GGN5000m(2022/05/04) 結果振り返り ~遠藤が日本歴代2位の好記録で世陸へ前進~

本日、GGNが行われました。早い組から13分台が出てワクワクしましたが、特にB組、A組は恐ろしいほどに好タイムが出ました。特にB組の遠藤の走りは震えました。レース結果がすぐに更新されるのもありがたいです。組ごとに大学生を中心にレース結果を見ていきます。

~G組~

三菱重工の近藤が13分57秒で組トップだったG組、この組から13分台が出るのがすごいですよね。その後の好タイムを予感させるものでした。順大卒業後すぐに良い走りを見せています。大学生では神奈川大の宇津野が14分8秒で1秒未満ですが自己ベストを更新しています。広島経大の福永が同じく14分8秒で続き、関西大の嶋谷が14分13秒で走っています。創価のルーキー山下が14分17秒、ベストには2秒届きませんでしたが上々の走りと言えるのではないでしょうか。

~F組~

埼玉医科大学Gの松井が13分56秒で組トップだったF組、松井も中央学院大学を卒業してから好調でまた良い走りを見せています。実業団入学後は苦戦する選手も多い中、素晴らしいです。創価のルーキー石丸が13分57秒と再びベストを1秒更新、入学して1ヶ月ちょっとで13分台のベストを2度マークとはびっくりです。最高のスタートを切っています。


西脇工業の稲見も出場しており、14分5秒で自己ベストですね。高校生でGGNに挑戦して自己ベストを更新としっかりと結果を残しました。東洋のルーキー西村が14分9秒、タイムとしてはまずまずかなあ。創価の濱野は14分15秒、桜美林の白川が14分17秒、関東学院の内野が14分23秒ということで全体的タイムは悪くなかったですね。

~E組~

第一工科大のサラーが13分48秒で組トップだったE組、サラーも着実に持ちタイムを伸ばし、勝負レースでも結果を残せるようになってきましたね。出雲や全日本に出場すれば良い走りを見せてくれそう。早稲田の石塚が13分51秒でベストを4秒更新してきました。順位も4位ですしさすがの走りですね。1500mを今年度走ったときはもう一歩という印象でしたが、5千ではしっかりとベストを叩き出しています。


神奈川の島崎が13分54秒でベストを1秒更新しています。島崎も1500mや5000mのスピードはやはり抜群ですので、3大駅伝でも見てみたいですね~関西学大の亀田も13分56秒とさすがの走り、関西勢では上田やこの亀田の力が抜けていますね。東洋の期待のルーキー緒方もこれが大学デビュー戦、14分8秒とこちらもまずまずかなあ?西村と同様に14分1桁でまとめています。ともにまた自己ベストを更新するような走りを近いうちに見せてほしいです。

~D組~

東洋の及川が13分42秒で組トップ、自己ベストを5秒更新してきました。及川は本当にラストが強く、組トップになることが多い印象。今回もこの組でラストを勝ちきっての自己ベストは自信になったのではないでしょうか。関東インカレから大暴れしてくれそうです。三菱重工の定方が13分43秒、マツダの臼井が13分44秒で上位に来ています。13分40秒台が6人、13分台は18人もいましたからね。


他の学生は比較的苦しい走りに…城西高校の田中は14分12秒、明治の加藤は14分16秒ということで最後に好走したのは箱根予選?というくらい、出場したレースでは力を発揮できていない印象。。。立命館のエース山田は14分22秒で組最下位ということでこちらも苦しい走りとなってしまいました。

~C組~

旭化成の謙太が13分36秒で組トップだったC組、ラストの切れ味はやはり抜群でしたね。大学時代にマークしたベストを更新とはなりませんでしたが、高校生には負けられないとばかりにラストで競り勝ちました。2位に入ったのが西脇工業の長嶋、積極的な走りは変わらずで13分37秒を叩き出しました。これは高校歴代5位、現役選手では最速タイムとなりますね。高校トップクラスのハイレベルさ、凄まじいです。。。


明治の児玉が13分47秒でベストを6秒更新してきました。児玉もずっと安定した結果を残しているエースの1人ですが、5千の持ちタイムは走力に追いついていなかっただけに、このくらいのタイムは出してきますよねー。創価の新家が13分52秒と3秒ベストを更新してきました。この前自己ベストを更新したばかりでまたベストは強いですね。明治の漆畑は14分7秒とこちらはもう一歩…中央のルーキーは伊東夢が14分17秒、西は14分27秒ということで組のワースト2となってしまいました。

~B組~

B組ではありますが、GGNは外国人選手が揃うためA組よりもペースは早くなります。そこで見せた住友電工の遠藤の走りが凄まじかったですね。終盤までは先頭付近だとペースが安定しないために集団後方に待機、そしてラスト1周の前になってスルスルと先頭に立つとラストは外国人選手をすべて抑えて13分10秒69と日本歴代2位の好タイム、13分13秒50というハイレベルなオレゴン世陸の参加標準記録を突破してきました。


13分10秒台が10人もおり、2~14位がすべて外国人選手ですからね。実業団でも活躍する外国人選手をすべて上回る走りなんて初めて見ました。。。衝撃的過ぎました。あまりにもハイレベル過ぎて突破するのは難しいと思っていたのですが…日本選手権でしっかりと3位以内に入り、世陸代表を勝ち取って欲しいです!


13分22秒91とU20記録を叩き出したのが駒澤の圭汰、遠藤が凄すぎましたが、大学1年の5月に13分22秒をマークするのも十分とんでもない走りですよね。。。高校記録である高校ベストをもう9秒も更新してしまうとは。駒澤では13分22秒の田澤に次いで2番手のタイムとなりました。本当にルーキー離れした実力者です。


中央の大和は13分29秒ということでこれでもセカンドベストには1秒届かずなんですよね。すでに13分30秒きりを3度もマークしているのは大和だけですし、圭汰に負けたのは残念でしたがさすがの走りを見せています。富士通の坂東は13分39秒、コニカミノルタの砂岡は13分47秒ということでともに実力者ではありますが今回はもう一歩という走りになってしまいました。

~A組~

倉敷のキプチルチルが13分27秒で組トップだったA組、力のある高校留学生の中でも抜け出た存在です。日本人トップがSGホールディングスの鈴木、13分29秒と日本人選手で唯一13分30秒を切ってきました。B組もすごかったですが、A組もハイレベルでした。富士通の横手が13分31秒で3位に入ったのも良い走りでしたね。


大学生では駒澤の篠原が13分34秒とベストを11秒も更新し、チーム5番手に浮上しています。走るたびに結果を残している最も勢いのある2年生の1人ですね。純粋に強いです。早稲田の伊藤が13分35秒でベストを1秒更新してきました。高校ベストが凄まじすぎてなかなか大学で更新するのは大変かもと思っていましたが、2年の5月で更新できたのは良かったですね。エース級の活躍を今年度はトラックから見せてほしい。


中央のルーキー駿恭が13分43秒と早速ベストをベストを13秒更新してチーム2番手に浮上しました。これで5千、1万ともにトップ2を吉居兄弟が占めることとなりました。今後が楽しみすぎるルーキーの1人です。明治のエース小澤が13分43秒で9秒ベストを更新、安定感はチームNo.1ですね。頼りになる主将です。富田も13分50秒とセカンドベストにも1秒届きませんでしたが、こちらも小澤に負けない安定感があり明治のエースは現状だと小澤と富田になりそうかなあ。


中央の溜池は14分0秒と決してタイムは悪くないのですが、A組最下位ということに…他の組の方が良かったかなあという気もしますが、今回もしっかりとタイムはまとめています。

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