第54回(2022年)全日本予選結果 ~8位:城西大学~

続いては8位と予選通過まであと一歩だった城西大学の全日本予選結果を見ていきます。全体的にも良く走ったと思いますし、8位という結果は上々なのでは。もちろん通過できなかったのは残念ですが、大きく崩れる選手もおらず箱根予選に向けて希望を持てる結果だったのでは。レース結果はこのようになっております。

~1組~ 10位:山中、18位:鈴木

山中は個人的には最終組を任される選手かと思っていたので1組の時点で万全では無かったかもしれませんが…それでも10位で走っているのはさすがです。ただ、チームとしては山中を1組に起用せざるを得ない状況だったのは微妙だったか。ルーキーの鈴木も18位でまとめており、粒ぞろいのルーキーが揃う城西ですが、鈴木が早速結果を残しました。

~2組~ 17位:林、25位:藤井

林は中距離チームに移ったとなっていたのですが…1万で好タイムをマークして全日本予選でも17位と1万の距離に何も問題ない走りを見せていますね。ハーフの距離よりも1500m~1万で戦っていくということなのかなあ?トラックでの林は頼りになります。藤井は25位ということで唯一出場した4年生でしたが、最低限ではまとめてくれたかなあ。1,3年生の活躍が目立つチームですが4年生も負けていられませんね。

~3組~ 8位:野村、12位:山本唯

3組に山本唯、野村と28分台コンビ&実力者を起用してきました。結果として、3組が唯一スローペースになってしまったのも痛かったかなあ。城西勢はずっと3組で好位置をキープしていましたし、スローペースになったときも仕掛けたそうな動きをしていましたもんね…最終組を考えると思い切って二人で抜け出す戦略もありだったかもしれません。それでも、野村が8位、山本唯も12位と組合計順位で最も良かったのはさすがです。

~4組~ 14位:キムタイ、26位:斎藤

最終組を迎えて通過争いのターゲットは日大となったわけですが…4年生コンビのドゥング&樋口に対してルーキーコンビのキムタイ&斎藤ではさすがに分が悪かったかなあ…キムタイは留学生の集団に積極的についていったものの、途中で遅れてしまうと日本人選手にも抜かれてしまって14位、1万で自己ベストだったとはいえ物足りない走りとなってしまいました。


斎藤も日本人集団から遅れてしまう苦しい展開…ルーキーで最終組を任されて26位は良く走り切ったと思いますが、通過を目指すとなるともう一歩でしたね。。。全体的に組エントリーとレース展開が上手く嚙み合わなかったかなあ。通過を狙える状況だっただけに惜しかったです。

箱根予選に向けて

前回の箱根予選では15位に沈んでしまっており、そこからの復活を果たすためにも各選手のレベルアップは必要不可欠ですが、前回からの大幅な上積み候補はいくつもあります。まずは留学生のキムタイが加わったことで悪くても前回から2分、3分以上の貯金を得ることも可能でしょう。さらに、日本人エース格の山本唯、山中、野村の3人は前回80~110位に固まっていましたが、これを50位以内には持ってきたいですよね。そのくらいの力はあるはず。


3年生中心のチームですが、箱根予選となると4年生の走りも大事になってきます。今回全日本予選に出場した藤井に1万で28分台をもつ木村、5年目となった松尾も復活しているのであれば大きな戦力となりますし…最上級生の意地を最後の箱根予選で見せて欲しいところ。


また、期待のルーキーも戦力となってくるでしょう。全日本予選に出場した鈴木、斎藤の他にも岩田、古橋らがいますし、現3年生が1年時は5人が出場していますがそれに近い人数が起用されてもおかしくは無いですね。1年生の突き上げがチームの競争力強化に貢献してくれるはず…片渕、平林といった前回出場している2年生もいますし、箱根予選出場経験者が14人もいる経験値は城西の大きな強みです。


それだけ経験者がいる=前回の箱根予選に合わせられなかった選手が何人もいたともいえるのですが…経験値+ルーキーの期待値の大きさを考えると、上位通過を果たしてもおかしくない戦力を有しています。後は箱根予選にどれだけピークを持ってこれるか…過去3大会は15位→3位→15位と極端な結果となっておりますが…箱根出場を果たしてからまだ連続で出場を逃すことはありませんでしたし、前回の反省を活かして今回は危なげない通過を見せて欲しいです。

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