新入生情報その2(2023/01/14時点) ~山学、東海、大東、日体、立教、(国士)、専修~

続いては今回の箱根で14~20位だった7校について見ていきます。ただ、国士館は現時点で一切の新入生情報を把握できていないので、残る6校について紹介してきます。他にも全く判明していない大学が何校かあります。この中ではやはり東海のスカウトが良いですが、例年ほどではない気も…一方で専修は過去最高のスカウトとなっています。

山梨学院大学
氏名5千ベスト高校
宮地大哉14:10.79滋賀学園
占部大和14:17.76九産大九州
和田瑛登14:20.42山梨学院
田原匠真14:32.32平田
平井翼14:36.56愛知
伊東駿14:37.18山梨学院
牧野海斗14:39.91名経大高蔵
土生慶人14:41.54利府
山田堅斗14:46.90福岡一
大貫冬翔14:48.34山梨学院
南葉聖琥14:50.85玉野光南
楮本勝紀14:51.71熊本工業
柳瀬瑛叶14:51.84高岡向陵
望月瑠希哉14:55.60山梨学院
鈴木至14:56.29東海大山形
菊地陸斗14:59.74山梨学院
傳法谷元15:14.09西武台千葉
砂留貫太15:15.29福岡第一
田中邦岳15:23.10九産大九産

14分10秒を持つ宮地が持ちタイムトップ、14分17秒の占部、14分20秒の和田と続いています。宮地は都大路でも7区6位で走っている実力者、和田も1区26位で走っていますし楽しみな選手です。系列である山梨学院からは和田を含めて5人が加入することに。なかなかスカウトが良いと言えない大学は系列校が今後は大事になってくるかも。


例年、14分20秒台のベストを持つ選手が多いのですが、今回は14分20秒の和田の後は14分32秒の田原まで空いていますね。14分30秒台以降の選手は多いだけに、どれだけ戦力となってくれるかが大事になりそう。

東海大学
氏名5千ベスト高校
南坂柚汰13:54.90倉敷
杉浦柊人14:13.95藤枝明誠
高森そら14:15.42高岡向陵
永本修14:17.02九州学院
可児悠貴14:20.54東海大相模
矢部慎之介14:25.59東海大相模
鍵山光琉14:26.64埼玉栄
山田拓望14:27.68東海大福岡
長岡蓮人14:30.57佐野日大
矢口陽太14:37.83厚木東
橘雷斗14:47.60東海大静岡
関日向汰14:48.58東海大静岡
伊藤優真14:52.78東海大山形

高校トップクラスのランナーであり、都大路では1区5位で走って優勝に貢献した南坂が加入することに。倉敷ということで石原の後輩ですね。エースの系譜を次いで欲しい選手です。続くのは14分13秒の杉浦、14分15秒の高森、14分17秒の永本ということで、13分台が1人はともかく、14分1桁が1人もいないというのはちょっと珍しいような。


ただ、杉浦は都大路1区で30位、高森は1区18位で走っていますし、永本も都大路に出場出来なかったものの、持ちタイム以上の力があると言われる実力者です。3大駅伝に向けてはむしろ即戦力候補が多いと言えるかも。東海大は系列も多いので、東海大相模から2人、東海大静岡から2人、東海大福岡、東海大山形から1人と6人も加入しています。

大東文化大学
氏名5千ベスト高校
沖野凌我14:19.66学法石川
半澤彰基14:27.69草津東
高草木架月14:27.84樹徳
宮倉騎士14:29.13遊学館
和田麻里14:34.92宮崎日大
庄司瑞輝14:39.76酒田南
林侑汰14:40.05三重高田
藤原幹大14:41.30東海大札幌
棟方一楽14:45.64弘前実業
西村悠誠14:46.32東海大札幌
早乙女良真14:47.82学法石川
小野寺颯太14:49.39花巻東
石川郁弥14:52.49花咲徳栄

大東大は大学から発表がありました。14分19秒を持つ沖野、ともに14分27秒を持つ半澤、高草木に14分29秒を持つ遊学館の宮倉と14分30秒切りが4人ということで例年くらいかな。宮倉は都大路で1区43位で走っている選手です。14分34秒の和田、14分39秒の庄司と14分30秒台が2人というのがちょっと少なくて気になるくらいかな。


今年度は予選会で好結果を残して3大駅伝復帰、さらに自己ベストをマークする選手も多かっただけに、来年度以降はスカウトが良くなってくるかもしれませんね。2年生のように真名子監督の元で一気に伸びる新入生にも期待。

日本体育大学
氏名5千ベスト高校
纓坂倭人14:23.76高岡向陵
瀬戸雅史14:26.18上伊那農業
吉田黎大14:26.74埼玉栄
池田優也14:45.03秋田工業
大島修太14:47.52白石
東村航明14:52.77乙訓
阿知和優汰14:53.43豊川
濱野宙良14:55.88西脇工業
大下翼14:57.57美方
小野里琉生14:58.74中央学院

14分23秒を持つ纓坂、ともに14分26秒を持つ上伊那農業の瀬戸、埼玉栄の吉田らが判明しています。14分30秒切りは3人となっており、14分20秒切りが1人もいないのは前年度と比べてもちょっと寂しいか。纓坂は都大路で4区30位で走っていますね。14分30秒台が1人おらずに4番手が14分45秒の池田というのはちょっと気になるかなあ。14分50秒台が多く判明している中での状況ですからね。

立教大学
氏名5千ベスト高校
野口颯汰14:18.46学法石川
田所夢太郎14:18.83佐久長聖
青木龍翔14:19.55大牟田
高田遥斗14:21.78仙台育英
木島陸14:22.76相洋
瀬川航平14:27.53東海大相模
木代博也14:44.41水城

14分18秒の野口、田所、14分19秒の青木、14分21秒の高田、14分22秒の木島と14分20秒前後にズラッと選手が揃っています。野口は都大路で7区5位で走っている実績があります。このくらいのタイムを持つ選手が多いスカウトというのを続けていて、箱根出場をついに果たしましたからね。スカウトを強化してから4年目ということで来年度の結果というのは大事になってきます。箱根に55年ぶりの復帰を果たしたことも、新入生獲得にプラスに働いていくことでしょう。

専修大学
氏名5千ベスト高校
大西裕翔14:03.88京都外大西
中島優太14:17.96駒大
平松龍青14:19.61中部第一
江幡凛太朗14:22.76水城
上山詩樹14:23.14敦賀気比
佐藤陸14:24.54東京
具志堅一斗14:24.70コザ
伊藤優真14:25.72城西
和田晴之14:29.08三浦学苑
中岫嶺騎14:31.94市立船橋
日比野陸14:40.13大垣日大
丹柊太郎14:49.32松山商業

専修は大学から発表されています。14分3秒を持つ大西を筆頭に14分17秒の中島、14分19秒の平松、と14分20秒切りが3人、さらに14分22秒の江幡、14分23秒の上山、14分24秒の佐藤、具志堅、14分25秒の伊藤、14分29秒の和田と14分30秒切りが9人を数えることに。これまで、14分30秒切りが1人か2人という状況だったのですが、ここまで一気に増えたのはスカウトに力を入れているのもあるでしょうし、箱根に3年連続で出場出来たのが何より大きいでしょう。


箱根予選の安定感と箱根での苦戦を考えると、言い方は悪いですが高校生にとって最も箱根に出場出来る可能性が高い大学と言えるかもしれませんし…持ちタイムでトップ10に早速入る選手も多く、どれだけ即戦力となれるか楽しみ。いずれはチームの中心学年となっていくことでしょう。