2022年度 トラックシーズンにおけるベスト更新状況 ~日本大学~

続いては日本大学について、トラックシーズンの結果をトップ10でベスト更新した選手をポイント化して振り返ります。予選会で苦戦が続いている日大でしたが、今年度の全日本予選で7位に入り全日本出場を果たし殿は大きな一歩となりました。2年ぶりの全日本出場、予選会を突破しての全日本は2018年以来4年ぶりとなります。久しぶりに予選会で良い走りを見ることが出来ました。

※2022/1/1以降の自己ベスト更新を以下のルールでポイント化しております。更新した順位と人数(1,2位・・・5pt、3,4位・・・4pt、、、9,10位・・・1pt)から算出され、各部門ごとに30点満点になります。

5000m:14点(2、3、5、7位)  ※前年:5点

松岡が13分44秒でベストを3秒更新してチーム2番手の持ちタイム。セカンドベストである13分47秒も今年度マークしたものです。チームとしては全日本出場が大きなトピックでしたが、松岡が復帰&早速自己ベストを更新したというのも非常に大きかったです。関東インカレ5000mで8位入賞、全日本予選で3組4位と見事な走りでチームを牽引しました。


下尾が13分48秒で続いてチーム3番手のタイムとなりました。こちらもセカンドベストである13分51秒を今年度マークしています。3本柱に続く選手が重要だった全日本予選では下尾が3組19位でまとめてくれたことが通過に貢献しました。トラックでの走りはもはやエース級、ロードでもその力を発揮出来れば非常に楽しみになります。


西村が14分10秒でベストを6秒更新し、チーム5番手に浮上しています。全日本予選では1組13位、前年度の箱根予選ではチーム3番手で走っている主力の1人です。長い距離で結果を残している貴重な選手ですが、トラックのスピードも身に着けてきています。ルーキーの滝澤が14分12秒でチーム7番手、高校ベストを12秒更新しています。高校時代から実績があり持ちタイム以上の力があると言われていましたが、早速ベストを更新出来たのは良かったです。


トップ10以外でも、14分18秒をマークした安藤やともに14分29秒をマークした矢後、小笠原といったルーキーなど自己ベストをマークする選手も少なかった状況からすると、徐々にチームとして良い方向に向かっているのかなあ?

10000m:0点(なし ) ※前年:9点

トップ3のうち2人を含む4人がベストを更新した5千と比べ、1万はトップ10でのベスト更新はありませんでした。トラックシーズンは1万よりも5千中心にレースに出場していた印象かなあ。後は箱根予選に向けて、駅伝シーズンで1万を1度経験しておけば…トップ10圏外では、ルーキーの山内一が30分21秒で走っています。


箱根予選にルーキーが出場を果たすとすれば、まず名前が挙がってくるのが山内一、滝澤の2人だと思うので…2人がしっかりと走れているのは好材料です。ちなみにHPを見ると2,4年生が9人の一方で1年生はその3倍となる27人もいますから、ルーキーもどんどんタイムを伸ばしていってメンバー争いに加わり、選手層を厚くしていって欲しいところ。


セカンドベストとなると、安藤が29分38秒で走っていますね。4学年の中で最も戦力的に厳しいのは2年生でしょうが、安藤はその中では最も活躍しており、全日本予選にも2年生から唯一出場して1組26位で走っています。1万は前年の9点から落としていますが、5千との合計は前年も今年も14点ということで一緒となっています。

総評

27大学中、5千の14点は単独12位、1万の0点は22位タイ、合計の14点は18位タイとなっております。前年の合計は21位でしたので、そこからは順位を上げてきているということに。日大は持ちタイムは決して悪くは無いですし、主力どころはある程度好タイムを持っている一方で8~10番手の持ちタイムは14分10秒台、1万は29分台後半とまだまだ更新の余地はありそう。


4月→現時点における上位10人の平均タイムで見てみると、5千では14分5→14分0秒と5秒短縮していますが、15→17位と2つ順位を下げているんですよね。平均13分台の大学がもう16校もありますからね…1万では28分56秒で変わらずで順位は12→13位とこちらは1つ順位を下げています。


駅伝シーズンにおける最大の目標は箱根予選突破でしょうが、これは全日本予選突破よりも段違いで難易度が高いです。通過校だけで見れば全日本が7校、箱根が10校ということでむしろ枠は広がるのですが…まず、過去2大会は18位→21位といずれも惨敗していることは大きいです。通過争いに絡むことも出来ていないですからね…今回からは周回コースではなくまた以前のコースに戻るので、そこで結果も変わってくると良いのですが…周回コースによる高速化に対応出来ていませんでしたからね。


全日本予選は出場するのが8人、箱根予選は12人ということでこの人数の差も大きいです。日大はドゥング、樋口、松岡の3人がトリプルエースでハイレベルな走力を有している一方、選手層はかなり薄くなっていますからね…全日本予選は20校の中で最もベストの布陣が組めた大学と言っても良いほどに完璧で、それでも7位と最下位での通過となりました。主力はもちろん、7,8番手の選手がいなかったとしても厳しかったのでは?と思うほどに戦力としてはギリギリだったかなあと。


トラックよりもロードの方が明確に強いかなと思えるのは西村くらいですし、エース級、主力どころが持てる力を十分に発揮し、さらにハーフで崩れることなくまとめられる新戦力の台頭が何人もないと、前回の21位から10位以内まで跳ね上がるのは困難でしょう。ただ、2年前の箱根予選落ち以降はなかなか良いニュースが無かったチームにおいて、全日本予選を突破したというのは大きな自信となるでしょうし、箱根予選でも全日本予選のような粘り強い走りを見せて欲しいです!!