激坂最速王決定戦 2022 レース結果 ~城西の斎藤が51分台の好タイムで優勝~

箱根5区の前哨戦としても注目を高める激坂最速王決定戦が本日行われましたので、レース結果を振り返ります。今回からは下りの部も出来たということで6区の前哨戦ということにもなるかと思いましたが…箱根に出場する大学生はみんな棄権となりました。1か月半後には本番ですし、上りよりも下りの方がダメージが大きいと言われますし、仕方ないかな。箱根6区前哨戦とはなりませんでしたが、下りの上位3人についても触れておきます。


優勝したのは「須藤 拓海」で法政OBであり2021年の箱根で6区15位で走っている選手でしょうか。2位に1分18秒もの大差をつけての優勝でした。2位には「上田 瑠偉」が入りこちらはトレイルランナーとして世界的に活躍を見せている選手ですね。中学時代には都道府県対抗で6区を走り優勝メンバーとなった選手でもあります。


3位には「野村 俊輔」が入っています。藤原監督の2学年下であり、中央大学時代は「ノムシュン」の愛称で親しまれ、箱根6区に4年連続出場、2~4年時に3年連続区間賞を獲得しています。40歳近いはずなのですが、いまだにこの走りを見せられるのが凄すぎます。上りの上位8人は以下の通りで、上位に入った選手を中心に見ていきます。

順位氏名タイム前との差
1位斎藤 将也51:50
2位山本 唯翔52:490:00:59
3位宮城 珠良52:510:00:02
4位野沢 悠真53:260:00:35
5位山本 雷我53:380:00:12
6位新家 裕太郎53:570:00:19
7位神野 大地54:180:00:21
8位原 由幸54:250:00:07

優勝を果たしたのは城西のルーキーである斎藤、1週間前に1万で好タイムをマークしていましたが、続いて出場した激坂王で51分50秒の好タイムをマークしました。前回大学生トップだった國學院の殿地が52分39秒で49秒も上回っていること、今回も2位に59秒もの差をつけていることからいかに抜け出た走りだったかが分かります。城西には5区6位で走っている山本唯がいるので5区は盤石だと思っていましたが…齊藤に5区を任せて山本唯を平地という起用もあるかもしれません。


2位に入ったのがその山本唯、上りでの強さを見せたものの今回は斎藤が凄すぎましたね。。。斎藤同様に先週1万を走って28分25秒をマークしている選手であり、平地でも強さがあります。キムタイの起用区間次第ですが、2区山本唯、5区斎藤なんて布陣も面白そう。もちろん山本唯が5区を走るのであれば安心して任せられます。


3位に駒澤の宮城が入り、山本唯とは2秒差となっています。前回駒澤トップだった大坪のタイムを23秒上回っていますし、上々の結果と言って良いのではないでしょうか。今年度は5千、1万でもタイムを伸ばしていますし、今後がますます楽しみな2年生の1人です。4年の大坪、3年の金子、1年の山川も含めて駒澤の5区争いも非常に熾烈となりそうです。


4位に創価のルーキー野沢が入りました。創価勢の中ではトップということに。3位とは35秒差ということで少し離れてしまったものの、上出来と言えるのでは。5区の有力候補の1人である新家は6位で野沢には31秒離されることに。創価も5区争いは激しくなりそうですが、野沢に任せるのも面白いかもしれません。新家は平地でも実績を残していますし。他にも森下が11位、若狭が20位で走っています。

5位に国士館の山本雷が入りました。前回は9位でしたがそこから順位もタイムも上げてきています。箱根では5区を13位で走っている選手であり、今年度も5区が有力視される選手ですね。平地でも結果を残し始めていますし、前回以上の結果を箱根5区でも期待出来そう。国士館は他に渡辺が9位で走っています。タイムは山本雷にも1分19秒つけられており、ちょっと5区争いでは厳しそうかな。


7位には激坂王の記録保持者である神野が入りました。今回は故障明けだったということで無理せずに予定通りの走りだったということ。前回は51分2秒で走っており、今回トップだった斎藤のタイムをさらに48秒上回っているのですから、そのすごさが分かります。


8位には原が54分25秒で入っています。東農大、星槎道都大から御殿場滝ケ原自衛隊に進んだ選手かな。5区候補の大学生相手に割って入る走りを見せてくれました。

他に箱根出場校の選手を見ていくと…専修の冨永が10位、福田が13位、山城が16位で走っています。専修は2年連続で5区を走っている野下がいますが、5区争いに今回激坂王を走った選手たちが加わってくるでしょうか。東京国際は楠木が12位、鎌田が24位となっており5区に向けてアピールとはいなかったかなあ。前回走った倉掛もいますからね。


55年ぶりの箱根出場となる立教は相澤が14位、5区有力候補と言われる金城は18位ということで箱根に向けてはちょっと厳しそうな結果となったかなあ。初出場や久しぶりの出場で5区で結果を残すのは容易では無いですし…前回の箱根に出場した駿河台からは新山が出場して15位で走っています。

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