第54回(2022年) 全日本予選戦力分析 国士舘大学

出場予想

本日は国士館大学の全日本予選における考察を行っていきます。明日エントリーが締め切られ、明後日にはエントリー選手も発表されるでしょうか。国士館の上位8人の1万持ちタイムは27大学中25位、全日本予選出場校では17位ということでタイム上は予選通過ラインからはかなり遠いです。やはり28分台を持った選手が多くいた卒業生の抜けた影響は大きいです。実際、日本人選手の28分台ランナーは一人もいないですからね。


前回の経験者も4人抜けており、前回3組を走った綱島、中西の二人がまず中心となってくるかな。綱島は持ちタイムもに日本人トップ、箱根でも快走している実力者です。中西も1万の持ちタイムはチーム5番手でトラックのスピードがあります。関東インカレ1万mではカマウ、福井の2人が起用されました。カマウは全日本予選でも最終組になるでしょうし、福井も持ちタイム3番手ですが、それ以上に勝負レースでの好走経験があるのが頼もしい限り。


日本人エース候補の1人である山本龍は関東インカレ5000mに出場した他、学生ハーフでは良い走りを見せていましたよね。2年時は故障もあって苦しみましたが、3年生では唯一箱根を2度経験している実力者です。綱島、山本龍とともに箱根を2度走っているのが清水悠、関東インカレハーフで17位と崩れずにまとめてくれました。2年生以上ではこういった選手たちが中心になってくるかなあ。


そして今年度期待のルーキーですが、岩下・生駒が早速関東インカレ5000mに出場、ともに予選通過とはならなかったものの岩下が13位で走ったのは良かったですよね。1万でもすでに29分44秒で走っていますし、全日本予選出場の可能性は高いです。今年度の走りを見ていると、全日本予選の組は以下のようなイメージかなあ。


1組:中西③、生駒①
2組:清水④、岩下①
3組:福井④、山本龍③
4組:綱島④、カマウ②

展望

最終組は綱島、カマウの2人が良さそうですよね。カマウは関東インカレは積極的な走りを見せたものの終盤失速しただけに、全日本予選は無理せずにレースを進めてくれれば。3組は福井、山本龍に中西あたりが候補になるのかなあ。中西は今年に入ってからレースには出場していない気がするので、状態が気になるところです。


岩下、生駒のルーキーコンビも是非全日本予選で見てみたいですし、関東インカレに出場した選手が中心の布陣となるのではないでしょうか。5千では先月松井や福士が自己ベストを更新していて好調ですし、前回の全日本予選に出場している安達もいます。後半の組を任せられそうな選手が4人以上いて、8人を選ぶ争いもなかなか熾烈になりそうです。


ただ、全日本予選を通過できるかとなると現状ではさすがに厳しそうかなあ。主力が揃っていた前年度でも9位で予選落ち、全日本ではここ5年間出場出来ていません。全日本予選で今回の通過圏内である7位以内で走ったとなると、伊藤、藤本のダブルエースを擁した2010年まで遡ることになりますからね。戦力ダウンが心配なチームにおいて、全日本予選での走りというのは箱根予選に向けても非常に大事になってきますし、1人でも多く好走する選手が出てきてほしいです!!

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