2022年度 トラックシーズンにおけるベスト更新状況 ~拓殖大学~

続いては拓殖大学について、トラックシーズンの結果をトップ10でベスト更新した選手をポイント化して振り返ります。前年度に比べると、今年度のトラックシーズンはあまり目立った走りは無かったですね…全日本予選も前年の4位から18位にまで順位を落としてしまいましたし。

※2022/1/1以降の自己ベスト更新を以下のルールでポイント化しております。更新した順位と人数(1,2位・・・5pt、3,4位・・・4pt、、、9,10位・・・1pt)から算出され、各部門ごとに30点満点になります。

5000m:0点(無し)  ※前年:24点

5千のトップ10で今年自己ベストを更新した選手は誰もいないことに…そもそも、記録会への出場自体があったのか記憶に無い…ちなみに確か2年前は記録会にトラックシーズン全く出場しなかったはず。もちろん、コロナの影響もありましたが…それでも箱根予選は通過を果たしていたので、もう記録会よりもチームの最大の目標である箱根予選に注力するためにということなのかな?


ちなみに、前年は24点で3位タイと自己ベストを更新した主力が非常に多かったです。卒業生が大半を占めていたので、現役メンバーのトップ10で前年ベストを更新しているのはラジニ、吉村、佐々木という持ちタイムトップ3だけですが…5千のスピードが箱根予選に直結しないとはいえ、14分1桁、14分10秒台が1人ずつしかおらず、10番手が14分30秒というのはさすがに箱根出場を狙う大学としては寂しすぎますよね。

10000m:0点(無し ) ※前年:1点

5千に続いて1万でもベストを更新した選手はいません。前年もわずかに1点なので2年連続でトラックシーズンの1万mはほとんどタイムを伸ばしていないことに。まあ、1万は駅伝シーズンに狙うことの方が多いですし、実際今のトップ10のうち9人が前年の9月~12月の間に自己ベストを更新しています。ただこれは素直に喜べる数字ではないんですよね…


箱根予選で予選落ちとなってしまった大学は11月や12月に行われる1万mの記録会に積極的に出場し、さらに箱根が無いため記録会に全力を注げるため、自己ベストを更新しやすいという状況があります。これは拓殖に限らず多くの大学に当てはまるかなあ。持ちタイムが良いに越したことはもちろん無いですが…トップ10圏外でベストを更新したのも、30分52秒で初1万を走った熊谷くらいかな?5千、1万ともに0点なのは日体大とこの拓殖の2校ということになります。

総評

あまり順位について説明する意味はありませんが、27大学中、5千の0点は26位タイ、1万の0点は22位タイ、合計の0点は26位タイとなっております。記録を狙わなかった分、駅伝シーズンや箱根予選では結果を残してくれることを期待したいですが…ここまで記録会に出場しないと選手やファンの気持ちとしてはどうなんでしょう?


4月→現時点における上位10人の平均タイムで見てみると、5千は14分17秒で変わらずで順位は26→27位と1つ順位を下げて最下位となっています。もう平均で14分10秒台の大学も3校しか無いですすからね…1万は29分2秒で変わらずで15→18位と3つ順位を下げています。1万の持ちタイムは5千と比べても良い選手が多く、28分台が1人、29分前半も6人いて10番手でも29分32秒と決して悪くは無いです。


箱根予選に向けては現在のチーム状況が分かりづらいところではありますが…全日本予選でラジニを欠いたとはいえ18位と大惨敗だったのはやはり気になるところです。拓殖が18位以下となるのは棄権した2014年を除くと2012年の18位まで遡ります。この時は箱根予選でも10位で予選落ちとなっています。2013年~2020年まではずっと箱根に出場しており、9年ぶりに逃したのが前年ということに…


2000年以降を見ると、8回箱根出場を逃していますが、連続で出場を逃したのは2005~2007年の3連続しかないんですよね。他は1年で箱根返り咲きを果たしています。連続で出場を逃すと箱根復帰が困難になるというのはもう何度もブログでも記載していますが、拓殖も今年度は正念場ですよね。前年の主力が多く抜けた中で箱根に戻ることが出来るのか…箱根予選での粘り強さを再び見せて欲しいです!!

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