第54回(2022年)全日本大学駅伝 戦力分析&区間配置予想 ~神奈川大学~
前回の箱根では5区7位の好走、今年度5千で13分58秒、28分36秒のベストをマークし全日本予選でも4区9位で走っているエースの山崎、1万で28分52秒を今年度マーク、全日本予選で1組7位、箱根予選ではチームトップの14位で走っている有村、5千で13分54秒を今年度マーク、1万で28分58秒を今月マークし全日本予選では2組5位で走っている島崎、1万で29分45秒のベストを持ち、2年時に箱根予選で103位、今年度の箱根予選では204位だった鈴木の4人。
今年度1万で28分51秒をマーク、全日本予選で2組9位、箱根予選では148位で走っている尾方、5千で13分59秒を今年度マーク、2年時に箱根予選でチームトップの29位、今年度の全日本予選では4組24位で走っている巻田、1万で28分54秒を今年度マーク、全日本予選で3組2位、箱根予選で56位で走っている小林篤。
今年度5千で14分8秒のベストを今年度マーク、全日本予選で3組5位、箱根予選では46位で走っている宇津野、今年度5千で14分10秒のベストをマーク、前回の箱根では8区10位、箱根予選では240位で走っている大泉、今年度5千で14分9秒をマーク、前回の箱根では4区10位と好走、箱根予選では189位で走っている小林政、1年時に箱根で10区2位の好走、箱根予選では89位で走っている佐々木の7人。
5千で13分46秒を今年度マーク、箱根予選ではチーム最下位の302位となってしまった中原、5千で14分26秒、1万で30分37秒のベストを持ち、箱根予選では215位だった石口の2人。
5千で14分17秒、1万で29分42秒のベストを持ち、箱根予選では144位で走っている山田、5千で14分6秒の高校ベストを持ち、全日本予選では1組2位、箱根予選では132位で走っている宮本、今年度5千で14分17秒のベストをマーク、箱根予選に続いて全日本でもエントリーを果たした酒井の3人。
全日本予選では完璧な走りで東洋や東海といった有力校を抑えてトップ通過、得意の箱根予選では悪くても中位では通過すると思っていたのですが…巻田、高橋を欠き、さらに当日エースの山崎まで出場しない非常事態、なかなか全日本の後はチームとしても苦労していたようで…箱根予選にここまで合わせられなかったのは前回予選落ちした2009年以来ですね。。。
巻田、山崎と箱根予選を走っていないエースがエントリーされていますが、さすがに全日本に合わせるのは難しいでしょう。高橋は箱根予選に続いて外れてしまいましたが、それ以外はある程度順当なエントリーとなっているんですよね。箱根予選の結果を見ていると、期待よりも不安の方が大きいですが。。。そんな神奈川大学の区間配置予想は以下のとおりです。
島崎④ー宮本①ー宇津野③ー尾方③
小林政③ー佐々木③ー小林篤③ー有村④
1区は島崎、箱根予選や箱根に出場したことはありませんが、その一方で全日本予選では結果を残している選手です。10kmの距離ならば心配はいらないですし、1500mのスピードもあるだけに、最短区間の1区へ起用するのも面白いのでは。
2区は宮本、期待のルーキーであり全日本予選で好走、箱根予選も崩れずにまとめています。全日本でも当然出場してほしいですが、箱根予選と全日本の連戦はルーキーにとっては負担も大きいでしょうし、重要区間ながら距離の短い2区としました。
3区は宇津野、チームトップクラスの安定感を誇り、勝負レースでもことごとく結果を残しています。前半からある程度攻めていきたいことを考えると、前半の主要区間に宇津野を起用するのが安定しそうかな。7,8区の長距離区間まで残す余裕は無さそう。
4区は尾方、今年度一気に飛躍を遂げてきた選手で1万も28分台まで伸ばしていますし、箱根予選でもチーム7番手で走っています。今後も活躍が期待されますが、まだ3大駅伝は未経験ということもあり、比較的負担の少ない4区としました。
5区は小林政、箱根で4区10位で走った実績は素晴らしいのですが、箱根予選は苦戦気味で今回もチーム8番手ともう一歩…かといって全日本で外すにはもったいないですし、つなぎ区間の5区としました。
6区は佐々木、1年の箱根での快走以降、故障もあって苦しんでいましたが今回の全日本はチーム4番手と上々の走り、戻ってきてくれたのは大きいです。長い距離に強い選手ですし、長距離区間の起用もあり得るのですが、故障に苦しんでいたということもあって距離は長いながらも負担の少ない6区としました。
7区は小林篤、箱根予選でも好走していますし、箱根9区も1桁順位で走っている選手。距離は長いけれど平坦な全日本7区は箱根9区を走る選手が起用されることもありますし、長い距離で安定している小林篤にエース区間を託すのも良さそう。
8区は有村、箱根予選でチームトップの快走はびっくりしました。確かにトラックでタイムは伸ばしていますし、全日本予選でも好走はしていましたが…14位ですからね。こんな走りを見ると、本当に最後の箱根に出場出来ないのが残念過ぎる…箱根ではアンカーを務めていましたし、全日本でもアンカーかつ最長区間の8区でどうでしょうか。
箱根予選に出場していない巻田、山崎は外して予想しています。本来であれば揃ってエース区間を走って欲しい2人なのですが…勝負にたらればは禁物ですが、どちらかが出場出来ていれば結果は変わっていたかも…いくら箱根予選に強いとはいえ、これだけ主力を欠いてしまったは厳しいですよね。全日本でどこまで立て直せるかですが…正直厳しい戦いになると思います。
箱根予選に出場出来なかった主力が仮に全日本に出場出来たとしても好走出来るとは思いませんし、いきなり全日本が最初で最後の駅伝となってしまうわけですからモチベーションも心配です。箱根予選落ち⇒全日本でシードとなると、堂本、佐藤、田村、ベンジャミンらを擁した2011年の日大くらいですから。。全日本予選の時と比べてチーム状況が良くないのは明らかですし、せっかく4年ぶりに全日本出場をしかもトップ通過で勝ち取ったのですが…シード争いに加わるのも厳しいでしょう。
ただ、このまま全日本でも見せ場なく沈んでしまうのはあまりにももったいないですし、全日本予選トップ通過の意地を見せて欲しいですよね。長い距離はさておき、スピードのある島崎や中原もいますしやはり3年生は非常に選手が揃っていますからね。チームは苦戦したとはいえ、有村、宇津野、小林篤ら好走している選手は全日本でも期待出来るでしょう。箱根予選でまさかの予選落ちとなった悔しさを全日本にぶつけて欲しいです!!