ワイドー・ズミ駅伝(2023/02/12) レース結果 ~東洋が2位に6分以上の差で優勝~
昨日、沖縄の宮古島にてワイドー・ズミ駅伝が行われました。今年度は招待ということで青学、順天、東洋、東海、立教が参加したことで一気に注目を集めました。区間ごとにレース結果を見ていきます。公式結果(インスタ)はこのようになっております。25℃という気温、最も距離が短い区間でも18kmでアップダウンが激しい区間もあるというかなり過酷なコースとなっています。区間の平均距離は箱根に次いで長い駅伝ですし…
東洋の九嶋が59分26秒で区間賞、箱根は出場出来ませんでしたこれだけ走れるならもう状態は心配なさそうですね。箱根でも1区を希望ということで、スターターを任せられるようになれば大きいです。青学の鶴川が区間2位、今年度は3大駅伝に出場してもらわないと困る選手ですし、まずは走れているのは何よりです。区間3位に順大の浅井、4位に立教Aの服部と続きました。5位だった東海の梶谷はトップと4分離されていますし、状態はまだまだかなあ。立教Bの上野監督は後半大きく失速してしまったとうことで、トップと7分離されてしまいました。
最長区間の2区、ここでは立教の國安が区間賞ということでやはり力がありますね。箱根でも2区を任されていますし、来年度もエースとしてチームを牽引していってくれることでしょう。東洋の小林も11秒差の2位ということでこちらも箱根3区でチームが巻き返すきっかけとなった走りを見せていますし、力があります。
この2人が抜けていて、3番手だった青学の山内とは2分半ほどの差が開いていますからね。この条件だと一気にタイム差が開きますよね。山内は短い距離はともかく長い距離はなかなかアピール出来ていないかなあ。4位に順大の海老澤、5位に東海の折口と続いて山内とは1分以内で続いています。
区間賞は東海の越、石原や花岡、吉田とならぶ来年度の中心選手ですし、ロードでの強さも抜群ですからね。一方で立教Aの相澤が1秒差の区間2位で続いたのはびっくりです。破婚家では5区最下位に沈んでまだ力不足かなあと思っていたのですが…今回しっかりと走れたのは自信になったのでは。東洋の奥山が3位、青学の小原が区間4位で続きました。山内に続いて小原ももう一歩…3年生がなかなか存在感を示せていないのが気がかりです。
優勝争いが決したのはこの4区でした。東洋の村上が区間賞、全日本でも好走していましたし、来年度は欠かせない戦力となりそう。1区からトップを守っていた東洋ですが、4区終了時で総合2位に4分半以上の差をつけました。区間2位に東海の野島が入りトップと24秒差だったのは上出来と言っても良いのでは。大学ではまだ目立った走りは見せられていなかっただけに、来年度が楽しみな選手の1人です。
区間3位は東海の鬼塚でしたが、2位とも3分差をつけられてしまうことに。4位に青学の佐々木、5位に立教Aの山本と続きました。区間3~5位のタイム差がそれほど離れていないことを考えると、実績のある村上はさておき、野島が区間2位でトップと離されなかった走りが光りますね。
東海の水野が区間賞で2区終了時で5位だったところから2位まで順位を上げてのゴールとなりました。水野は1年の出雲以来3大駅伝に出場出来ていませんが、この走りを見ると来年度の活躍を期待してしまいます。2位に東洋の菅野が入って全区間で3位以内、これだけタイム差が開いた中で全区間トップと1分以内というのも凄いですね。タフなコンディションでの強さを見せましたし、来年度の東洋も楽しみです。今年度の悔しさを晴らして欲しい。
立教Aの安藤が区間3位で総合でも3位、立教は全区間エース級というわけでもなかったですし、今回青学や順天を上回ったというのは来年度に向けても期待が高まるものだったのでは。立教Bの稲塚が区間4位と5区間で唯一区間4位以内で走りました。1区で出遅れていただけに、どの選手も力を発揮するのは難しかったか。
青学の皆渡が区間5位、唯一ルーキーで出場しましたが今回はちょっと苦しかったかなあ。総合4位、トップとは10分近く離されてしまいました。ハーフで結果を残している順大の出口は区間5位とこちらももう一歩…総合ではトップと15分以上離されて繰り上げになっていますし、さすがに離されすぎかなあ。箱根メンバーも2人起用していましたし。総合6位に立教B、総合7位に芝浦工業大学となりました。1位と7位の差は34分以上ということでこのコースのタフさが分かります。