第101回関東インカレ(2022) 1部1万m ~順大の伊豫田が優勝、東洋がトリプル入賞~
続いては昨日行われた1部の1万mについて振り返っていきます。公式結果はこのようになっております。入賞した8人は以下の通り、入賞した選手を中心に振り返ります。
順位 | 氏名 | 所属 | 記録 |
1位 | 伊豫田達弥 (4) | 順大 | 28:42.85 |
2位 | 井川 龍人 (4) | 早大 | 28:44.82 |
3位 | 児玉 悠輔 (4) | 東洋大 | 28:45.74 |
4位 | 児玉 真輝 (3) | 明大 | 28:47.06 |
5位 | 富田 峻平 (4) | 明大 | 28:47.71 |
6位 | 松山 和希 (3) | 東洋大 | 28:47.86 |
7位 | 佐藤 真優 (3) | 東洋大 | 28:49.54 |
8位 | 阿部 陽樹 (2) | 中大 | 28:50.23 |
優勝を果たしたのは伊豫田、ずっと好位置をキープしていましたがラスト1周となってからの抜け出し、見事でした。最後までしっかりと余力を残していました。28分42秒で2位に2秒差をつけての優勝、勝負レースでの強さは圧巻ですね。今年度もハイレベルな活躍を見せてくれそう。
2位に早稲田の井川、トラックの勝負レースとなるとそこまで目立った走りは見せられていませんでしたが…さすがは27分台ランナー、ラストの2位争いを制しての好結果でした。チーム状況を考えても井川はエースの働きをしてもらわないと困りますし、トラックシーズンから結果を残したのは良かったですね。
3位に東洋の児玉が入ってきたのはちょっとびっくりしました。というかラスト1周の時点で先頭集団に東洋勢が3人いましたからね。児玉は3大駅伝ではスターターとして安定した走りを見せていましたが、トラックでは目立った走りは見せていませんでしたからね。それが今年度に入ってからトラックで好走を見せ、ここでも自己ベストをマークしての表彰台は価値があります。
4位に明治の児玉が28分47秒、奇しくも3,4位で児玉が続くことに。勝負レースで安定した結果を残す児玉ですが、4位に入ってきたのは上出来と言って良いでしょう。今年度は富田、小澤に児玉も含めてのトリプルエースを形成することになりそう。4年生に主力が揃う中で頼もしい3年生です。
5位に明治の富田が28分47秒で続き、明治はダブル入賞となりました。積極的な走りを見せながらもしっかりと5位に入ってくるのはさすがですね。前回の箱根からはもう全く外していないですし、安定感抜群の頼もしいエースとなりました。長い距離でも箱根、学生ハーフと結果を残しましたがトラックのスピードも魅力です。
6位に東洋の松山、駅伝で頼もしい走りを見せるエースですが、トラックでも好結果を残してきました。今年度は全日本予選もありますし、1万で主力が好走を見せているのも良いですね。今年度の松山は年間を通して活躍を見せてくれそうです。
7位に東洋の佐藤、東洋はなんと3,6,7位とトリプル入賞を果たすこととなりました。前回は長距離5種目で入賞ゼロだったのですが、1年で見違える結果となりました。まあ、前回が悪すぎただけとも言えますが…佐藤もトラックよりはロードの印象だったのですが、28分49秒のベストをマークしての入賞は素晴らしいですね。今度の東洋は本当に強そうです。
8位に中央の阿部、すっかりとエースの1人となった阿部ですが今回もきっちりと入賞を果たしました。長い距離でも山登りでも結果を残していますが、トラックも強いですね。1年時もルーキー離れした安定した強さを見せていましたが、2年になってますます強さを増していきそう。
あと一歩で入賞とはなりませんでしたが、同じ中央の湯浅も積極的な走りを見せての9位は上出来と言って良いのでは。今回はロードで強さを見せる選手がトラックでも多く結果を残してきた印象です。順大の野村も10位と前年度に比べるともう一歩なのですが、だいぶ戻してはきましたよね。唯一出場した留学生である国士館のカマウは1人集団から抜け出す走りを見せましたが、追いつかれてからは厳しく13位という結果に留まりました。