北海道マラソン2022 レース結果 ~東洋の柏が2位でMGC出場権獲得~

2022年9月5日

昨日、北海道マラソンが行われました。夏合宿中である大学も多く、10月からは3大駅伝も始まるということで、この時期のマラソンに大学生が出場することは珍しいのですが…今回は東洋から3人(柏、清野、村上)が出場(※他に前田が女子のペースメーカー)し、東国大のムセンビも出場しました。今年の北海道マラソンがグレード1に認定され、MGCチャレンジの指定大会となりました。


さらに夏に行われる北海道マラソンは他のMGCチャレンジ大会に比べると条件が緩く、1~3位ならば2時間14分以内、4~6位ならば2時間12分以内で走ればMGC出場権を獲得することが出来ます。大会記録も2時間10分台ですから、設定タイムとしてはもちろん妥当なのですが…今回はそのタイムを突破する選手が多く出てきました。

~レース結果~

優勝を果たしたのは東国大のムセンビ、2時間10分49秒の好タイムをマークしました。ムセンビも東国大では同学年に最強留学生のヴィンセントがおり、なかなか3大駅伝出場の機会は得ることが出来ず、1,2年時の全日本の2大会のみの出場となっていましたが…在学中にマラソンに挑戦したのもびっくりしましたし、そこで優勝を果たしたのも素晴らしいです。ヴィンセントが万全であればなかなか3大駅伝出場は難しいと思いますが、今回の走りは今後に向けても大きな一歩となったのでは。


2位には東洋の柏が2時間11分41秒で入り、MGC出場権を獲得しました。マラソンで実績のある実業団選手が何人も出場しているにも関わらず、全員を抑えての日本人トップは凄いですね。。。大学生で2時間11分台のタイムでさえ決して悪くないのに、8月にこのタイムをマークして日本人トップの2位ですからその価値の高さが分かります。


前年度は1万で28分台を連発し、出雲では最長区間の6区を7位で走っていますが全日本、箱根はエントリー止まりでまだ3大駅伝は1度しか出場していないのですが、学生ハーフでの好走、そして今回はマラソンでの快走と3大駅伝での活躍はもちろん、卒業後の実業団を見据えても非常に楽しみです。1学年先輩である宮下と同じコニカミノルタに進むということで、さらなる飛躍を見せてくれれば。


3位にカネボウの青木が2時間11分44秒で入りこちらもMGC出場権を獲得、40km通過は同タイムで2位にわずか3秒及ばずだったのは残念だったでしょうが、上々の結果といって良いでしょう。すでに2時間7分40秒というベストを持っている実力者の1人ですが、今回はMGC出場権を勝ち取り、表彰台にも上がることとなりました。


4位にトヨタ自動車の松本が2時間11分51秒、5位に西鉄の山口が2時間11分55秒で入り、ここまでがMGC出場権を獲得となりました。松本はベストが2時間10分台、山口も2時間9分56秒とそこまで目立つタイムでは無かったのですが…スピードよりもスタミナや暑さへの強さが大事な北海道マラソンにおいて、見事な走りを見せました。


6位に東洋の清野が2時間12分20秒で走り、こちらも柏には及ばなかったものの見事な走りでした。こんなに大学生が揃って上位に来ることはなかなか無いですよね、まして同じ大学で…清野は2年連続で箱根10区を走り、前々回は区間9位、前回は2位と好結果を残している選手ですが、マラソンでも良い走りを見せてくれました。柏も清野も3大駅伝…特に箱根での走りもますます楽しみになってきますね。気が早いですが柏9区、清野10区というマラソン好走コンビで締めるなんてのも面白そう。


もう1人出場した村上は17位、2時間16分34秒という結果でした。柏や清野と違ってまだ3年生、ハーフで安定した結果を何度も残していますが、初マラソンとしては悪くは無かったのでは。3大駅伝は3度エントリーされていますが、まだ出場経験は無いんですよね。今回は良い経験となったでしょうし、今年度の3大駅伝でも見てみたい選手の1人です。

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