城西大学 来年度の箱根駅伝(2024年)に向けて

経験

続いては箱根で9位だった城西大学について見ていきます。今年度の箱根結果はこのようになっています。箱根シード校における城西の大きなアドバンテージは今年度の箱根出場者が全員来年度も残るということです。極論を言えば今年度と全く同じ区間配置で来年度臨むことも出来るわけですからね。経験という点ではシード校で最も高いということになります。他には1年時に全日本を走っている山本樹、箱根を走っている新井も含めて3大駅伝経験者は12人となります。


往路を走った選手はいずれも力がある選手ばかりですし、復路を走った平林、山中は往路を走ってもおかしくないですからね。5区区間記録保持者の山本唯もいますし、1年生が5人も走った経験というのも大きいです。1⇒2年というのは大きく成長する選手も多いですし、来年度の心配というのは現時点では全くありません。もう見るべきはひたすらに上ということになるでしょう。

新戦力

さらに上を目指すためには、新戦力の台頭も必須です。気になるのは1,2年時活躍をしていた3年生ですね…先述の新井、山本樹以外にも中田、小島、堀越、成田ら予選経験者が何人もいるのですが、3年時が一番良かった選手というのは一人もいないんですよね。。。本来は1年生ではなく3年生がチームの中心となるはずだった学年ですし、最上級生で再び復活する選手、新たに台頭してくる選手には期待したいところ。


2年生は平林、林の2人が抜けていますが、久保出、片渕という箱根予選経験者もいますし、前後の学年に強い選手が揃いますが、存在感を増していきたいところ。久保出は学生ハーフでもチームトップで走っているのも今後が楽しみです。1年生は箱根に出場した5人が当然中心になりますが、持ちタイムでは岩田や古橋がすでに割って入ってきていますし、ハーフでは浅井が結果を残しています。2年生となってさらに戦力となる選手が増えてくれれば。


新入生は14分3秒を持つ柴田が持ちタイムでトップ10に入り、河野温、中島、小田らが持ちタイム上位ですが、やはり素晴らしいスカウトだった今年度に比べると戦力的に劣るのは否めず…こうしてみてみると、経験という点ではシード校トップクラスですが、3大駅伝経験者以外はなかなか今年度結果を残せなかったり、今後に期待ということで来年度の課題となりそう。

展望

前年度箱根予選落ちからの予選3位通過、箱根で9位シード獲得と一気に復活を遂げましたが、今年度は正直上手くいった部分があるのもまた事実、来年度も同じように結果を残せるとは限らないですからね。一番の注目は5区かなあ。山本唯は2区を希望しているという話もあり、5区を斎藤に任せるという選択肢もありですが、最も差がつく5区で区間記録保持者を平地に起用するのは正直もったいなさ過ぎますからね。


斎藤かキムタイが2区を安心して任せられるようになって欲しいところかなあ。今年度の箱根では4区まで粘っていたとはいえ、全て二桁順位でしたからね。さらに上位を狙うのであれば往路で1桁で走れる選手がもっと出てくる必要があります。さらに往路メンバーの争いが激しくなってくれば、チーム力も上がってきそう。


今回の6区は区間15位ともう一歩だったこともあって、6区対策も大事になってくるか。大沼が走りましたが往路が何も心配いらないのであれば、1年時に6区を走っている野村を起用することも出来ますし、そうなれば山でのアドバンテージはさらに大きくなりそう。今回箱根を走った選手が複数走れないくらい競争が激しくならないと、今年度を超えてくるのは難しそうかなあ。


2年連続シードは十分狙えるでしょうし、さらに上位に食い込んできてもおかしくは無いのですが…城西は2年連続で結果を残せていないんですよね。というかそもそも2年連続で箱根シードを獲得したことが無いはず。まずはチーム史上初の連続シードを最低限の目標として、そこから1つでも上を目指していくような形が良さそうかなあ。あまり上を見すぎると、結果としてシード落ちなんてことも十分あり得るので…来年度は主力が2,4年生となる勝負の年ですし、箱根で城西がどれだけ存在感を示せるか楽しみです♪

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