2022年度 新年度持ちタイム(5000m) ~その3~

2022年3月31日(昨年度最終版)、2022年4月1日(今年度開始)における順位・持ちタイムを見ていきます。最後は4/1時点での持ちタイムが1~9位の9大学についてです。

大学名順位2022/3/31順位2022/4/1
駒澤大学1位13:41.071位13:39.35
青山学院大学3位13:46.372位13:46.37
早稲田大学2位13:45.973位13:48.57
東海大学5位13:49.024位13:50.39
東京国際大学8位13:51.055位13:50.45
順天堂大学6位13:49.616位13:50.87
中央大学7位13:50.867位13:51.73
東洋大学9位13:53.398位13:52.28
明治大学4位13:47.749位13:52.51
1位:駒澤大学

前年度の1位から変わらず今年度も1位となったのが駒澤大学、前年度のトップ10が揃って今年度も残り、さらにスーパールーキーの圭汰が加わったことで13分39秒と前年度から2秒近くタイムを縮め、史上初めて平均タイムが13分30秒台に突入することに。13分27秒の芽吹を筆頭に4番手でも13分32秒の唐澤、10番手の青柿でも13分47秒というハイレベルさです。


これが4月時点というのが凄まじいですが…ここからタイムを縮めるのは相当にハードルが高いですね。最低でも13分47秒を出さないとタイムは縮まらないですし、主力どころで13分台のベストを持っていない選手もいませんし、トップ10以外だと花尾、山野らがいます。ここに割って入る主力以外の選手が出てきてくれれば大きいのですが。

2位:青山学院大学

前年度の3位から1つ順位を上げて2位となったのが青山学院大学、こちらもトップ10の選手は全員が今年度も残っており、また新入生もトップ10に入っていないため、13分46秒37は変わらずということになります。13分40秒切りとなるとエースの近藤しかいませんが、13分40秒台が7人おり10番手でも13分51秒とこちらも非常にハイレベルですね。


トップ10圏外にも中倉、太田、岸本と箱根で快走した選手たちが揃っていますし、すでに20人以上いる13分台の選手がいるというのも、恐ろしい選手層を物語っています。新入生も13分台で荒巻、広内、塩出がいますし、トップ10のタイムもどんどん入れ替わってきそうな期待感があります。

3位:早稲田大学

前年度の2位から1つ落としたものの、13分48秒の3位が早稲田大学、中谷、千明ら主力がズラッと抜けたものの3秒弱のダウンに留まっています。新入生の山口が13分35秒のタイムを有していていきなりチームトップタイムとなるのが非常に大きく、間瀬田も早速トップ10に入ってきていますからね。13分50秒切りは5人おり、10番手でも13分58秒というハイレベルさとなっています。


早稲田も実力者がすでに5千の好タイムを持っており、ここからタイムを縮めていくのは容易では無いですね。鈴木、石塚ら13分50秒台の主力はまだ伸ばせそうですが、選手層が薄いだけに新戦力がトップ10に入ってきてほしいところ。

4位:東海大学

前年度の5位から1つ順位を上げて4位となったのが東海大学、タイムのダウンはわずか1秒ほどに留まり、13分50秒の平均タイムとなっています。復活が待たれるエースの石原が13分30秒とチームで抜けたタイムを有しており、13分48秒を持つ新入生の花岡が早速2番手に割って入ってきています。13分50秒切りが4人、10番手でも13分55秒というハイレベルさです。


トップ10に入っていないもの28分台のベストを持つ選手が多く、松尾、竹村、神薗、川上、宇留田、梶谷、松崎、金澤と8人もいるんですよね。。。5千のタイムを狙う機会があればいずれもトップ10に入ってきてもおかしくない選手たちですし、まだまだタイムは伸ばせそうですね。

5位:東京国際大学

前年度の8位から3つ順位を上げて5位となったのが東京国際大学、上位9大学の中で最も順位を上げたのがこの東国大ということになります。3年生に主力が揃っていますし、13分15秒と別格のタイムを持つヴィンセントを筆頭に丹所、山谷と日本人エースが13分40秒台のベストで続き、10番手でも14分2秒という持ちタイムになっています。新入生では菅野が割って入ってきたことで、平均タイムは13分50秒と前年度から逆に1秒弱タイムを縮めています。


主力どころはトップ10や14分1桁のベストはもう持っていますし、ここからタイムを一気に縮めるのは簡単では無いですね。13分50秒台の選手が40秒台に、14分1桁の選手が13分台にと各選手がコツコツとタイムを縮めて、平均タイムも上げていく形になるかなあ。

6位:順天堂大学

前年度の6位と同じく今年度も6位となったのが順天堂大学、前年度から1秒ほどタイムを落としていますが、それでも13分50秒となっています。13分26秒を持つ三浦が抜けており、野村、伊豫田、石井と主力たちが13分40秒台で続いています。新入生の村尾もトップ10入りで9番手まで13分台ですが、10番手のタイムが14分8秒とちょっと間が空いているんですよね。


7本柱と言われる選手たちの中では西澤が唯一トップ10に入っておらず、ここは上積みが期待できるかと思いますが…主力以外の選手たちから13分台や14分1桁のベストを出す選手がどんどん出てきてくれれば。

7位:中央大学

前年度と同じく7位となったのが中央大学、前年度から1秒ほどタイムを下げて13分51秒となっています。三浦らが抜けた影響はありますが、13分25秒を持つ大和がおり、13分40秒台が2人、10番手でも13分59秒と13分台は既に10人を揃えています。そして、ここに溜池、駿恭、夢翔と13分台トリオの新入生が揃ってトップ10入りを果たしているのが楽しみですよね。


トップ10以外では、箱根で快走した阿部、湯浅、中澤らがいますし4番手でも13分54秒とうことで13分台の選手もまだまだタイムは伸ばせそうかなあ。平均タイムをどんどん伸ばしていって欲しいですね。

8位:東洋大学

前年度の9位から1つ順位を上げたのが東洋大学、13分52秒と前年度からタイムも1秒縮めてきています。13分34秒を持つ石田がチームトップ、そして吉村、緒方、西村と13分台トリオの新入生が揃ってトップ10に入ってきていますからね。10番手でも13分57秒ということですでに13分台は10人揃っています。というか13分台は13人もいますからね。


トップ10以外にも佐藤、柏、前田、清野、梅崎ら主力どころの選手が揃っていますし、あまり記録会に積極的でない東洋も記録を狙えばまだタイムを伸ばしてきそうですね。特に5千の伸びしろは大きいです。

9位:明治大学

前年度の4位から5つ順位を落として9位となったのが明治大学、チームも5秒近く下がっています。やはり聖人、手嶋らエースたちの抜ける影響は5千のタイムにも表れています。13分41秒を持つ富田、漆畑が抜けており、続いて13分50秒台を持つ選手がズラッと揃い、10番手でも13分58秒となっています。13分56秒を持つ都大路1区区間賞の森下に同じく13分台を持つ堀の2人がトップ10に入っています。


小澤、児玉、櫛田らエースクラスがまだ13分50秒台ということでトップ10に入っている選手がまだまだ伸ばしてきそう。その一方でトップ10圏外の選手で3大駅伝経験者となると下條のみですし、明治も新戦力がタイムを伸ばしてきてほしいですね。

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