2022年度 高校特集 ~学法石川高校~

続いては前回8位、最後の入賞となった学法石川高校について見ていきます。前回の都大路では総合順位が常に7~9位と最初から最後まで入賞争いに巻き込まれていたことになります。それでも、最も悪い区間順位でも15位にまとめ、4~7区までずっと総合8位となりました。最終的に9位とは1分16秒もの差がついていましたし、むしろ7位と同タイムでの8位ということで最終的には悔しい結果に…4位と5位、7位と8位がいずれも同タイムというのも凄い争いですね。

~学法石川高校~

前回の都大路メンバーからは、1区9位だった山口、4区14位の藤宮、5区4位の宍戸が抜けることとなります。当然戦力ダウンは大きいのですが…それでも今年度の学法石川は高校トップクラスの選手層を有しています。都大路経験者としては、2区3位の小田切、3区11位の大湊、6区15位の薄根、7区3位の山崎と4人います。大湊は13分54秒、山崎は13分57秒と13分台ランナーがすでに2人、ともに1年時から都大路出場を続けていますが、今年度は揃っての長距離区間に起用される可能性が高いです。


さらに持ちタイムを見ていくと、14分11秒を持つ笹川、ともに14分13秒を持つ小田切、馬場、ともに14分18秒を持つ野口、薄根に14分19秒を持つ沖野と14分20秒切りだけで8人もいますからね。14分20秒台も鬼塚、高橋らがズラッと揃っており、14分30秒切りの選手や14分台の選手の人数は高校トップのはず。戦力が分散する高校でこれだけ選手を揃えられるのが凄いです。


伊那駅伝では2位に入っており、1区の山崎が19位とやや出遅れたものの、その後はいずれも区間7位以内の走りで一度も順位を下げることはありませんでした。特に最長区間の4区で5位だった薄根の走りはチームにとっても大きな収穫だったのでは。笹川も3区6位で走っていますし、前半の4区間を走った山崎、大湊、笹川、薄根の4人がそのまま都大路でも長距離区間+6,7区を走ることになりそうか。3年生が中心のチームにおいて1学年下の馬場が6区2位で走っているのも良いですね。


インターハイを見てみると、小田切が1500mで決勝に進出し10位で走っています。スピードのある選手ですし、3年連続で都大路2区の可能性も高そうかなあ。5000mでは大湊が決勝に進んで15位、山崎は3組7位で予選落ちとなっています。5000mでインターハイに出場した2人がやはり今年度の主力ですね。3000m障害では鬼塚も決勝に進んで13位という結果でした。3種目でいずれも決勝進出を果たしているのはさすがですが、いずれも入賞に届かずだったのはもう一歩だったかなあ。


こうしてみてみると、やはり長距離区間である1,3,4区でどれだけ走れるかですね。2,5,6,7区はいずれも区間上位で走れるだけの選手を起用出来るでしょうし、心配はいらないでしょうが、都大路ではとにかく長距離の3区間がタイム差がつきやすいですからね。優勝争いや入賞争いをするであろう高校のエース級と比べると持ちタイムはさておきちょっと力不足は否めないかなあと。


それでも、2年連続での入賞は十分狙えるだけの戦力かと思っています。過去5大会では12→3→5→16→8位となっており、前回よりも1つでも上の順位を狙っていきたいところです。圧倒的な選手層を誇る学法石川が都大路でどんな走りを見せてくれるのか楽しみです。

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