第99回(2023年)箱根駅伝 国士舘大学 区間配置予想 ~往路から喰らいつき前回以上の走りを~

本日は国士館大学について、区間配置予想及び戦力分析をしていきます。前回の箱根は1区から粘り強い走りを見せて往路13位、総合でも15位と箱根に復帰した2017年以降で最高順位となりました。今年度の箱根予選では、主力が奮わずに苦戦しましたが10位と2年連続で最下位ながら予選通過を決めています。エントリーメンバー箱根成績(直近5年)はこのようになっています。

4年生:綱島 辰弥、福井 大夢、望月 武、清水 悠雅

3年生:山本 龍神、山本 雷我

2年生:P・カマウ、中島 弘太、鈴木 伸弥、松井 遼太

     渡辺 大喜、西田 大智、生田目 惇

1年生:川勝 悠雅、瀬川 翔誠、勝部 愛大

箱根予選を走った12人は順当にエントリーを果たしていますから、かなり順当と言えますよね。国士館には珍しく上級生が6人のエントリーに対し、下級生が10人と多くなっています。特に2年生の7人という人数の多さが光ります。箱根予選を2度走っている中西、高校ベストで13分台を持ち全日本予選を走った岩下らは外れてしまいましたが…駅伝シーズンに結果を残している選手が多く入っています。


特に1万mは16人中福士を除く15人がベストを今年度更新、さらにカマウを除く14人が10月以降に自己ベストを更新していますからね。今回16人から外れてしまった選手にも29分中盤のベストを持つ選手が増えていますし、選手層は厚くなってきています。そんな国士館大学の区間配置予想は以下の通りです。

区間配置予想

綱島④ーカマウ②ー山本龍③ー清水④ー山本雷③
福井④ー中島②ー川勝①ー西田②ー鈴木②

~往路~

1区は綱島、前回9区6位と快走を見せた選手、卒業生の穴が大きいチームにおいてエースとして牽引してきた選手ですし、本人も希望している1区を任せられるのは綱島しかいないでしょう。前回の木榑のように中位で凌いでくれれば。


2区はカマウ、国士館はずっとヴィンセントを2区に起用してきましたし、今年度も留学生を2区に起用するのが順当かな。4年連続2区で快走を見せたヴィンセントに比べると箱根予選を見てもまだ力不足は否めず…まずは崩れることなくまとめてくれれば。


3区は山本龍、こちらも本人が希望している区間であり、持ちタイムでもチーム内の実績でも綱島に次ぐ実力者ですからね。国士館の課題は留学生の前後を走る1,3区というのは以前から言われていましたが、前回は3区が苦しい走りとなってしまっただけに、ここで山本龍も中位でまとめられれば大きいです。


4区は清水、箱根予選ではチーム3番手の走り、前回は万全では無かったこともあって箱根に出場出来ませんでしたが、箱根を2度走っている経験は大きいです。主力の1人ですし、本人も希望している4区を担うことになるのでは。


5区は山本雷、前回も区間13位とまずまずの走りを見せていますが、今年度はさらに走力もアップしてきました。前回以上の走りも期待出来るのではないでしょうか。経験も大事になってくる区間ですし、2年連続で山本雷に任せるのが良さそう。

~復路~

6区は福井、こちらも前回区間13位で走っている選手ですね。今年度は前年度に比べてやや奮わないように思えるのが気になるところですが…最後の箱根にはしっかりと合わせてくれることを期待して、2年連続で福井としました。


7区は中島、まだ長い距離での実績はあまり無いのですが…5千で13分台のスピードに全日本予選も2組13位で走っています。こういうスピードのある選手が箱根に起用されることもあるかなあということで、比較的走りやすい7区としました。


8区は川勝、箱根予選ではチーム4番手と見事な走り、この結果からするとルーキーながらも箱根の10人に入ってくる可能性は十分。3年前にルーキーだった清水が起用された8区としました。持ちタイムもどんどん伸ばしていて個人的に期待しているルーキーの1人です。


9区は西田、箱根予選ではチーム6番手と崩れることなくまとめ、元々ロードでも実績のある選手ですからね。箱根でもロードの強さを発揮してくれればということで、復路のエース区間である9区への起用もあり得そう。


10区は渡辺、箱根予選ではチーム8番手で走っている選手です。1年時はあまり目立ちませんでしたが、今年度になってから持ちタイムをグッと伸ばし、箱根予選にも出場を果たすなど伸びてきた選手、成長著しい選手にはやはり期待したくなりますし、10区としました。

~展望~

6区までは経験者や希望者が多くて予想しやすいですが7区以降が悩ましいところですね。今回は外して予想しましたが、前回の箱根で10区を走っている望月、箱根予選を走った鈴木、瀬川らもいますし、今回の箱根10人に入ってきてもおかしくない選手たちです。8~10番手争いがかなり戦力的に拮抗している印象があります。そういった点では選手層も厚くなってきたのかなあ。


やはり気になるのは往路をどれだけ耐えられるかですよね。前回は木榑、ヴィンセント、三代らが良い走りを見せてシード争いに喰らいついていましたが、今年度は綱島、カマウ、山本龍らが同じような走りを見せられるのか…4区終了時で11位というのも箱根復帰後の最高順位ですし、同じくらいの順位がターゲットになってくるかなあ。


ただ、総合力では前回よりも厳しそうな気もしてしまうんですよね。前回の箱根予選は10位でしたが、中位通過出来るだけの戦力がありながら、上手く合わせられずという感じでしたが、今回の10位はそこまで予想外に低い順位では無いという印象が…前回と同じ15位ならば上出来といったところかなあ。5,6区に中位で走っている経験者がいるというのも大きいですし、主力を中心にまたシード争いに喰らいつく走り、見せて欲しいです!!