2023年度 新年度持ちタイム(ハーフ) ~その2~

ハーフの上位10人の平均タイムにおいて、2023年3月31日(昨年度最終版)、2023年4月1日(今年度開始)における順位・持ちタイムを見ていきます。続いては4月1日時点での持ちタイムが8~15位の8大学についてです。 16~23位と同うようにこちらも8校は変わっていません。となると上位7校も同じなわけで…4年生への依存度は大学によって大きく異なるのですが、結果として上位、中位、下位の大学は変わっていないことに。中位には箱根予選落ちとなった神奈川、中央学院の2校がいるのも特徴です。戦力的にはやはり予選落ちする大学では無かったですよね…

大学名順位2023/3/31順位2023/4/1
帝京大学11位1:03:01.68位1:03:18.2
神奈川大学12位1:03:03.19位1:03:20.2
城西大学13位1:03:06.710位1:03:20.3
中央学院大学14位1:03:07.011位1:03:20.4
早稲田大学9位1:03:00.812位1:03:20.7
法政大学10位1:03:01.313位1:03:30.0
明治大学8位1:02:59.814位1:03:36.2
山梨学院大学15位1:03:11.415位1:03:43.0
8位:帝京大学

前年度の11位から3つ順位を上げて8位となったのが帝京大学、タイムは17秒ダウンとなっており他大学と比べると少ないです。北野、山田、吉岡、新井とトップ10のうち4人が抜けるので影響は決して小さくないのですが…トップ10圏外でも63分台や64分前半の選手が多いんですよね。昨年度の10番手が63分34秒、今年度の10番手が64分3秒ということで、選手層が厚くなってきました。エース候補は新入生にもいますし、エース力と選手層を兼ね備えたチームになれる可能性も…

9位:神奈川大学

前年度の12位から3つ順位を上げて9位となったのが神奈川大学、タイムはこちらも17秒ダウンと小さいです。有村、鈴木、古市らがトップ10で抜けますがエースの山崎はトップ10圏外でしたし、新4年生がチームの中心ですからね。現時点ではトップ8のうち7人が4年生となっています。62分台が3人、63分台も5人いて持ちタイムを見ても実績を見ても選手は揃っていますし、3年生以下に割って入ってきてほしいところですが少なくとも今年度の箱根予選では戦力的には問題無いはず…あとはしっかりと合わせられれば。

10位:城西大学

前年度の13位から3つ順位を上げて10位となったのが城西大学、14秒のダウンとかなり少ないですね。トップ10からは藤井、松尾、小島拓らが抜けますが、箱根出場メンバーはいずれも3年生以下だったわけですから、当然戦力ダウンは他の大学と比べても少ないです。61分34秒を持つ山本唯を筆頭に持ちタイム上位にズラッと主力が揃う一方で大沼、桜井といった箱根出場メンバーでトップ10圏外の選手はいますからね。まだまだタイムも伸ばせそうですし、やはり今年度の城西は楽しみです。

11位:中央学院大学

前年度の14位から3つ順位を上げて11位となったのが中央学院大学、8~11位はいずれも3つ順位を上げたことになります。13秒のダウンに留まっていますから、タイム上は戦力ダウンが小さい大学ということになります。トップ10では小島、吉本、川田らが抜けますし、4年生が抜ける影響はむしろ大きいのですが60分31秒と日本学生歴代2位を叩き出した吉田を筆頭にタイムを伸ばしている選手が多いですからね。今年度も10番手で64分29秒となっています。正直持ちタイムは箱根予選落ちするレベルでは無いですから…あとは箱根予選など勝負レースで力を発揮出来るかですね。

12位:早稲田大学

前年度の9位から3つ順位を下げて12位となったのが早稲田大学、ダウンは20秒とそれほど大きくは無いです。そもそも、9~12位はいずれもハーフタイムが63分20秒でわずか0.5秒の中にひしめき合っていますからね。井川、鈴木の2人が抜けることによるダウンとなっています。61分50秒の伊藤、62分0秒の菖蒲が抜けていますが、63分台も4人しかいませんからね。ただ、64分台以降に石塚、間瀬田、北村ら箱根出場者が何人もいますし、走力にあった持ちタイムを持っていないことが大きいかなあ。今年度は箱根予選も無いですし、上尾ハーフあたりに主力が揃って出場などが無いとなかなかタイムは上がらなそう。

13位:法政大学

前年度の10位から3つ順位を下げて13位となったのが法政大学、前年度から29秒ダウンしています。箱根シード校の中で最もハーフのタイムが悪いのが法政ということになります。トップ10のうち内田、松本、川上、河田、徳永と5人が抜けますし、トップ10圏外でも中園、扇ら箱根で結果を残した選手が抜けるので戦力ダウンは非常に大きな大学の1校です。箱根区間賞の宗像が9番手などタイムを伸ばせるであろう選手はいますが、トップ10圏外で3大駅伝経験者はいませんし、戦力の底上げはやはり大事になってきます。

14位:明治大学

前年度の8位から6つ順位を下げて14位となったのが明治大学、最も順位を下げたのがこの明治大学です。タイムも62分台から37秒下がって63分36秒となっています。富田、小澤、加藤、櫛田とトップ5のうち4人が抜けることになりますから、一気にタイムは下がってしまいますよね。62分台が5人⇒児玉1人となっています。それでも63分台は6人いますし、10番手でも64分15秒で留まっています。それでも選手層が一気に薄くなってしまったのは事実、期待の新入生を含めた新戦力の台頭に期待したいところ。

15位:山梨学院大学

前年度の15位から変わらずで15位だったのが山梨学院大学、今回記載した8校で唯一前年度と順位が変わりませんでした。タイムは32秒ダウンということで比較的大きいです。ムルアの抜ける穴はムトゥクが埋めてくれるでしょうが、橘田、木山、岩谷、篠原らがトップ10で抜けますし、トップ10圏外でも箱根を複数回経験している伊東、石部が抜けますからねね。ハーフタイム以上に戦力ダウンは大きいかも…9番手では64分6秒ですが続く10番手が65分5秒と1分近く差が空くことに。これも選手層が薄くなったこと示すものかなあ。新入生は楽しみな選手が複数いますし、なかなか戦力になれていない2年生も含めて下級生の走りが大事になってきそう。

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