第99回(2023年)箱根駅伝 往路レース結果 ~駒澤が19年ぶりの往路優勝~

箱根駅伝の往路が終わりました。どの区間もどの大学が先頭でタスキを渡すのだろう?と分からない見どころの多いレースでしたね。特に2、4区ラストの意地のぶつかり合いは感動的でした。どの大学も万全とはいかなかったですが…そんな中で往路を完璧に仕上げた中央が2位、優勝の駒澤、3位の青学の間に割って入りました。優勝争いはこの3校に絞られたか。優勝争い、シード争いともに激しい戦いになりそう。往路公式結果(PDF)はこのようになっております。大学ごとに往路の走りを簡単に振り返ります。

※背景青色はシード校、赤色は予選会校

1位:駒澤大学

1区の円がずっと青学をマークしつつも明治の富田との抜け出しに成功、トップと離されたものの区間2位と見事にスターターの役割を果たしました。円の4年目の成長がチームを支えました。2区の田澤はコロナ明けで万全ではなかったものの区間3位、トップとの差を最小限で走るのはさすが大エースです。3区の篠原はずっと青学の横田の後ろについていき、終盤にスパートする冷静な走りで青学を突き放し総合でも2位、初の箱根で見事な走りを見せました。


4区の芽吹は早い段階で中央に追い付いたものの、そこで差をつけられずに青学の太田に追い付かれることに。その後のラストの叩き合いは本当に面白かったです。何度もお互いにスパートで前に出る争いは秒差なしもトップでタスキをつなぐことに。5区の山川は上りで差を詰められるも下りで引き離す走りで見事に19年ぶりの往路優勝、3冠に挑むこととなります。

2位:中央大学

1区の溜池が区間4位、この走りが本当に大きかったです。トップとも18秒差ですし、優勝候補の大学とも僅差でタスキをつなぎました。ルーキーらしからぬ抜群の安定感を誇ります。2区のエース大和は前半突っ込み、後半はややペースダウンしたにも関わらず、ラストはさらに何度も仕掛けてついには先頭に立つことに。1秒差で区間賞を獲得する圧巻の走りを見せました。箱根の距離でも大和は圧倒的です。


3区の中野も3秒差ながら最初に青学にも駒澤にも追い付かれなかったのが凄いですね。ずっとハイペースのままレースを進めて徐々に後続を引き離し、最後こそやや差を詰められたものの、先頭を守り区間賞を獲得しました。4区の駿恭はさすがに後ろから追ってくる芽吹、太田に追い付かれ離されてしまったものの、見事に区間5位でまとめました。5区の阿部は前半から積極的な走り、上りで差を詰め下りでやや離されたものの区間3位、トップと30秒差の2位で目標の3位以内どころか総合優勝も狙える状況です。

3位:青山学院大学

1区の目片は区間7位も駒澤と11秒差ならば最低限まとめてくれたといえるでしょう。ちょっとラストのスパート合戦で苦しそうでしたが、良く粘りました。2区の近藤は序盤抑えて後半ペースを上げる理想的な走り、ついに田澤と5大会連続の激突で初めて上回ることに。区間賞こそ1秒届きませんでしたが、トップと3位、2位と1秒差は素晴らしい。3区の横田はずっと後ろに駒澤の篠原につかれてやりづらかったでしょうが…ラスト3kmで離されてしまい区間8位は本人も悔しかったか。


4区の太田は素晴らしい走りで前を行く駒澤、中央に追い付きすぐに前に出る積極性も良かったですね。ラストで何度も仕掛ける走りは本当に強さを感じました。結果として区間2位、トップと1秒差でタスキをつなぐことに。5区の脇田はもともと6区予定だったということで、5区予定の若林が昨日急遽体調不良、そんな状況でよく走りましたよね。下りで順位を上げて区間9位、トップと2分3秒差と復路に希望を残しました。

4位:國學院大學

1区の青木は区間12位、順位はもう一歩だったかもしれませんが、タイムとしては32秒差ですから最低限ではまとめてくれたか。2区の平林はエースの走りで区間7位、伊地知を5区に残せるのも平林が2区を安心して任せられるからこそですね。総合6位に浮上しました。3区の山本は前半から積極的に前を追っていき、区間5位、総合4位に浮上しました。平林、山本の2年生コンビはやはり強力です。


