法政大学 新年度(2022年度)戦力分析

2022年4月28日

続いては法政大学について、新年度の戦力を見ていきます。データベース登録されている人数は4年:8人、3年:5人、2年:6人、1年:3人となっております。戦力としては、4年>2年>3年>1年という感じかな。チームの中心は間違いなく4年生、次いで好走経験が多いのが2年生で新入生も粒揃いとなっています。

4年生

主力が揃う4年生でも内田と河田の実力が一歩抜けているか。内田は全日本、箱根ともに1区で好走、今月は5千で13分39秒を叩き出すなどトラックでも素晴らしい走りを見せました。3大駅伝はもちろん、トラックでもエース級の活躍を見せてくれることでしょう。


河田は全日本8区、箱根4区と主要区間でともに1桁順位での好走、苦しんだ2年時以外は主力として活躍を見せています。ロードでの実績が豊富ですが、トラックももう少し見てみたいですね。5千のベストはまだ14分26秒と走力に見合わなすぎる。


続くのが松本、川上、中園の3人。松本は5千で13分46秒の本来であればエースの1人なのですが故障などもあって3年時は目立つ活躍が見せられなかったんですよね。内田や河田に負けない活躍を4年時は見せてほしいところ。川上は3大駅伝・予選会で安定した走りを披露、苦戦したのは2年の箱根で9区17位だったくらいで前回の箱根では10区11位の走り、逆転でシードを獲得しています。今年度も安定した走りを見せてくれれば。


中園は3大駅伝でずっと苦戦続きでしたが、3年時は3000m障害で活躍、箱根では7区8位とついに結果を残したのは良かったですね。全日本予選で好走した扇や2年時に箱根予選を走っている山本、徳永らもおり、質・量ともに最も揃う学年となっています。

3年生

エース級となるような存在はまだいないかもしれませんが、箱根で5区を走った細迫、8区を走った細迫と前回の箱根を2人が経験しています。細迫は全日本予選でも好走していましたし、力のある選手たちで今年度もこの学年の中心として活躍してくれることでしょう。


さらに、全日本で6区6位で走った宗像も実力者の1人、箱根予選も二桁順位でまとめていますし、個人的にも期待の大きい選手です。3大駅伝で活躍を見せてくれそう。高須賀はトラックこそ目立ったタイムはありませんが、箱根予選では104位と上々の走りを見せていますし、長い距離で実績を残しているのが頼もしい限り。1万のタイムではこの学年トップとなる29分17秒を持つ松永もいますし、学年が上がるにつれて存在感を増しています。

2年生

小泉が1年目からエース級の活躍を披露、3大駅伝・予選会の全てで一度も崩れる走りが無かったのが素晴らしいですね。全日本で3区6位、箱根で3区11位とどちらも主要区間を任されての結果ですし、今年度はエースの1人として引き続き活躍してくれそう。まだ持ちタイムは駅伝の実績ほど目立ちませんが、トラックから結果を残していってくれれば。


小泉がこの学年では抜けているかと思いましたが…箱根で大きな存在感を示したのが武田、箱根予選では147位でしたが、山下りの6区を走って区間2位と素晴らしい走りを見せました。山下りの快走から主力となった選手は敏也らがいますし、武田も山下りだけではなく平地でさらなる躍進を期待したいです。5千で14分1桁を持つ宮岡や永島、全日本でメンバー入りの安澤らもいますし、小泉、武田に続く選手の台頭も待たれるところ。

1年生

5千で13分50秒、1万で29分24秒を持つ大島が持ちタイムで抜けた存在。5千のタイムだけではなく、1万でもすでに好タイムを有しているのが心強い限り。14分4秒を持つ清水に14分7秒を持つ高橋とスピードのある2人が続きます。清水は都大路でも1区20位で走っていますし、高橋は1500mのスピードもあります。


持ちタイムで上位の3人以外にも、花岡は都大路で6区2位と好走し優勝の立役者となった選手ですし、澤中は都大路で長距離区間の3区を17位で走っています。他にも14分20秒台のベストを持つ行天、田中らがいて近年で見てもかなりスカウトの良さが光ります。まだ選手層が厚いとは言えないチーム状況なだけにルーキーが割って入る余地もあるでしょうし、1人でも多く1年目から活躍を見せて欲しいです!

箱根の順位予想区間配置予想の投票を受けてけています。投票をお待ちしております~

※1人1票でお願いします。