第91回(2022年)日本インカレ エントリー感想 ~10000m~

最後は10000mのエントリーについて見ていきます。今回エントリーされた選手は29人、参加A標準が28分45秒、B標準が29分15秒と30秒も差があるんですね。それでも関東以外の大学がこのタイムを超えてくるのは大変ですが…前回は28人エントリーされていて22人が出場しています。今回も20~25人くらいの出場となるのかな?

~エントリー~

5千以上に1万に有力留学生がエントリーされています。創価大のムルワは27分35秒とトップの資格タイムを有しており、優勝候補の1人です。この種目には4年連続での出場となりますが、過去3大会はいずれも2位なんですよね。最後に優勝を果たせるのかにも注目です。もう1人27分台の資格タイムを持つのが日大のドゥングで27分48秒となっています。全日本予選では4組10位で走っており優勝争いはさすがに厳しいかもしれませんが、表彰台争いをしてもおかしくはないいあと。


山梨学院大のムルアは5000mとダブルエントリー、3日間で2種目走るのは負担も大きそうですが出場すれば1万の方が先なだけに疲労なく臨めるのでこちらの方が好結果を期待出来そうか。前回も4位で走っています。駿河台のゴッドフリーは28分47秒と持ちタイムこそ他の留学生には及びませんが、関東インカレ1部5000mで2位、全日本予選でも4組4位と力を見せています。表彰台候補の1人かな。


他にも星槎大のウェルドゥが28分44秒、星槎道都大ディラングが30分19秒の資格タイムでエントリーしており、留学生は全部で6人いますね。日本人選手がそこにどれだけ割って入れるかにも注目です。これまでの傾向を見ると、3位以内に入れれば上出来な結果と言えそう。


日本人選手を見てみると、関東インカレ1部1万mの覇者である順大の伊豫田が大きな実績がありますし、28分6秒という資格タイムも日本人選手トップです。日本インカレでも日本人トップになる可能性も十分あるかと。28分7秒を持つ日薬大の中山が資格タイムで続き、持ちタイムだけではなく前回も9位で走っている実力者です。


他に勝負レースで結果を残している選手となると…東海の梶谷は28分27秒の資格タイムに全日本予選でも4組7位と見事な走りを見せて一気に主力の仲間入りを果たしていますし、明治の富田も関東インカレ1部5000mで7位、1万mで5位とダブル入賞を果たしている実力者で今回も入賞候補の選手たちです。


青山学院は今回も4年生がトリプルエントリー、28分29秒を持ち箱根9区区間記録保持者である中村、28分21秒と持ち関東インカレ2部ハーフで3位だった西久保、28分57秒を持ち同種目で5位だった横田とハーフで実績豊富な選手が揃いました。3人ともトラックはロードに比べるとそこまでインパクトを残していない気もしますが…最後の全日本インカレでの走りはやはり気になるところ。


順大は伊豫田以外にも28分36秒を持つ四釜、28分54秒を持ち石井とこちらも実力者をエントリー、四釜も全日本8区2位など長い距離の勝負レースで実績豊富、石井もトラック・ロードのいずれも安定した走りを見せています。


創価もムルワ以外に28分45秒を持ち箱根7区4位の新家、28分38秒のベストを持ち、全日本予選で3組3位で走っている桑田をエントリーとこちらも楽しみな選手たちです。3人エントリーしているのは青学、順大、創価の3校だけですね。やはり日本インカレは大学によって重視具合が大きく異なりますね。ただ、今回も留学生にも日本人選手も実力者が何人も揃っていますし、ハイレベルな争いを期待したいところです。

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