2023年度 新年度持ちタイム(5000m) ~その2~
5000mのタイムにおいて、2023年3月31日(昨年度最終版)、2023年4月1日(今年度開始)における順位・持ちタイムを見ていきます。続いては4月1日時点での持ちタイムが8~15位の8大学についてです。 4/1時点で平均13分台のチームがすでに12校もいることに…年々ハイレベルになっていきますよね。
大学名 | 順位 | 2023/3/31 | 順位 | 2023/4/1 |
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東洋大学 | 8位 | 13:50.12 | 8位 | 13:51.39 |
明治大学 | 9位 | 13:50.71 | 9位 | 13:55.80 |
城西大学 | 14位 | 13:57.51 | 10位 | 13:58.19 |
國學院大學 | 10位 | 13:54.61 | 11位 | 13:59.00 |
神奈川大学 | 16位 | 13:58.78 | 12位 | 13:59.56 |
大東文化大学 | 11位 | 13:55.34 | 13位 | 14:00.71 |
創価大学 | 13位 | 13:57.15 | 14位 | 14:02.69 |
立教大学 | 19位 | 14:03.38 | 15位 | 14:03.38 |
前年度と同じ8位だったのが東洋大学、わずか1秒のダウンに留まっています。及川、児玉ら13分台ランナーが抜けましたが、卒業生は比較的5千のタイムを持っていない主力が多かったですからね。13分34秒の石田を筆頭にすでに13分台は11人おり、10番手でも13分56秒となっています。さらに、新入生の田中が13分51秒とチーム5番手のタイムを持っていたこともあって、ダウン幅が小さいです。トップ10圏外ではエース格の梅崎、3大駅伝5度出場の佐藤に吉田、村上といった3大駅伝経験者もいますが…13分台がすでに揃っていることを考えると、さらにタイムを伸ばすには13分30秒台、40秒台をマークするような主力級の走りが求められそうです。
前年度と同じ9位だったのが明治大学、5秒もダウンしているのですが10位以降とは大きく差があったこともあって順位は変わらずでした。富田、漆畑、小澤ら持ちタイムトップ3をはじめ多くの13分台ランナーが抜けたのですが、順位が一緒なのは意外でした。13分47秒の児玉に続き、13分51秒の綾、13分54秒の大湊と新入生が2,3番手となっています。13分台は9人おり、10番手でも14分2秒ですからやはりハイレベルです。トップ10圏外ではエース格の杉、箱根5区を走った吉川響らもおり、6大学対抗でタイムを伸ばしたエースの森下をはじめ、タイムを伸ばせそうな選手は何人もいますね。
前年度の14位から4つも順位を上げて10位となったのが城西大学、1秒ダウンに留まっています。木村らが抜けましたが、14分3秒を持つ新入生の柴田が早速8番手に入ってきたこともあって、ほぼダウンは無いですね。13分31秒を持つキムタイをはじめ13分台が5人いて10番手で14分11秒となっています。エースの山本唯はまだ13分54秒でタイムをグッと伸ばせるでしょうし、箱根で好走した平林もトップ10圏外です。2番手が13分53秒であることを考えても、トップ10の選手もタイムをまだまだ伸ばせそうですね。
前年度の10位から1つ順位を下げて11位となったのが國學院大學、5秒ダウンしています。トップだった中西大や島崎が抜けた影響がやはり大きいですね。13分46秒を持つ山本を筆頭に13分台が5人、10番手が14分8秒ということでハーフに比べると5千や1万が本当に目立たないんですよね。エースの伊地知を筆頭に高山、佐藤という箱根出場者、ハーフで実績豊富な鶴らががトップ10圏外です。狙えばタイムは大幅に更新出来そうですが、トラックは5千よりも1万の方が出場しそうな気も…
前年度の16位から4つ順位を上げて12位となったのが神奈川大学、1秒ダウンに留まっていて順位を大きく上げています。島崎、山崎といった13分台ランナーが抜けているのですが、13分56秒を持つ滝本、14分4秒の新妻と2人が早速トップ10に入っていることもあり、ダウンは小さいです。13分46秒の中原を筆頭に13分台が5人、10番手でも14分9秒となっています。宮本、小林政、尾方、大泉、佐々木ら実力者が揃って14分台ですし、13分台は狙うチャンスがあれば一気に更新してきそう。
前年度の11位から2つ順位を上げて13位となったのが大東文化大学、5秒ダウンしています。大野、倉田、木山ら13分台が抜けましたのでその影響はやはり大きいです。13分31秒のワンジルが抜けていて13分台は4人、10番手は14分15秒となっています。トップ10圏外だと、箱根9区を走った大谷がいますが、比較的5千は主力がタイムを持っている印象。2番手が13分52秒なので主力もまだまだタイムは伸ばせそうではありますが、どこまで狙ってくるかかなあ。
前年度の13位から1つ下げて14位となったのが創価大学、5秒ダウンしています。ムルワ、嶋津、新家、横山らが揃って抜けたことで下落幅は大きいです。1万に比べて創価は5千のタイムを持っていない選手が多いんですよね。13分32秒を持つカミナ以外に13分台は石丸のみ、10番手は14分8秒となっています。14分台である桑田、吉田響、山森、小暮、吉田凌らはいずれも1万は28分台ですし、タイムを狙えば13分台が出せるであろう選手が何人もいます。5千はあまり重視していないので、そこまでタイムを伸ばしてこないかも。
前年度の19位から4つ上げて15位となったのが立教大学、ダウンはやはりありません。トップ10にいた4年生はいないので当然ではあるのですが、逆に言えばアップも無いんですよね。13分台は林、山本、関口の3人、10番手で14分12秒となっており、新入生が割って入ることはありませんでした。ただ、立教は5千のタイムは特にどんどん更新する選手が多いですし、入学後の成長に期待かな。エース格の中山は10番手、主力の安藤はトップ10圏外ですし、4学年全てが本格的にスカウトしたメンバーとなった中でどれだけタイムを伸ばせるかが大事になってきますね。