2022年度 高校特集 ~國學院久我山高校~
続いては國學院久我山高校についてみていきます。前回の都大路では1区で23位とやや出遅れたものの、4~6区で3連続区間1桁順位などで巻き返し、総合13位となりました。以前は東京の都大路出場争いも激しかったですが、ここ8大会では國學院久我山が7度出場、3年連続で出場を果たしています。今年度も出場が有力…と思いきや楽しみなのが城西大城西、総合力では國學院久我山でしょうがエース力では負けていませんし、都大路出場争いも激しくなる可能性も。。。
前回の都大路メンバーからは1区23位の伊東が卒業しましたが、2~7区を走った6人は残ることとなります。最長区間の1区を走った選手が抜けるのは痛いですが、6人経験者が残るのは頼もしい限り。特に4区7位で走った鈴木は今年度のエースとして期待される選手で、5千でも13分57秒までタイムを縮めています。
他の持ちタイム上位の選手を見ていくと…続くのは14分22秒の星野ということで1番手と2番手が25秒開いているのはちょっと気になるところかなあ。13分台はさておき、14分1桁や14分10秒台の選手は増やしていきたいところですね。14分25秒の永野、14分26秒の飯國と続きます。永野は都大路は走っていませんが持ちタイムではすでに3番手、飯國はチーム4番手が走ることも多い6区で当時ルーキーながら5位で走っていますからね、長距離区間を走ってほしい実力者の1人です。
さらに、14分39秒で伊藤、14分40秒で本間、14分44秒で花井と都大路経験者が続きます。これまでの実績を考えると、まだタイムは伸ばせそうかなあ。東京は記録会にも参加しやすいですし、駅伝シーズンでどんなタイムをマークしてくるかにも注目です。
伊那駅伝では、1区の星野が33位と出遅れる苦しい展開ながら、2区の飯國が区間4位と見事な走り、最長区間の4区に当時1年の藤尾が区間16位で走ったのは上々と言えるのでは。6区の永野が区間4位で走ったのも収穫でした。藤尾もまだベストは14分46秒のはずですが…現状は前回の都大路メンバー+永野、藤尾が中心となっていきそう。そこに短い距離はルーキーが加わってくれば…少なくとも5km以下の区間は問題無さそう。
ただ、長距離区間はまだちょっと気になるかなあ。鈴木が1区として、飯國が3区、星野が4区というのが一例としてありそうですが、区間中位では走れても上位となるとなかなか容易ではなさそうですからね。まずは県駅伝を制するのが簡単ではないですがそこを通過したとなると、前回の13位を上回ってきてもおかしくないかと。過去3大会は20→19→13位と順位を上げてきている國學院久我山が駅伝でどんな走りを見せてくれるのか楽しみです!