第101回関東インカレ(2022) 2部3000m障害 ~大東大の佐竹が優勝~
関東インカレもあっという間に終わってしまいましたが・・・今日は5/22に行われた2部の3000m障害について振り返っていきます。今大会は最終日に長距離種目の決勝が目白押しでしたね。そしてyoutubeでの配信が唯一無いのが最終日というのがちょっと残念。。。公式結果はこのようになっております。入賞した8人は以下の通り、入賞した選手を中心に振り返ります。
順位 | 氏名 | 所属 | 記録 |
---|---|---|---|
1位 | 佐竹 勇樹 (3) | 大東大 | 8:45.75 |
2位 | 青木 颯 (3) | 湘南工大 | 8:48.56 |
3位 | 黒田 朝日 (1) | 青学大 | 8:49.44 |
4位 | 大吉 優亮 (3) | 帝京大 | 8:51.06 |
5位 | 上野 航平 (4) | 中央学大 | 8:51.09 |
6位 | 溝口 泰良 (3) | 創価大 | 8:52.84 |
7位 | 内田 賢利 (3) | 立大 | 8:54.36 |
8位 | 後閑 将太 (4) | 上武大 | 8:56.50 |
優勝を果たしたのは大東大の佐竹、前回も決勝に進んでいるとはいえ11位という結果だったのですが…今回は予選3組を8分47秒と全体トップとなる好タイムで通過すると、決勝では何度も先頭からは離されるものの、ラスト1周の素晴らしい走りで逆転しての優勝を果たしました。本当に今年度の大東大は見違えるような結果を残す選手が多く、今のところ監督が代わった影響が良い方向に出ていますね。
2位に湘南工大の青木、入賞者が箱根出場校&今年度現実的に狙う大学が占める中で、予選1組をトップ通過を果たすと、決勝でも見事な走りで2位に入りました。1500mや3000m障害だといわゆる長距離強豪校以外の選手が活躍することがありますが、青木も予選・決勝ともに見事な走りを見せてくれました。
3位に青学の黒田、予選2組をトップ通過しており、表彰台はいずれも組トップだった選手が占めることとなりました。予選同様に集団から抜け出した時には黒田がこのまま優勝するか?と思いましたが、最後の水豪を抜けた後に逆転を許してしまい3位という結果となりました。それでも1年から予選・決勝とも積極的な走りで表彰台に上るのはさすがですし、今後どれだけこの種目で活躍を見せるのかが楽しみです。
4位に帝京の大吉、前回は決勝に進出しているものの12位と最下位に終わりましたが、今回は予選2組を2位通過、決勝でも粘り強い走りで4位にまで食い込んできました。期待のルーキーである山口がハードルに足を取られて転倒、そのまま途中棄権と悔しい結果となったなかで先輩が維持の走りを見せました。3000m障害をきっかけに3大駅伝でも活躍が期待されますね。
5位に中央学院の上野、前回も3位と好結果を残している実力者ですが、今回も表彰台には届かなかったものの、予選を2組4位とタイムで通過を果たすと、5位と2年連続でポイントを獲得したのはさすがでしたね。3000m障害で安定した結果を残しています。その一方で3000m障害以外ではまだ目立った走りを見せられていないだけに、最終学年では他の種目や距離でも活躍してくれれば。
6位に創価の溝口が入りました。予選では3組4位とタイムでの通過から、6位入賞を勝ち取りました。創価も各種目で結果を残す選手が出てくるのが強いですね。溝口も5千、1万でタイムを伸ばし箱根にもエントリーを果たしている選手、今年度を飛躍の1年としてくれれば。
7位に立教の内田、2年連続で7位入賞を果たすこととなりました。予選は3組を2位通過、決勝でも積極的な走りで一時は集団から抜け出して先頭に立ったものの、さすがに抜け出すのが早すぎたのか、終盤まで持たずに7位という結果となりました。安定して結果は残しているのですが、もう一歩抜けきれない状況かなあ…
8位に上武の後閑が入り、最後の入賞となりました。予選では3組5位と唯一5位での通過でしたが、決勝でポイントをもぎ取りましたね。前年度も同種目に出ていますが予選8位で予選落ち、そこから1年で見事な結果を残してくれました。