山梨学院大学 2022年度 箱根予選振り返り⇒箱根に向けて

続いては山梨学院大学について、箱根予選の結果を振り返りつつ、箱根への展望も書いていきます。箱根予選結果はこのようになっております。全日本予選は12位で予選落ちとなってしまいましたが、箱根予選では7位通過で3年連続箱根出場を決めました。

箱根予選振り返り

留学生は1年のムトゥクが4年のムルアよりも調子が上がっているということで起用されると、全体4位の好走、1年目から持ちタイムを伸ばすだけではなく、勝負レースでも結果を残しています。最も期待以上の走りを見せたのは北村か、1万で28分台のベストを出していましたが18位の快走は大きかったですね、ムトゥクとともに箱根予選通過に大きく貢献しました。


さらにエースの1人である木山が41位、高田が76位と前回チーム3,4番手の2人が今回も同じチーム内順位と安定しています。92位だった小野寺までが100位以内、箱根予選初出場ながら良い結果でした。石部も102位と前回の159位から順位を上げここまでは上出来の走りでした。続く大西は175位で石部とは1分近く差が空いてしまうことに。大西は3大駅伝・予選会初エントリーですし、何とかまとめてくれたかな。


一方で篠原が197位、伊東が207、島津が211位と箱根に出場している3人がいずれも200位前後とちょっと物足りない走りとなってしまったかなあ。特に伊東は前回84位で走って箱根でも4区を走っている選手ですからね。ここまでで10人、栗原が255位、土器屋が311位とともに10番手からはだいぶ離されてしまいました。箱根経験者も含めて主力が複数外れてしまっていましたし、戦力的には結構ギリギリだったのかも…

箱根に向けて

ムルアかムトゥクが順当に箱根2区を走るとなると…やはり大事になってくるのはその前後である1区と3区です。ここ最近は主力の故障もあって1,3区は比較的苦しい区間配置となっており、前々回が1区20位、3区16位、前回が1区14位、3区19位となっています。今回は順当ならば前回1区の木山、3区の高田に箱根予選で好走した北村が候補になるのかな?前回4区を走った伊東もいますし、往路は選手が揃っています。


5,6区という山の経験者はいないだけにこの区間を準備するのも大事になってきます。6区は過去2回10位、11位と中位でまとめているのである程度計算出来ますが、5区は15位、17位と苦戦気味です。ここ数年は往路でシード圏外から大きく離されて勝負出来ていないだけに、往路を任せられるだけではなく中位で走れる選手が求められます。


復路は前回経験者かつ箱根予選に出場した篠原、石部に箱根予選で好走した小野寺らがまず候補になってくるかなあ。箱根予選を欠場した選手では、前年度走っている新本や砂川、箱根8区を走った橘田らがいます。こういった選手が箱根に合わせてきてくれないと、選手層はかなり厳しくなってしまうだけに復活が待たれます。新戦力の台頭ももちろん大事…個人的には横山や岩谷らハーフでタイムを伸ばしている選手に期待していますが…


箱根は過去5大会、17→18→21→19→18位とずっと下位に沈んでしまっているんですよね。さすがにここからシード争いに加わるのは難しいでしょうし、まずは総合15位以内あたりが現実的な目標になってくるのかなあ。主力の故障があって箱根ではベストメンバーを組めない状況が続いていますが…まずはしっかりと箱根にチームとして合わせ、1人でも多く箱根で結果を残す選手が出てきて欲しいです。

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