第101回関東インカレ(2022) 1部3000m障害 ~早稲田の菖蒲が連覇を達成~

今日は5/22に行われた1部の3000m障害について振り返っていきます。公式結果はこのようになっております。入賞した8人は以下の通り、入賞した選手を中心に振り返ります。

順位氏名所属記録
1位菖蒲 敦司 (3)早大8:52.38
2位分須 尊紀 (2)日体大8:55.52
3位松村 匡悟 (4)筑波大8:55.93
4位浦田 優斗 (2)中大8:56.10
5位中園慎太朗 (4)法大8:56.12
6位北村  光 (3)早大8:57.06
7位大澤 健人 (3)中大8:57.42
8位村尾 雄己 (1)順大8:57.61

優勝を果たしたのは早稲田の菖蒲、予選1組でトップ通過を果たすと、決勝でも途中からは先頭を走り、そして抜け出すという理想的な展開、ラスト1周ではやや後続に差を詰められましたが、それでも8分52秒で2位に3秒差をつけての優勝、2連覇となりました。2~10位の差は2秒と僅差でしたから、一人抜け出して勝ち切った強さが際立ちました。


2位に日体大の分須、前回は決勝に進出したものの10位と入賞には届きませんでしたが、予選では2組2位で通過を果たすと、決勝でも2位集団から抜け出して菖蒲を追っていきました。最後は後続に詰められましたが抜かれずに2位を死守、前年度は3大駅伝でも主要区間を担うなど活躍を見せた分須が1年で成長した姿を見せてくれました。


3位に筑波の松村、前回は分須同様に決勝に進出して9位と入賞に届かなかった選手。予選では2組4位での通過ながら決勝ではラストでの3位争いを見事に制しました。年々力をつけて最終学年では表彰台を勝ち取りました。3000m障害だけではなく箱根予選にも前年度は出場していますし、他の種目でも活躍が楽しみです。


4位に中央の浦田が入ることに。1500mや3000m障害など短い距離で着実にタイムを伸ばしてきていましたが、4位入賞まで果たすとは思いませんでした。予選では2組5位ながら自己ベストをマークして通過すると、決勝でも最後まで粘りの走りを見せてくれました。中央も各種目で選手が台頭してきていますね。

5位に法政の中園が入ることに。前回4位入賞を果たしたのにはびっくりしましたが、今回は予選を1組5位通過、決勝でも前半は先頭を走る積極的な走りを見せました。その後も下がることなく集団でレースを進められたのが良かったですね。3位とわずか0.19秒差と接戦で競り負けてしまったのは残念ですが、2年連続5位以内は素晴らしい。


6位に早稲田の北村、予選では2組6位とタイムでの通過となりましたが、決勝ではきっちりと6位入賞を果たしました。前回も8位に入っていますので2年連続での入賞、早稲田としてもダブル入賞となりました。貧血もあってなかなか走れない時期もありましたが、関東インカレで入賞できるまでに戻してきたのは良かったですね。箱根6区を含め欠かせない戦力ですし、年間を通して活躍してくれれば。


7位に中央の大澤が入り、中央も浦田、大澤とダブル入賞を果たしました。1万やハーフでも着実に持ちタイムを伸ばしている選手、予選では1組3位で通過を果たすと決勝でも1秒以内の争いを制して入賞を勝ち取りました。選手層が厚くなってきているのをこの種目からも感じます。


8位に入ったのは順大の村尾、予選2組3位で通過を果たすと、決勝でも9位とわずか0.04秒差を制して最後の入賞枠に入りました。順大は前回2位に入っている服部が予選落ちという苦しい状況でしたが、何とかポイントを獲得することに。すでに高校ベストで13分台を持ち、都大路でも好走している実力者が大学の勝負レースでまずはしっかりと走れたのが良かったです。

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