新入生情報その４（2023/01/14時点）　～駒澤、中央、青学、國學院、順天、早大～

１３分５６秒の安原、１３分５９秒の小山、工藤と１３分台ランナーが３人加わることに。安原は駒澤の３冠メンバーである安原の弟で、都大路では２年連続３区８位で走っています。いずれも１０人以上抜いており、苦しい位置でも力を発揮出来るのが魅力。小山は１区４位、工藤は１区７位とともに１桁順位で走っており、持ちタイム以上に勝負レースでの実績が豊富なのが魅力的。


さらに１４分０秒の植阪、１４分２秒の島子、１４分３秒の村上と１４分５秒以内に６人というのが凄いですね。植阪は都大路で１区１１位、島子は１区３３位、村上は１区２３位と６人中５人がエース区間の１区を走っています。全大学を見渡してもトップクラスのスカウトとなっています。

中央も１３分５７秒の柴田、鈴木、１３分５９秒の本間と１３分台が３人加入することに。１３分台が３人判明しているのは箱根トップ２の駒澤、中央だけです。さらに、１４分４秒の藤田、１４分５秒の山崎、１４分１０秒の佐藤と続くことに。都大路でも柴田が１区１２位、鈴木は２年時に４区７位、本間は３年時に４区５位といずれも長距離区間で好走。藤田は３区１５位、山崎は１区８位の快走、佐藤は２年連続７区で２位→３位と上位陣は都大路で好走している選手しかいません。


他にも１４分１６秒の伊藤が３区９位、１４分２７秒の助川は３区２２位で走っています。助川は箱根１０区を走った助川の弟ですね。１３分台が３人なだけではなく、１４分台でも持ちタイム以上の強さを都大路で発揮している選手も多く、駒澤と並んでトップクラスのスカウトとなっています。

１３分５７秒を持つ熊井が持ちタイムトップ、１４分４秒の西澤は都大路で７区１２位、１４分７秒の鳥井は１区１４位、１４分９秒の浜川も含めて１４分１０秒以内に４人。さらに１４分１１秒の笹川、１４分１２秒の中村、１４分１３秒の花本、１４分１６秒の平松と１４分２０秒切りは８人もいます。


笹川は都大路で５区３位、中村は２区２９位、鈴木は２区４位、村上は２年の都大路で６区１０位で走っています。長距離区間を走っている選手がやや少ない気もしますが、それでも都大路経験者が多く、力のある選手が揃っていますよね。１３分台がこの２年間は４人→３人と獲得出来ていることを考えると、そこよりはやや控えめなスカウトだったか。それでも、１年目から何人も戦力として台頭してくることでしょう。

１４分３秒を持つ田中が持ちタイムトップ、１３分台がおらず、１４人１桁も田中しかいません。しかし、１４分１１秒の野中、１４分１２秒の後村、１４分１４秒の武田、１４分１７秒の森、１４分１８秒の辻原、吉田と１４分２０秒切りは７人を数えます。田中は都大路で７区区間賞、後村は１区９位と最長区間で好走、吉田は７区４位で走っています。


持ちタイムでは過去２年に及ばないかもしれませんが、後村は持ちタイム以上の力がありますし、またチームの選手層をグッと厚くしてくれるであろう楽しみな選手が揃っています。１４分２０秒台の選手が１人もいないのは気になりますが、その分１４分１０秒台の選手が揃っているとも言えますね。

１３分２２秒と高校記録を持つ吉岡が加入します。都大路では３区２位、日本人初の２２分台を叩き出しました。日本人高校生としては間違いなくNo.１、大学でも吉岡に勝てる選手は数えるほどはのでは。１年目からエースとして活躍してほしい。１３分５６秒の大野は中距離での実績が豊富で８００ｍ、１５００ｍともにインターハイで優勝しています。都大路では２年時に６区区区間賞、３年時に１区２４位で長い距離よりは５０００ｍまでの方が強そうですが…大学で箱根を狙うのかも気になるところ。


１４分１９秒の小林、古川が続くということで１４分１桁がいないのはやや気になるところですが、古川は都大路１区２２位で走っている実力者、１４分２２秒の小松、１４分２４秒の後田、１４分２９秒の石井と１４分３０秒切りが７人います。石井は都大路１区３９位で走っています。駒澤に進学した圭汰のように吉岡がいるだけでスカウト成功と思わせるほどの選手ですが、卒業生の影響が大きいだけに、吉岡以外の選手もどんどん即戦力として活躍してくれれば。

普段は最初に判明する早稲田ですが、今年度は大学から正式に発表が無い…ただ、１３分５７秒の山崎、１４分６秒の長屋はそれぞれ発表されていました。山崎は都大路で３区１４位で走っていますし、長屋は３年時こそ故障明けで５区５位でしたが、２年時は３区９位で走っている実力者です。


また、明確に早稲田進学は発表されていませんが…早稲田実業から早稲田に進学しないことはまず無いですし、１４分１９秒の小平、１４分５５秒の武田はともに競技継続ということで加入することになりそう。１４分５３秒の幸田は未定となっていましたがどうするか。後はスポーツ推薦の正式発表や指定校推薦などを待つことになります。