4区は予定していた中西大が急遽走れなかったということで藤本が出場、ここで区間4位で走ったのが凄いです。藤本の4年時の成長がチームの躍進を支えました。5区に満を持して起用された伊地知は区間7位、決して悪くはないですが平地での強さを考えるとやや物足りないか。それでも総合4位に浮上、トップと4分差となりましたがここから順位を上げるのは國學院でも容易では無いですね。

5位:早稲田大学

予選会校の中で最も良い5位に入ったのが全日本で箱根予選会校で唯一シードを獲得した早稲田大学、やはり予選会校では力が抜けています。1区のルーキー間瀬田が区間14位、トップと39秒差は最低限でまとめてくれたか。2区の石塚は総合14位は変わらずも区間10位、これだけエース級が揃う中でしっかりとまとめてくれる安定感は本当にありがたいです。


となれば、3区のエース井川が区間2位の走りで14→5位と一気に9つも順位を上げることに。結果として井川を3区に残せたのが上手くはまりましたね、さすがの走りでした。4区の佐藤は区間6位とこちらも安定の走り、2年時はなかなか結果を残せませんでしたが、今年度は勝負レースで結果を残し続けています。5区の伊藤は区間6位、前回からグッとタイムも順位も上げてきました。下りの走りが特に見事で総合5位でのゴールとなりました。復路は耐えたいという話でしたが、目標の5位をキープしてもおかしくないですね。

6位:順天堂大学

1区の野村が区間6位、前回は出遅れたチームにおいて見事にスターターの役割を果たしました。野村を往路に起用出来るようになると、やはり大きいですね。2区はエース三浦に2年連続で託すことに。区間12位ということでやはり三浦の適性区間では無いですよね…それでも三浦に任せざるを得ないチーム状況というのも苦しいのかなあ。よく走ってくれたと思います。


3区の伊豫田は区間7位、前半は積極的に突っ込んでいましたが後半はややペースダウンしてしまったか…1つ順位を上げて総合8位にとどまりました。4区の石井は区間15位と苦しい走り…箱根では2年連続4区で好走していたのですが、やはり続けて結果を残し続けるのは大変です。総合11位に下がることに。しかし、5区の四釜が1時間10分19秒と区間新の走りで区間2位、11→6位と5つ順位を上げました。復路も主力が残るだけにここからさらに巻き返せるか。

7位:東京国際大学

1区の山谷が区間10位、故障で出雲・全日本には出場できませんでしたが、最後の箱根には合わせてくれました。1区を山谷に任せられたのは大きかったですね。2区の丹所は区間11位、やはり前年度に比べると今年度は3大駅伝全てで苦戦気味ではありますが…初の2区を崩れることなくまとめてくれました。3区の白井は区間12位、この走りが大きかったですね。3本柱以外が走ることになる区間がポイントだと思っていましたが、ここを中位で走ったことで後続にいい形で繋げました。


4区のヴィンセントはやはり別格の走りで区間賞&区間新、12→4位と8つ順位を上げました。唯一残念だったのは速報は59分59秒でしたが、正式は1時間0秒だったこと。どうせなら3区同様に4区も59分台をたたき出してほしかったですが、これで2~4区の区間記録保持者となりました。まさに最強です。5区の川端は区間14位も何とか大崩れすることなくまとめています。3つ順位を下げたものの総合7位、十分にシードを狙える位置で復路を迎えることに。

8位:法政大学

1区の松永が区間3位と素晴らしいスタート、上尾ハーフの快走から期待していましたが、本当に頼もしい選手となりました。来年度はチームのエースですね。今年度のエースである内田は区間8位の走り、エースもしっかりと1桁順位でつないで総合7位となりました。1,2区は計算通りでしょうが3,4区はやや気になる区間配置で大丈夫かと思いましたが、3区の川上が区間13位、62分台でまとめたのは大きかったです。総合10位とシード圏内を死守しました。


4区の扇が区間7位と素晴らしい走り、3年時まで3大駅伝に出場さえできなかった選手が出雲に続いて箱根でも快走したのはチームにおいて非常に大きかった。総合8位に浮上しました。5区の細迫は区間10位、上り区間に比べると下りで順位を落としてしまい、7位と1分差をつけられたのはやや気になりますが…6区には切り札の武田もいますし、復路も楽しみです。

