金栗記念・世田谷記録会(2023/04/08)レース結果 ~駒澤の篠原が27分43秒で歴代4位~

昨日、金栗記念と世田谷記録会日体大記録会が本日行われましたので、自己ベストを出し選手を中心に大学ごとに振り返ります。金栗記念結果世田谷記録会結果(PDF)と公式結果も載っています。どちらの大会でも好タイムでの自己ベストが出るなど盛り上がりましたね。いよいよトラックシーズンも本格的に始まり、どんな記録が出るのか楽しみです♬

駒澤大学

最も収穫が多かったのは駒澤でしょう。金栗記念では篠原が27分43秒と日本人学生歴代4位の好タイムをマーク、箱根後は大学トップクラスの結果を残しています。チームのエースと呼んで良い存在で心配なのは怪我だけですね。圭汰は5千で13分30秒のセカンドベスト、レース展開も走る位置も難しかった中ではまずまずかなあ。


世田谷記録会では3000mで太陽が8分4秒で組トップ、帰山が8分10秒とまずまずの走り、特に太陽は学生ハーフの途中棄権の影響は無さそうで一安心。そして5千では唐澤が13分50秒で組トップと復活の走り、2022年の箱根以来のレースでした。唐澤の復活は2年連続の3冠を目指すチームにおいて最高の戦力となりそう。花尾も13分56秒で組2位と出場した選手全員が好走を見せました。

中央大学

金栗記念5000mでは大和が13分46秒ももう一歩、ロードでは無類の強さを2年の箱根以降見せていますが、トラックは1年時に比べてやや苦戦気味の印象かなあ。山平が14分28秒、ルーキーの柴田が14分44秒といずれも苦しい走りとなりました。


世田谷記録会では吉中が3000mで8分9秒、5000mでも14分16秒の組トップと最も良い走りを見せていました。3大駅伝出場の可能性はかなり高そう。5千では湯浅が14分12秒、伊東夢が14分13秒、1万では伊東大が29分39秒ということで自己ベストは出なかったですが、比較的安定した走りを見せています。

國學院大學

世田谷記録会では後村が14分7秒、野中が14分10秒、辻原14分13秒、吉田が14分17秒とルーキーが揃って自己ベストを更新しています。決してコンディションが良かったわけでは無いですし、持ちタイム以上の力があると言われていた國學院のルーキーですが、早速その片鱗を見せています。他には三潟が14分5秒、嘉数が14分19秒といずれもセカンドベストで走っています。

順天堂大学

金栗記念ではNo.1ルーキーである吉岡が出場するも13分56秒とほろ苦い走りに…これが実力で無いことは良く分かっていますし、今後の活躍に期待。村尾が14分8秒とまずまずの走りも石井が14分44秒だったのはちょっと心配です。前回の箱根で苦戦して以降、苦しいレースが多い印象なので…

早稲田大学

金栗記念で山口が13分34秒とベストを1秒更新してきました。ハイレベルな高校ベストを2年の4月で上回ってきたのが良いですね。エースの1人として活躍してくれそう。伊藤も13分36秒のセカンドベストと箱根以降はずっとハイレベルな結果を残していますね。かなりレースに出場しているので、故障には気をつけて欲しいところ。早稲田はチームとしても好調を維持し続けており、今年度が非常に楽しみなチームです。

城西大学

キムタイが13分26秒の好タイムでベストを5秒更新、箱根は苦戦しましたがやはり走力は抜群です。日本人エースとして期待される斎藤は13分51秒でベストを2秒更新、持ちタイムも2人でトップ2となっておりこの2年生コンビの存在は城西の大きな武器ですね。

東洋大学

金栗記念では1万に石田が出場しましたが、30分3秒という結果に。学生ハーフでは状態を戻してきたのかなと思ったのですが、久しぶりのトラックでは苦しい走りになってしまいました。復活を期待しているのですが、かなり不安な結果に。。。田中が5000mに出場して14分15秒と環境が変わったばかりのルーキーであることを考えると、まずまずかなあ。

東京国際大学

金栗記念5000mに新留学生が出場、ベットが13分24秒、エティーリが13分25秒と揃って好タイムをマークしました。展開に恵まれたわけでもないですし、ラストの強さも含めて圧倒的ですね。二人ともヴィンセント級の強さなのでは。3大駅伝はどちらか一人しか出れないのがもったいなさ過ぎます。日本人エースの白井は13分59秒と13分台ではまとめてきましたが、もう一歩かな。

明治大学

大きな収穫があったのが明治、エースの森下が28分24秒とベストを99秒も更新する走りでチーム2番手に。元のタイムが走力に見合っていなかっただけですが、連戦でこの走りは力がありますね。チームを牽引していってくれれば。杉も28分28秒でベストを11秒更新してチーム3番手、児玉も含めた3本柱が持ちタイムでトップ3を占めました。


他にも溝上が29分17秒でベストを14秒更新してチーム9番手に。先週の5千ベストに続いて好調です。橋本が29分31秒のベスト、期待のルーキー綾も29分33秒で初の1万をまとめ、上々のデビューを飾りました。室田も29分47秒でベストを46秒更新しています。

山梨学院大学

金栗記念ではムトゥクが13分24秒を叩き出してベストを10秒更新、今後の大活躍を期待させる走りでした。世田谷記録会では村上が14分7秒でベストを6秒更新、高木も14分14秒でベストを6秒更新しています。ベストとはならなかったものの、北村が14分28秒、品田が14分29秒でまとめています。高田が14分55秒、新本が15分45秒と山コンビは今回は奮わず…

東海大学

金栗記念でエースの石原が13分37秒、サードベストかなあ。同組の日本人大学生に負けたという点ではもう一歩かもしれませんが、決して悪くはない走りですよね。走りでチームを牽引していってくれれば。

日本体育大学

金栗記念、5000mでは漆畑が14分1秒とまずまずの走り、エースの一人として期待されます。1万では山崎が28分23秒をマークしてベストを15秒も更新、チームトップだったタイムをさらに短縮しています。今年度のエースを1人選ぶのであれば山崎と思える活躍を続けていますね。

立教大学

金栗記念5000mでは山本が13分59秒で組2位と上々の走り、先週も5千でベストを更新していますし、安定しています。エースの関口は14分23秒で今回はもう一歩という走りでした。

専修大学

世田谷記録会では、山城、和田が14分27秒のベスト、野下が14分29秒でベスト、藁科が14分30秒でベストと14分30秒付近でベストを更新した選手が多かったですね。福田が14分29秒、手塚が14分33秒、具志堅が14分35秒で走っており、こちらもまずまずかなあ。1万ではルーキーの大西が30分39秒で初の1万を走っています。

神奈川大学

世田谷記録会の5000mでは宮本が14分14秒とまずまずの走り、尾方が14分21秒、宇津野が14分24秒、高橋が14分26秒と主力が同組で走っています。金栗記念では中原が14分7秒、巻田が14分16秒で走っていますね。タイムとしては全体的にもう一歩ですが、この時期に主力がしっかりと走れているのは良かったかなあ。

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