年度に続いて1位となったのが駒澤大学、3部門全てで3/31時点も4/1時点でもトップとなっています。4秒ダウンして13分40秒となっています。13分22秒を持つ田澤らが抜けた影響はやはり大きいのですが…元々のタイムが抜けていたこともあって、まだ2位に7秒もの差をつけています。13分22秒を持つ圭汰を筆頭に20秒台が2人、30秒台が3人、40秒台も2人おり10番手で13分56秒となっています。トップ10の選手がタイムを伸ばすのは容易では無いでしょうが、箱根5区の山川、6区の伊藤らがまだトップ10圏外となっており、割ってくる力はありますね。ただ、ここから大幅にチームとして伸ばすのは非常に難易度が高いです。

2位:中央大学

前年度の4位から2つ順位を上げて2位となったのが中央大学、1万に続いて5千でも2位に位置しています。わずか1秒しかダウンしておらず、13分47秒となっています。トップ10で抜けたのは千守のみ、その一方で新入生の柴田が早速トップ10に入っていますからね。13分25秒を持つ大和を筆頭に13分台がズラッと揃い、10番手でも13分57秒となっています。トップ10では阿部がまだ13分55秒で伸ばせそう、湯浅もトップ10圏外となっています。中央も13分台のベストを出す選手が何人も出てきてもおかしくないですが、ここから一気にタイムを縮めるのは大変ですね。

3位:青山学院大学

前年度の3位から1つ順位を下げて2位となったのが青山学院大学、3部門全てで4/1時点では3位となっています。5秒タイムはダウンしています。近藤、目片、岸本らトップ3を含め13分30秒台、40秒台の選手がズラッと抜けていますからダウン幅が大きいのは当然なのですが…今年度も13分41秒を持つ若林を筆頭に13分40秒台が7人、10番手でも13分53秒となっています。13分台ランナーだけで箱根エントリー16人を揃えることがすでに可能ですからね。トップ10圏外ではエースの太田や箱根を走った田中らがいます。青学がグッとタイムを伸ばすには、すでに13分40秒台の選手が揃っているだけに、最低でも13分30秒台をマークするような選手が出てこないと厳しいですね。

4位:東海大学

前年度の6位から2つ上げて4位となったのが東海大学、1秒のダウンに留まっています。東海は1万も4位で5千、1万はトップ4が全て一緒です。トップ3が箱根でトップ3ということを考えても…東海も3大駅伝で結果を残していきたいところ。竹村らが抜けましたが5千で13分台の選手はあまり多くは無かったですし…13分54秒を持つ南坂が早速トップ10に入っています。


13分29秒を持つ石原を筆頭に13分台はすでに10人おり、10番手で13分57秒となっています。ある程度実力者がタイムを有しているのでここから伸ばすのは大変かなあ。それでも神薗や水野、竹割など3大駅伝経験者は13分台は出せるでしょうし、ここからどれだけ伸ばせるかにも注目ですが…むしろ持ちタイムの良い主力の復調の方が大事になってくるかも。

5位:東京国際大学

前年度の3位から2つ下げて5位となったのが東京国際大学、4秒ダウンしています。ヴィンセント、丹所、山谷らが主力が抜けた影響は1万同様に非常に大きいですが…新留学生のエティーリはすでに13分15秒とヴィンセントと変わらないタイムを有していますからね。恐ろしすぎます。13分台は8人おり、10番手でも14分2秒となっています。トップ10圏外には倉掛、木村、林、生田、川端、吉住ら3大駅伝経験者も多いですね。全体的にタイムは伸ばせそうですが…東国大も持ちタイムの良い主力の復調や復帰というのが待たれるところです。

6位:順天堂大学

前年度の7位から1つ上げて6位となったのが順天堂大学、2秒ダウンとなっています。野村、伊豫田、四釜、平らが抜けた影響は当然大きいのですが…1万やハーフにくらべると明らかにダウンは少ないんですよね。1番の理由は新入生、13分22秒を持つ吉岡がいきなりチームトップとなっていますし、13分56秒を持つ大野も6番手に入ったことでダウン幅が大きく抑えられています。13分台は7人、10番手でも14分3秒となっています。すでに持ちタイムがハイレベルでここからタイムを伸ばすのは大変そう、まだ14分台の浅井や藤原、油谷といった3大駅伝経験者に期待かなあ。吉岡、大野以外の新入生も楽しみです。

7位:早稲田大学

前年度の5位から2つ下げて7位となったのが早稲田大学、4秒ダウンしています。小指、井川、鈴木と3人が抜けた影響はやはり大きいです。13分35秒を持つ山口を筆頭に13分台がすでに10人揃っており10番手は13分59秒となっています。トップ10に実力者が順当に揃っていて、トップ10圏外で割って入るのは大変そうかと思っていましたが…早速6大学対抗で石塚、山崎、工藤と13分台ランナーがさらにタイムを伸ばしてきました。やはりスピードのある主力がどれだけタイムを伸ばせるかということに今年度もなってきそうかなあ。

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