9位:城西大学

早稲田とともに予選会校から10位以内に入ったのが城西、1区の野村が区間11位と上々のスタート、ここで出遅れないのが大事だと思ってましたが、見事に野村がスターターの役割を果たしました。2区の斎藤は区間15位とやや苦戦しましたが、それでもルーキーながらよく走ってくれました。3区のキムタイは区間11位、前半はやや抑えて後半は上げてきましたが、それでもキムタイの力を考えると区間11位というのはちょっと物足りないかも…


4区のルーキー鈴木は区間18位、期待のルーキーの1人ですがさすがに往路の4区は荷が重かったか…この時点で総合13位でしたが…5区には切り札の山本唯がいます。どんどん前を追っていき、1時間10分4秒の区間新&区間賞の走りで13→9位と4つ順位を上げシード圏内に入ってくることに。11位以下にも有力校が揃うだけに、厳しい戦いが予想されますが10位以内を死守できるか。

10位:創価大学

1区の横山が区間5位、全日本に続いて素晴らしい走りを見せました。確かに横山が1区にいれば復路に葛西を残せますね。4年時の大活躍ぶりが素晴らしい。2区のムルワは区間6位、前半は良い走りでしたが後半はやや失速してしまったかなあ。それでもエースとして箱根の2区で結果を残し続けてくれました。3区の山森は区間14位、区間順位はもう一歩ではあるのですが14位でも62分台で走っていますからね。区間4位でも62分台ですしよく走ってくれました。


4区の嶋津は区間8位ということで前回区間賞を獲得している選手としてはもう一歩という走りに…今回は3本柱であるムルワ、嶋津がやや力を発揮しきれなかったかなあ。それでも4区終了時で7位なのはさすがです。5区に抜擢されたルーキーの野沢は区間13位、3つ順位を下げたものの総合10位でシード圏内は守りました。復路も力のある選手が揃っているだけにシード権を狙えるどころか順位を上げる可能性も十分。

11位:東洋大学

1区の児玉が区間17位と出遅れてしまうことに。遅れたタイミングを考えると何とかトップと56秒差は耐えたと思いますが…松山欠場がどう響くか気になるところでした。2区の石田は区間19位、総合でも19位まで下がってしまうことに。ここまで2区終了時で苦しむ東洋は正直記憶にないです。しかし、3区の小林が区間9位で総合16位に浮上しました。3大駅伝初出場であの総合順位で区間1桁で走るメンタルの強さがとんでもないです。


4区の柏は区間13位で総合14位に浮上、MGC出場権を獲得している実績を考えるともう一歩ではありましたが、箱根は初出場、苦しい位置ながら2つ順位を上げています。そして5区に起用された前田が区間5位という素晴らしい走り、本当に困ったときに頼りになる主将です。14→11位と3つ順位を上げてシードラインまでは1分27秒差、東洋の復路の強さを考えると十分にシード圏内に巻き返せる戦力を有しています。

12位:明治大学

1区の富田がスローペースに冷静に対応、そして終盤のスパートが本当に完璧でした。唯一追ってきた駒澤の円を振り切り、独走していた関東学生連合の新田を捉えて、見た目の順位でも文句なしに区間賞を獲得、最近は出遅れることが多かったチームにおいて、最高のスタートを切りました。2区の小澤は前半を突っ込みすぎたのが後半に影響したか区間14位、総合でも13位に下がることに。ややもったいない走りとなってしまったかも…


3区のルーキー森下は区間4位の素晴らしい走り、さすがは都大路で1区区間賞を獲得しているだけのことはあります。ここで13→7位と6つ順位を上げてシード圏内に再びチームを押し上げました。今後がますます楽しみなルーキーです。4区の尾崎は区間11位、櫛田が走れない中でよく中位で粘ってくれました。総合10位とシード圏内で5区に託すことに。5区に抜擢されたルーキー吉川響は区間15位、ただ区間14位とは1分19秒も離されているんですよね。このタイム差が大きく総合12位、10位とは2分14秒差をつけられてしまい、復路は強いだけに何とかシード圏内に入りたいところ。

