2022年度 高校特集 ~秋田工業高校~

続いては前回の都大路で9位、秋田工業高校について見ていきます。前回は1区24位とやや出遅れたものの、その後は1度も総合順位を下げることなく推移、6区で18→12位、7区で12→9位と一気に順位を上げてきました。ラストは1秒差の争いを制しました。

~秋田工業高校~

都大路経験者としては、3区19位の藤本、4区22位の小松、5区10位の池田、6区区間賞の大野と4人残っています。1区を走った佐藤宏ら3人が抜けたものの長距離区間の3,4区経験者は揃って残りますし、6区で区間賞を獲得している大野の存在も大きいです。大野、藤本、小松の3人はいずれも1,2年時ともに都大路に出場しています。


特に大野は5千で14分3秒とチームトップのベストを有しているだけではなく、インターハイでは800m、1500mで2冠を達成しています。ラストの強さを存分に見せていますね。800m~5000mまで幅広く活躍していますし、エースとしての活躍を見せています。1万mまでの距離も問題ないのであれば、できれば1区、少なくとも長距離区間を走ってほしい選手です。


持ちタイムでは、14分10秒を持つ藤本、14分24秒を持つ小松と3,4区を走った2人が続きます。持ちタイムを見てもこれまでの起用方法を見ても、大野、藤本、小松の3人が長距離区間の1,3,4区を担うのが順当そうかなあ。3本柱が問題なく揃っているというのは秋田工業の大きな強みです。


続くのは14分44秒の金澤、14分45秒で都大路経験者の池田ということで3番手と4番手のタイム差は20秒と大きいですね。ここまで名前が挙がったのはいずれも3年生ということで2年生以下の台頭も待たれます。2年生以下で5千トップは14分47秒の成田のはず…ルーキーは野村や黒澤や全中に出場経験の選手もいますし、上位陣との差を埋めてくる選手が複数出てきてほしいところです。


伊那駅伝には出場しておらず、インターハイでは大活躍だった大野以外だと加藤が3000m障害で出場しています。結果は4組14位と苦しい走りではありましたが…県駅伝を見てみると、今の秋田県は秋田工業の一強状態かな。2013年からずっと秋田工業が都大路に出場を続けていますからね。過去5大会を見てみると、33→28→13→24→9位ということでかなり順位変動が激しいですね。積極的に1年生を起用する傾向があるのも影響していそう。


都大路に順当に出場出来たとして、前回と同様の9位というのはかなり難易度が高そうかなあ。エース力はともかく総合力となるとまだ前年度の方が上のように感じるので…ただ、駅伝シーズンに入ってグッと伸びてくる選手も出てくるでしょうし、エース級を毎年育成してくる強さもあります。なかなか2年連続で好結果を残せていないだけに、前回9位に続いて今回も好走を見せてほしいです!

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