2022年度 高校特集 ~仙台育英高校~

続いては前回の都大路で3位、仙台育英について見ていきます。過去3大会は1→2→3位と3年連続で3位以内という好結果、その間に中央でも大活躍を見せる吉居兄弟をはじめ有力選手を多く輩出しています。

~仙台育英高校~

1区3位だった駿恭に渡邉、堀らが卒業しましたが…前回4区2位のムテチが3年生となり、留学生が3年生のチームというのは比較的成績が安定する印象があります。さらに都大路経験者としては…5区2位の馬場、6区8位の大西、7区2位の佐藤と日本人選手も3人残っています。6,7区を走った選手が翌年度の長距離区間を走ることが多いですが…3区に留学生ならば1,4区を走れる2人のみ準備すればよいというのが留学生を擁する高校の最大の利点です。


持ちタイムを見てみると…13分44秒のムテチは別格として、14分5秒を持つ大西、14分10秒を持つ佐藤が続き、都大路経験者が順当に上位に入ってきています。続くのは14分12秒の後村、14分15秒の杉浦、14分17秒の森、そして14分20秒で都大路経験者である馬場となっており、ここまででもう7人揃ってしまうわけですから、やはり層の厚さを感じます。他にも14分20秒台のベストを持つ選手が複数おり、駅伝メンバーの争いも熾烈です。


仙台育英は伊那駅伝には出場していないので、現2,3年生でのロードの比較というのはなかなかに難しいです。インターハイを見てみると、加世堂、高田の2人が1500mで出場を果たしていますし、5000mでは後村が出場して決勝に進出、決勝では15分台で16位と苦しい走りでしたが5000mで決勝に進むのは力がある証拠です。


ルーキーは留学生のカヒガがすでに5千で14分21秒を持っていますが、今年度はムテチが駅伝に出場するでしょうから戦力的には影響ないはず…日本人選手では森尻や尾田らが持ちタイムも良くメンバー争いに絡んでくるかもしれません。選手層の厚いチームにおいて、ルーキーが都大路に出場するのは容易では無いですけどね。過去3年間で出場した日本人ルーキーは駿恭しかいませんし…


前回の都大路トップ3の中では最も戦力が充実していそうかなあ。主要区間、つなぎ区間ともに大きな穴は無さそうで…1区を上位でまとめられる選手が準備出来れば、再び表彰台に上がってきてもおかしくないのでは…選手層の厚さ+3年生の留学生というのは他大にとって脅威です。今年度の仙台育英も有力校の一角として名を連ねることになるでしょうし、どんな走りを見せてくれるのか楽しみです♪

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