2022年度 4年生特集 ~明治大学~

本日からは4年生特集ということで私がデータベース管理している27大学について、4年生の在学中の走りを振り返っていきます。対象となるのは3大駅伝・予選会にエントリー経験がある在学中の4年生、27大学で189人かな。最初に取り上げるのは明治大学で全部で8人登録されています。この学年はチームの中心として下級生の頃から活躍、7人が箱根にも箱根予選にも出場を果たしています。持ちタイムも13分台が6人、28分台は7人を数えました。

櫛田 佳希

高校ベストは14分6秒でこの学年トップ、1年の全日本予選から出場して1組7位、箱根予選でもチーム2番手の36位、箱根にも出場して8区8位で走りチームのシード獲得に貢献しました。2年時には1万で大学ベストとなる28分19秒を叩き出し、全日本では4区6位、箱根でも4区7位と3大駅伝・予選会で一度も失敗レースのない走りを続けました。2年の3月には5千で大学ベストとなる13分56秒をマークしています。


3年時は箱根予選でチーム4番手の18位と好走しましたが、その後は故障もあって全日本を回避、箱根には何とか間に合わせたものの8区11位に留まっています。4年時には箱根予選で転倒してしまい90位、その影響もあった全日本は3区14位と苦しい走りに…さらに最後の箱根も故障で出場出来ず…下級生の時に比べると上級生になって故障やアクシデントがあったのは残念でしたが、それでも4年間結果を残し続けてくれた選手でした。

小澤 大輝

高校ベストは14分11秒、1年の箱根予選でチーム4番手の47位といきなりの好走を見せました。ただ、全日本、箱根にはエントリーされるも出場とは至らず…その後は故障などもあって2年時も箱根にエントリーに留まっています。一気に飛躍を遂げたのは3年時、関東インカレハーフで5位入賞を果たすと、箱根予選で26位、全日本で4区3位、箱根でも4区7位と全てで好結果を残しました。1万でも大学ベストとなる28分20秒をマークしています。


4年時には5千で13分43秒の大学ベストをマーク、箱根予選では78位、全日本では4区8位で走っています。足に不安があったということですが、それでも崩れることの無いのはさすがです。最後の箱根ではエース区間の2区を任され、区間14位で走りました。1年の箱根予選後は苦しみましたが、3年時以降はチームの中心選手として、4年時は主将としてチームを支え続けました。

富田 峻平

高校ベストは14分32秒ながら1年の全日本から出場し、6区15位で走っています。2年時には5千で13分41秒、1万で28分35秒と一気にタイムを伸ばし、箱根でも9区に起用されて10位という結果でした。3年時には関東インカレ5000mで8位入賞、全日本では3区10位、箱根では7区2位の快走を見せて一気にエースとなることに。学生ハーフでも62分10秒を叩き出して4位に入りました。


4年時には関東インカレ5000mで7位、1万mでは5位とダブル入賞を果たしてトラックで活躍を見せると、箱根予選ではチームトップの10位、全日本ではエース区間の7区を8位で走っています。そして最後の箱根では1区を任されると、集団から抜け出す素晴らしいロングスパートを決めて後続を突き放し最後に区間賞を獲得、有終の美を飾りました。高校ベストから考えても、素晴らしい飛躍を遂げた4年間となりました。

杉本 龍陽

高校ベストは14分14秒、1年の箱根からメンバー入りを果たしています。これは6区候補だったこともあるでしょう。2年時は3大駅伝のエントリーはありませんでしたが、3年時に5千で13分56秒、1万で28分46秒と大学ベストとなるタイムをマークすると、箱根予選でチーム8番手の72位、そして箱根では6区を任されて区間12位で走っています。4年時は故障の影響もあって3大駅伝・予選会にエントリーされることはありませんでしたが、3年時の活躍が目立ちました。

下條 乃將

高校ベストは14分27秒、2年時までは3大駅伝・予選会へのエントリーはありませんでしたが、3年時に激坂王で7位に入ると、1万でも28分47秒の大学ベストをマーク、箱根では初エントリー&5区を任されたものの、区間18位と苦しい走りに…4年時に5千で14分18秒の大学ベストをマーク、箱根予選ではチーム3番手の62位と結果を残し、箱根では9区を走って区間17位、2度出場した箱根はほろ苦い結果となってしまいました。

漆畑 瑠人

高校ベストは14分21秒、1年の全日本予選からメンバー入りを果たしています。2年時に5千で13分41秒、1万で28分53秒といずれも大学ベストとなるタイムをマークし、全日本、箱根ともにエントリーされるも出場には至らず。3年時に箱根予選に出場してチーム11番手の168位、全日本、箱根は2年連続でエントリーされるも出場出来ず。


それでも4年時、箱根予選でチーム5番手の67位で走ると、全日本はエントリー止まりでしたが6度目の3大駅伝エントリーとなった最後の箱根で10区出場、区間18位と苦戦したものの、最後の最後で出場を勝ち取りました。

加藤 大誠

高校ベストは14分13秒、1年の全日本予選で2組2位と好結果を残すと、箱根ではいきなりエース区間の2区に抜擢されて区間10位と素晴らしい走り、チームのシード獲得に貢献しました。2年時には5千で13分53秒と大学ベストとなるタイムをマーク、全日本ではエース区間の7区を8位で走ったものの、2年連続の2区となった箱根では区間17位と2年連続での好走には至らず…


3年時には1万で28分56秒の大学ベストをマーク、箱根予選では日本人2位で全体9位という素晴らしい走りを見せました。全日本では最長区間の8区を走ったものの区間15位、箱根では9区を任されて区間11位と箱根予選のような走りは見せられず…4年時は箱根予選で105位、箱根では8区を走って区間8位という結果でした。なかなか2年目以降は3大駅伝・予選会で安定した結果は残せなかったものの、チームで唯一4年連続で箱根を駆け抜けました。

三上 晋弥

高校ベストは14分39秒と8人の中では最も悪い高校ベスト、1年時に5千で14分23秒、1万で29分33秒、ハーフで64分38秒をマークしており、3部門全てで1年時に出したタイムが大学ベストとなっています。3大駅伝・予選会のエントリーは下級生の時はありませんでしたが、3年の全日本で初エントリー、結果としてこれが最初で最後の3大駅伝エントリーとなりました。

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