第54回(2022年)全日本予選結果 ~17位:上武大学~

続いては17位だった上武大学の全日本予選結果を見ていきます。過去5大会の全日本予選はいずれも17位以下ということで浮上のきっかけはつかめないままですね。。。箱根予選は何とか3大会連続14位以内で大きく崩れてはいないものの、箱根出場争いにも加われていない状況です。レース結果はこのようになっております。

~1組~ 33位:前原、40位:関本

1年生コンビに託すこととなった1組ですが…前原が33位、関本は最下位という苦しすぎるスタートとなりました。それだけ期待も大きかったのかと思いますが、二人とも早い段階で遅れてしまい、特に関本はそのまま大きく離されてしまうこととなりました。39位とも40秒差ですし、1組にして早くも通過は非常に厳しくなってしまいました。1年生に1組を託せざるを得ないチーム状況も苦しいです。

~2組~ 21位:上本、32位:岩田

上本が21位でまとめたのは悪くは無かったのではないでしょうか。全日本予選は初出場、箱根予選は前回243位だったことを考えても中位での走りはまずまずです。こういう中位で走れる選手を増やすのが上武にとっては大事ですからね。一方の岩田は32位という結果に。今年度は自己ベストラッシュで海村に次いで期待される2年生ですが…順位も31分台というタイムももう一歩だったかなあ。この経験を今後に活かしてくれれば。

~3組~ 11位:海村、37位:青山

海村が11位は見事でしたね。他の7人がいずれも20位以下という中で最も良い走りとなりました。前回の箱根予選は287位に沈んでいますが、今年に入ってから持ちタイムもどんどん伸ばしていますし、勝負レースで結果を残したのは大きいです。来年度日本人エース候補の1人となりそう。一方の青山は37位とこれまた下位に沈んでしまうことに…どの組も揃って耐えることは出来なかったか。2度の箱根予選を経験し、1万も29分13秒まで伸ばしている選手なのですが…初の全日本予選は苦しい結果となりました。

~4組~ 23位:パトリック、38位:村上

1~3組までは苦しくとも最終組だけは心配いらないと思っていたのですが…留学生のパトリックが留学生の先頭集団についていったものの、そこからは遅れてしまうことに。そして、遅れただけでは無くて日本人選手にもどんどん抜かれてしまったのが良くなかったですね。最終的に23位にまで順位を下げることとなりました。


一方の村上は日本人エースとしてチーム内でも抜け出た存在ですが…初の全日本予選はまさかの38位に沈むこととなってしまいました。今回はちょっと合わせることが出来なかったのかなあ。2年連続箱根予選でチームトップ、30位以内で走っている実力者ですし箱根予選に向けては合わせてくれることでしょう。

箱根予選に向けて

8人中5人が30位以下で総合17位という走りは箱根予選に向けても収穫は決して多くは無かったです。3年連続で箱根予選を逃している中で何とか箱根返り咲きを目指すきっかけを掴みたかったのですが…海村の走りが良かったくらい。。。箱根予選ではまずパトリックは他大の留学生に負けない走りを見せてくれることが必須条件で、日本人エースの村上も過去2大会と同じくらいの走りは最低してほしいですよね。


問題は続く選手で、ここで楽しみなのがまず海村ということになりそう。タイムを伸ばし、勝負レースでの実績を残したのは大きく貯金を稼ぐ役割を担ってくれそう。前回の箱根予選、今回の全日本予選を共に走ったのは他に青山、上本がおり、こういった経験者が100位前後で走れるようになってくれると大きいのですが…


箱根予選は未経験ながら前年度の全日本予選を走っている額賀、箱根予選経験者の石田、ハーフでタイムを伸ばしている岩田らも出場する可能性が高い選手たちですね。箱根予選経験者が決して多くは無い中で100位以内どころか150位以内で走ったことがあるのもエースの村上だけという状況ですから、箱根出場へのハードルの高さが分かります。


1年生が早速全日本予選に2人も出場しているのは楽しみではありますが…現時点では今年度の箱根予選で過去2大会と同じ順位である14位であればまずまずかなあというのが正直な印象です。通過争いにも加われるとはちょっと思えない状況…上武も監督が代わっての箱根予選でどんな結果を残せるのか?というのは今後を見据えても大事になってきますし…復活の兆しが見えるような走りを見せて欲しいです!!