第54回(2022年) 全日本予選戦力分析 城西大学

まだ全日本予選のエントリーは発表されていませんが…そろそろ取り上げていかないと間に合わなそうなので…本日からは関東全日本予選に出場する大学に対し、全日本予選における考察を行っていきます。最初は城西大学となります。全日本でシードを獲得している8校(駒澤、青学、順天、國學院、東国、早稲田、明治、中央)はいずれも関東勢、1地区最大で15校までしか出場出来ませんので、残る7枠を20校で争うこととなります。


予選に出場出来るのは、資格有効期間(2021/01/01~2022/06/04)において、1万m上位8人の合計タイムが上位20校のみとなります ※留学生は1人計算 6/4まで有効なため、まだ出場する20校は確定していませんが、出場が確実視される大学をエントリー確定までは取り上げていきます。

出場予想

上位8人の1万の平均持ちタイムは私がDB管理する27校中18位、全日本予選に出場する大学では10位ということでタイム上はボーダーを争う大学の1校となるでしょうか。ただ、気になるのは関東インカレのエントリーです。エースのキムタイは5000mで2位に入るなど前評判通りの強さを見せ、1万で28分台のベストを持つ山中も決勝進出とこの2人は順当で、キムタイは最終組のエントリーはほぼ確実、山中も有力でしょう。


その一方で1万の持ちタイムでチームトップ2であり箱根でも好走経験のある山本唯、野村が揃って関東インカレに姿を見せず…全日本予選に出場出来るのかが不安要素です。前回は山本唯が4組、野村が3組を走っている実力者ですからね。関東インカレ1万に出場した木村、藤井と1万の持ちタイムでチーム3,5番手の二人は33,34位といずれも下位に沈んでおり、全日本予選で後半の組に出場してほしい2人が関東インカレからどれだけ立て直せるかも大事になります。


ハーフに出場した小島拓、平林は17位、22位といずれもまずまずの走りで平林は前回も2組を担っています。個人的に気になるのは中距離所属と変わっていた林、1500mを中心に走るのかと思いきや直近の1万で29分26秒をマークしており、全日本予選でも十分戦力となりそうです。ここに前回の経験者である小島大や堀越、そしてルーキーも絡んできそうですよね。


今年度のルーキーは箱根予選落ち校とは思えないほど選手が揃っており、早速関東インカレ5千に出場した斎藤に鈴木あたりは8人に入ってくる可能性は十分ですし、古橋や岩田、大沼らもいます。なかなか足並みの揃わない3年生に代わって1年生が最多出場となってもおかしくないほどです。関東インカレを考慮すると以下のようなイメージかなあ。


1組:平林②、斎藤①
2組:小島拓④、林②
3組:木村④、藤井④
4組:山中③、キムタイ①

展望

3大駅伝以上に留学生の影響が大きいのが全日本予選、箱根予選であり最終組を上位で走ることが計算できるキムタイの存在は大きいです。もう1人も山中が走るのであれば中位ではまとめてくれそうかなあ。ただ、先述の通りチームの中心である3年生の状態が不透明なのが不安ですね。ベストメンバーで臨めれば全日本出場を勝ち取ってもおかしくないと思いますが、山本唯や野村ら主力を複数欠く状況では正直厳しいでしょう。


前回もそこまで主力の欠場が無かった中でチームとしては全日本予選に合わせられずに13位という結果に終わっていますし、関東インカレでベストメンバーでは無かっただけではなく、キムタイ以外はあまり奮わなかったのも懸念材料です。このままだと、比較的タイム差のつきやすい3組が苦しい布陣となってしまいそうかなあ…


前年度の箱根予選ではまさかの15位に沈み、そこからの立て直しを図る中で全日本予選というのは城西にとっても非常に大事な大会となってくるでしょう。前評判がそれほど高くない全日本予選でも崩れない粘り強い走りで出場を果たしたことは何度もありますし、今年に入って5千で自己ベストをマークしている選手も多いです。キムタイというエースもいますし、全日本予選にはしっかりとチームとして合わせ、出場を勝ち取って欲しいです。

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