青山学院大学 新年度(2022年度)戦力分析

続いては、青山学院大学について、新年度の戦力を見ていきます。データベース登録されている人数は4年:11人、3年:7人、2年:6人、1年:0人となっております。戦力としては、4年>2年>3年>1年という感じかなあ。4年生が圧倒的に戦力として抜けているのですが、1~3年生も十分すぎるほど選手が揃っているのが恐ろしいですね。

4年生

箱根経験者は4人ということで、人数としてはそこまで多くは無いんですよね。しかし、エースの近藤に1年時に箱根2区を走って復活を遂げた岸本、9区、10区で驚異的な区間記録をともに叩き出した中村、中倉と圧倒的に実績のある選手が揃っています。この学年のまず大きな強みは箱根で快走した選手が4人も揃っていることです。


3大駅伝経験者では、出雲を走った目片、横田がいます。2人ともハーフで62分36秒と同タイムをマークした長い距離にも問題は無く、横田は最長区間の6区で3位と好走していますし、今年度の3大駅伝でも活躍が大いに期待されます。エース級が揃っている中でさらに抜けているのが、3大駅伝未経験者の選手層です。


関東インカレハーフで優勝した西久保、ともにハーフで62分26秒を持つ宮坂、関口に大澤、脇田と箱根16人にも2年時に入った選手がいますからね。箱根に出場しても区間上位で走る力があるであろう選手が何人もいるというのが、青学の選手層を支えています。来年度の箱根に正直この学年から何人出場してもおかしくないほどですね。それでも3年生以下が大量出場を許さない気もしますが…

3年生

一世がこの学年の中心選手であり、全日本で2年連続区間賞などロードで圧倒的な強さを見せてきました。箱根では万全で無いながらも8区2位で走っています。一世が抜け出ていた中で台頭してきたのが志貴、全日本で1区4位、箱根でも1区5位とスターターの役割を十分に果たし、チームに安定感をもたらしました。もう1人3大駅伝を経験しているのが山内、1年時に全日本6区を走りその後も1万で28分34秒、ハーフも62分45秒まで伸ばしていますし、2年時は3大駅伝出場はなりませんでしたが再び絡んできてほしい選手。


持ちタイムでは1万で28分28秒を持つ小原がこの学年トップ、トラックでは倉本、鈴木、池田らが13分台や28分台をマークしていますし、続く選手たちも揃ってきました。どちらかというとロードよりもトラックで強い選手が多そうかなあ?前年度の各選手の成長ぶりが凄かったですね、面白いように自己ベストを更新してきています。

2年生

高校ベスト13分台が4人加入したことで注目を集めたこの学年、箱根では太田が3区2位と素晴らしい走りでチームの優勝に貢献、大学で安定した結果を残していましたが初の3大駅伝出場となった箱根で爆発的な走りを見せました。若林は出雲、全日本と苦戦していましたが箱根では5区3位と見事な走りで往路優勝のゴールテープを切りました。往路を区間3位以内で走った選手が二人もいるという頼もしさですね。


ハーフで快走を続けるのが田中、世田谷ハーフ優勝でハーフのベストも62分33秒まで伸ばしてきました。全日本、箱根でメンバー入りを果たし来年度は箱根出場も十分期待される選手です。高校時代の実績がNo.1の鶴川はハーフで62分44秒をマークする復活の走り、今年度は若林、太田に負けない走りを見せてほしいですね。高校ベストで13分48秒を持つ野村、5千で13分台、28分台をマークした白石、都大路で好走経験のある喜多村ら楽しみな選手がズラッと揃います。

1年生

13分54秒、28分37秒を持つ荒巻が勝負レースの実績でも一歩抜け出た存在です。クロカン日本選手権でも良い走りを見せていましたし、層の厚い先輩たちに割って入る可能性もあります。ともに13分57秒を持つ広内、塩出も続き13分台が3人揃っていますね。1年目からメンバーに入る選手が1人でも出てきてほしいところ。


持ちタイムで続く選手たちも粒揃いです。14分4秒を持つ佐藤有、14分6秒を持つ神田、14分8秒を持つ松下、14分9秒を持つ黒田と14分10秒切りが7人もいる魅力的なスカウトとなっています。5千だけではなく、1万では宇田川がすでに29分27秒、松下が29分38秒といずれも高校時に29分中盤のベストをマークしているのも魅力的。まだ持ちタイムでトップ10に入る選手はいませんが、それはチーム内競争が非常に激しいのが要因ですし、1年後には何人も台頭していそうな期待感があります。

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