第54回(2022年) 全日本予選戦力分析 専修大学

本日は専修大学の全日本予選における考察を行っていきます。前回の全日本予選では見せ場なく18位で予選落ち…多くの箱根予選落ち校の後塵を拝することとなりました。全日本に最後に出場したのは2009年まで遡りますからね。箱根には2年連続で出場を果たすなど復活を遂げましたが、全日本はまだまだ遠い目標となっています。

名前学年5千ベスト1万ベストハーフ換算
専修大学 成島 航己4年14:28.6729:32.5901:03:38
専修大学 高瀬 桂4年14:17.8429:45.8201:02:49
専修大学 安達 勇人4年14:21.1230:08.3101:09:11
専修大学 寺井 望4年14:40.1830:18.5801:06:49
専修大学 木村 暁仁3年14:11.9629:04.2101:02:44
専修大学 田島 洸樹3年14:14.6429:28.9101:08:41
専修大学 水谷 勇登3年14:08.0029:38.8301:04:26
専修大学 野下 稜平3年14:36.6930:01.7301:04:34
専修大学 藤野 隼也3年14:24.3730:54.1401:06:01
専修大学 D・キサイサ2年13:39.1628:57.2701:03:04
専修大学 新井 友裕1年14:15.7330:25.43 
専修大学 手塚 太一1年14:25.1630:53.89 
専修大学 村上 友哉1年14:36.22 
エントリー

前回2組17位、箱根でも7区9位と唯一全日本予選でも箱根でも好走している国増が外れてしまったのは痛いですね。勝負レースでの実績はチームでもトップクラスですし…持ちタイム上位では箱根予選にも出場した小島が外れてしまいました。さらに、前回の全日本予選経験者では1組の千代島、2組の辻、3組の吉岡が揃って外れてしまい、国増も含めて4人もいないのは凄いですね…ルーキーはベストをマークしている新井に手塚、村上と3人エントリーされているのは楽しみです。

持ちタイム

エントリーされた上位8人の1万m平均タイムは29分34秒、私がDB管理している18校の中では最下位となっています。17位の国士館とも8秒離れていますし、タイム上はボーダーが遥かに遠いです。28分台のベストを有しているのはキサイサだけですし、29分前半でさえ木村、田島の2人しかいないですからね。エース格の木村や高瀬など持ちタイムに見合っていない選手も多いですし、記録会への出場も少ない専修ではありますが…エントリーメンバー13人のうち30分切りも6人しかいないのはさすがに寂しすぎます。

出場予想

全日本予選の出場選手予想は以下の通りです。

1組:成島④、新井①
2組:水谷③、田島③
3組:高瀬④、野下③
4組:木村③、キサイサ②


最終組は木村とキサイサという前回と同様のコンビで良さそうかなあ。エース格の2人でありキサイサは前回の全日本予選でも11位で走っていますし、木村は箱根で1区4位の実績を誇ります。ともに関東インカレにも出場していますし、今年度も問題無さそう。エースの走りを見せてくれれば。


3組は高瀬と野下、高瀬は関東インカレでは1500mに出場していたこともあり、なれば1万に出場した木村が4組の方が良いかなあということで高瀬は3組としています。どちらにしろ2人のどちらかが4組、もう一方が3組となるでしょう。箱根予選での快走もありますし、3組ならば上位で走って欲しいですね。野下も着実に力をつけていて関東インカレ1万にも出場、前回も1組22位でまとめています。今回のエントリーメンバーでは3本柱に次ぐ存在と言って良いのでは?


2組は水谷と田島、田島は関東インカレでも1万に出場するなど持ちタイムを伸ばし勝負レースの経験も積んできました。今年度も主力の1人として活躍が期待されますし、2組には出場してほしいかなあ。水谷は今年度5千でベストを更新、箱根予選でも好走している主力の1人です。2人とも3組を任されてもおかしくない選手ですし、順当ならばこの2人も全日本予選に出場することでしょう。


1組は成島と新井、成島は3年時は3大駅伝・予選会に出場していないのが気になるところですが…エントリーされたのであればそろそろ出場するところを見たいということで…最も負担の少ない1組としました。新井は今年度5千で14分15秒をマークしているルーキーであり、関東インカレ5000mにも起用されました。苦しい結果だったものの良い経験となったことでしょう。その経験を活かして全日本予選でも見てみたい…ということで1組としました。

展望

現実的には通過争いをするのは困難でしょう。過去4度の出場で最高順位は15位であり、この順位を上回ればまずまずという状況ではないでしょうか。持ちタイムを見ても全日本予選での走りを見ても、10位以内に入ってくるのは想像できないかなあ…エース格はいますし、選手層も以前に比べればだいぶ分厚くはなってきているのですが、全日本予選となると戦力的にはまだまだ厳しいです。


全日本予選にチームとしてそこまで合わせてきていないというのも正直あるのかなあ。ここ最近も記録会にもあまり出場せずに箱根予選一本に絞っていますからね。今年度の最大の目標も3年連続の箱根出場となるでしょうし、全日本予選はある程度経験を積む場と言えそうです。それでも、せっかくの全日本予選出場ですし、1つでも上の順位を目指して欲しいですし、見せ場を作って欲しいです。

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