第101回関東インカレ(2022) 1部ハーフ ~藤本が大会記録で優勝、東洋がトリプル入賞~

関東インカレもあっという間に終わってしまいましたが・・・今日は5/22に行われた1部のハーフについて振り返っていきます。公式結果はこのようになっております。入賞した8人は以下の通り、入賞した選手を中心に振り返ります。

順位氏名所属記録
1位藤本 珠輝 (4)日体大1:02:20
2位梅崎  蓮 (2)東洋大1:02:41
3位山平 怜生 (2)中大1:02:48
4位竹村 拓真 (4)東海大1:02:53
5位木本 大地 (4)東洋大1:03:03
6位稲毛 崇斗 (3)法大1:03:03
7位四釜 峻佑 (4)順大1:03:04
8位前田 義弘 (4)東洋大1:03:15

優勝を果たしたのは日体大の藤本、トラックでも日本人トップの有力候補に挙がるほどの選手ですし、順当かなあ。唯一コンディションのみ心配されましたが、故障や体調不良などもあってスピード練習が出来なかったため、ハーフに出場とのこと。62分20秒と山梨学院のモグスが持つ大会記録を3秒更新、2位に21秒差をつける圧勝でした。優勝候補筆頭で勝ち切るのもまた強さですね。


2位に東洋の梅崎、ロードでの強さに定評のある梅崎ですが、2位まで入ってくるとは思いませんでした。箱根でも7区11位とそれほど目立った走りでは無かったですからね…かつては宮下も関東インカレハーフ2位から飛躍を遂げましたが…梅崎も続いてほしいですね。一気に主力級になりそうな期待感があります。


3位に中央の山平が入ってきたのにもびっくりしました。2,3位は2年生が占めることに。箱根予選でチーム最下位から学生ハーフでの好走、そして関東インカレでも見事な走りを見せてくれましたね。トラックの方が得意な印象でしたが、今年に入ってハーフでの好走連発は頼もしい限り。同学年の阿部に負けない活躍を見せてくれそう。


4位に東海の竹村が入ってきました。箱根では2年連続1桁で走り、学生ハーフでも好走を見せていますが、ここでも素晴らしい走りを見せてくれました。東海勢は今回の関東インカレでは苦戦気味でしたが…ハーフで結果を残せたのは良かったですね。特に長い距離で頼りになる選手です。

5位に東洋の木本、箱根で悔しい走りとなって以降、躍進が止まらないですね。焼津ハーフ、そして関東インカレと自己ベストを連発し、今回もきっちりと入賞を果たしました。今の木本ならば今年度の箱根で再び往路を任されても心配いらなそうです。少なくともハーフの距離では主力級になってきました。


6位に法政の稲毛、個人的には2~6位はいずれも予想以上の好走だったかなあ。稲毛も箱根では8区13位という結果だったのですが、先輩で実績のある河田を上回っての6位入賞は素晴らしいです。4年生に主力が揃っていますが、今年度は稲毛や松永など3年生が一気に活躍してくれそうな期待感があります。


7位に順大の四釜、前回日本人トップで走っており3大駅伝でも大活躍だったことを考えると、2年連続の入賞はさすがですが、これでも物足りなく感じてしまうほどですね。ハーフでの距離での強さはトップクラスですし、今年度もハイレベルな活躍を見せてくれれば。


8位に入ったのが東洋の前田、他にダブル入賞した大学も無い中で東洋が1万に続いてのトリプル入賞を果たしました。本当に前年度の長距離で0点は何だったのだろう?と思うほどの圧倒的な成績を今年度は残していますね。前田も入賞を果たしたのはさすがですが、これまでの実績から考えると梅崎や木本に負けたのは悔しかったのでは。


東海の入田が9位と順位としては入賞まであと一歩でしたが、8位と9位には実に50秒もの大差があったんですよね。今回は入賞した選手たちの走りが抜けていました。前回の箱根で苦しい結果となった早稲田と明治はハーフでは苦戦で早稲田は安田の15位、明治は橋本の16位が最も良い順位ということに…トラックでは得点をしっかりと稼ぐ中でエース級とそれ以外の選手の差を埋められるかが今年度の課題となりそうかな。

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