2022年度 高校特集 ~洛南高校~

続いては前回の都大路で2位、2時間1分59秒と日本人選手のみで歴代唯一2時間1分台となる快走を見せました。優勝するならば圭汰が2,3年時だったこの2年間が勝負でしたが、3位→2位といずれも表彰台には上がっていたものの、あと一歩優勝には届かずでした。

~洛南高校~

洛南も前年度は勝負の年だったこともあり、1,3,4区を走った溜池、圭汰、宮本の3人が3年生&区間5位以内の走りで圭汰は日本人トップ、宮本は区間賞を獲得しています。2区3位だった前田も含め、1~4区が揃って抜けていますから、こちらも大幅な戦力ダウンは免れません。留学生がいないチームが優勝を争うチームを安定して築くのは困難です。。。


都大路経験者としては、5区16位の岡田、6区4位の児島、7区6位の柴田と3人が残っています。児島、柴田が3年生、岡田が2年生となっています。6,7区という5km区間を走った2年生はその後1,3,4区の長距離区間を任せられることが多いので楽しみです。


伊那駅伝では、1区児島、2区柴田でともに区間17位と走りとしてはもう一歩だったのですが…むしろ他の選手が良い走りを見せました。3区11位だった若林は青学の5区で快走した宏樹の弟である良樹、最長区間の4区3位だった原田も今年度は主力となってくるでしょうし、5区3位の櫻井、6区区間賞の西澤といずれも良い走りを見せ、総合でも3位に入っていますからね。伊那駅伝の走りを見る限りは今年度もやはり力はありそうです。


持ちタイムでは、14分9秒を持つ児島、14分10秒の岡田、14分17秒の若林らがチーム上位ですね。14分22秒の浅川、そして14分23秒に柴田と続きます。13分台はおらず、14分1桁も1人しかいないと持ちタイムとしてはそこまで目立っていませんが…洛南もエース級以外はそこまで積極的にタイムを狙ってこないですし、持ちタイム以上に力のある選手も多そうです。


インターハイでは、2年の岡田が5000mで決勝に進出、12位に入っていますし、3000m障害では西澤が同じく決勝に進出して10位で走っています。こうしてみてみると、いわゆる高校トップクラスと呼べるような選手はいないかもしれませんが…それでも都大路は児島、柴田、若林、岡田あたりが長距離区間である1,3,4区をしっかりと走れそうですし、つなぎ区間も伊那駅伝を見る限りは隙が無さそうです。


ただ、それでも戦力としては過去2年と比べて劣るのは否めず、つなぎ区間はともかく主要区間、特に1,3区はさすがに厳しいのではないかと…3,4大会前は9位→11位となっており、このくらいの順位というのが1つの目標になってくるかなあ。現時点でも入賞争いに絡んできてもおかしくないですし、主力が卒業した今年度駅伝でどんな結果を残してくるのか今後を見据えても大事になってきそうです。