13位:東海大学

1区の梶谷が区間19位、トップとは1分23秒離される苦しいスタートとなりました。全日本の走りから心配していましたが、それでも順位はともかくタイム差はそこまで悪く無かったですね。2区のエース石原が区間4位の見事な走りで19→11位と8つ順位を上げることに。やはりエースが2区にいると安心感がありますね。3区の花岡も区間6位で続き、総合9位に浮上しました。期待のルーキーながらハーフの距離はどうなのかと思っていましたが、全く問題なかったですね。


4区に越が間に合ったのも大きかったです。区間9位と1桁順位でまとめて総合でも9位に。前回の箱根も好走していますし、故障に苦しむことも多いですが安定感は抜群です。5区に吉田響が起用出来なかったことがどれだけ影響するかと心配しましたが、杉本が区間17位に沈んでしまうことに…箱根予選に続いて苦しい走りに。10位と2分25秒差はなかなかに厳しいです。

14位:帝京大学

1区の小野が区間16位、前回は1桁順位でまとめたエースの1人ですが、今回はやや遅れてしまいました。2区以降を考えても戦力的に厳しいだけに、苦しい展開に。。。2区の西脇は区間17位で総合16位は変わらず。二人とも力のある選手ではあるのですが、やはりエース級が揃う2区を中位でまとめるのは容易では無いです。


3区の小林も区間17位、なかなか総合順位も区間順位も区間15位以下からは抜け出せないですね。。。4区のルーキー柴戸が区間12位で走ったのは数少ない明るい材料だったか。往路を中位で走れる力がある選手の台頭は頼もしい限り。ついに4年目にして3大駅伝初出場&5区に起用された新井は区間8位、見事に1桁順位でまとめて1つ順位を上げ総合14位でのゴールとなりました。10位と3分5秒差、11~13位がいずれも力のある大学であることを考えても連続シードはかなり厳しそう。

15位:国士舘大学

1区の綱島は区間13位、スローペースとなってどこも先頭を走りたがらない中でよく集団を引っ張ってくれましたよね。それでも大きく離されることなく1区をまとめてくれたのはさすがエースの走りでした。2区のカマウは区間9位、初の箱根であることを考えてもまずまずかなあ。13→8位にチームを浮上させました。しかし、3区の山本龍が区間最下位、8→15位と7つ順位を下げてしまうことに。3区が鬼門の国士舘ですが、今回も苦しい走りとなりました。


4区の清水も区間17位で総合も17位に下がることに。1,2区はうまく滑り出したのですが、どうしても3,4区は苦戦してしまう。。。それでも、前回に続いての5区となった山本雷が区間11位、17→15位に順位を上げました。現実的には復路も前回と同じ総合15位を守れればまずまずといったところかなあ。往路の区間配置を見たときはビシッとはまるかと思いましたが、やはり往路は難しい。。。

16位:山梨学院大学

1区の木山が区間8位と好スタート、どうしても1区で出遅れる展開が多かっただけに、今回は1桁順位で2区に繋げたのは大きかったです。2区のムルアは前半突っ込み、後半はやや伸びなかったものの区間5位でまとめて総合4位に浮上、ここまでは狙い通りのレースとなりました。しかし、3区の村上は区間19位で総合でも4→14位に下げることとなりました。山梨学院も国士舘同様になかなか3区が上手くいきませんね。


4区の北村は区間10位、総合でも12位に浮上と力を発揮しました。今年度の北村の成長で往路を1区間任せられるようになったのは大きいですね。しかし、5区を任された新本が区間18位に沈んでしまい、総合16位まで順位を下げることに。故障に苦しむことも多い新本は大丈夫かなあと思いましたが、3、5区で揃って18位以下に沈んでしまったのは厳しかった。ここから復路では1つでも順位を上げたいところ。

17位:大東文化大学

1区の久保田が区間15位、エースを1区に起用したことを考えると順位は決して良くはないですが、大きく離されることなく2区に繋げたのは良かったです。しかし、2区のワンジルがまさかの区間最下位に沈んでしまい、最後はふらふらに…総合でも最下位に後退してしまいました。今年度は全日本予選で2組、全日本で最短区間の1区など負担の少ない起用をしてきましたが…初の箱根で2区はさすがに荷が重かったか。


3区の入濱は区間18位で総合最下位は変わらず、あの展開でルーキーが力を発揮するのはあまりにも難しすぎますよね、これは仕方ないです。4区の大野は区間14位で総合19位に浮上、日本人エースが1つ順位を上げました。よく走ってくれたと思います。5区の菊地は区間12位、総合17位とこちらも2つ順位を上げることに。2区終了時を考えると17位はまずまずなのでは。選手層が厚くなっただけに、復路でどれだけ浮上できるか。

18位:日本体育大学

1区に起用された期待のルーキー山崎が区間9位、1桁順位で早速走るのはやはり力がありますね。来年度のエースは山崎になりそうか。2区のエース藤本は区間12位、ずっと走れなかった中で何とか間に合わせた箱根でしたが、それでも崩れることなくまとめてくれるのがさすが絶対的エースです。総合12位でつなぐことに。


3区の漆畑が区間10位で走ったのは今回の大きな収穫でした。確かに5千でタイムを伸ばしていましたが、ここまで中位で走るとは…総合11位と1つ順位を上げてきました。3年生以下からまた楽しみな選手が1人。しかし、4区の分須がまさかの区間最下位に沈んでしまうことに。なかなか勝負レースで結果を残すことが出来ないですね…11→16位に下がりました。5区の吉富も区間19位で総合18位に下がることに。前回同区間を走っている分須、吉富が続けて崩れてしまいました。

19位:専修大学

専修はもう当日変更で絶望的に。。。木村も高瀬も欠くことになるとは。1区の千代島は区間最下位となりましたが、これはさすがに仕方無いですよね。本来であればエースの木村が担っていたでしょうし。2区のキサイサは区間16位で3つ順位を上げることに。最下位スタートからすれば、よく走ってくれました。3区の成島は区間15位、こちらもよく走りました。3区は特に苦戦していた区間だったのですが、大きな走りでした。


4区の新井は区間19位、期待のルーキーではありますがさすがに4区は荷が重かったか…箱根予選でチーム上位だった選手が全然往路に出場出来ていませんからね。総合最下位に下がったもののよく走りました。5区の冨永は区間16位、5区も苦戦が続いていましたが、まずまずの走りでしたね。総合順位も19位と1つ上げてきました。復路も1区間でも15位以内で走れる区間を増やしてくれれば。

20位:立教大学

1区の林は区間18位、スローペースからのペースアップと難しいレース展開、大きく離されることなく耐えたと思います。トップと1分21秒差ですからね。2区に抜擢されたルーキーの國安は区間18位、箱根予選は素晴らしい走りを見せていましたが、箱根の2区はやはりハードルが高い…それでも良い経験となったのでは。3区の関口は区間16位、持ちタイムトップのエースの1人、こちらもまずまずかなあ。今後、箱根の経験を着実に積み重ねていってくれれば。


4区の馬場もルーキーながら区間16位できっちりと走っています。ここまで区間最下位も区間19位も無かったのは良かったですよね。総合でも1つ上げて18位となっています。しかし、5区の相澤は区間最下位に沈んでしまうことに。2つ順位を下げて総合でも最下位となりました。ただ、まだ19位とは16秒差ですし、最下位脱出を果たしてほしいところ。

19位相当:関東学生連合

関東学生連合の見せ場は1区でしたね。他の大学がけん制する中、新田が一人で淡々とペースを刻みました。一時は1分20秒ほどの差を後続とつけましたからね。終盤で後続がペースアップが激しかったこと、さらに残り3kmで足を吊ってしまったこともあって明治の富田、駒澤の円には抜かれてしまいましたが、見事に区間3位相当でタスキを繋ぎました。2区の工藤は区間20位相当と苦しい走りに…どうしても関東学生連合だと往路は苦しくなりがちですね。


3区の内野は区間最下位とも1分37秒もの大差をつけられてしまいました。さすがに3区を走るには力不足は否めずだったかなあ。4区の山田は区間19位相当、総合でも21番手になってしまいました。1区は素晴らしかったのですが、2~4区は揃って崩れてしまうことに。5区の橋本は区間9位相当の走り、本人も5区に自信を持っていましたがやはり山は強かったですね。専修、立教を上回ってきました。

箱根の順位予想区間配置予想の投票を受けてけています。投票をお待ちしております~

※1人1票でお願いします。