2022年度 新年度持ちタイム(10000m) ~その1~

続いては1万mのタイムにおいて、2022年3月31日(昨年度最終版)、2022年4月1日(今年度開始)における順位・持ちタイムを見ていきます。まずは4月1日時点での持ちタイムが19~27位の9大学についてです。ハーフはまだ走る機会がそれほど多くないことを考えると、1万のタイムというのが3大駅伝に向けても1つの基準となりますから、良いに越したことは無いですよね。新入生は1万のタイムを持っていない選手も多く、伸びしろも大きいです。

大学名順位2022/3/31順位2022/4/1
城西大学19位28:59.9719位29:11.00
神奈川大学20位29:00.3920位29:14.81
上武大学24位29:19.8321位29:15.30
帝京大学15位28:53.5322位29:20.24
立教大学ー 23位29:21.82
駿河台大学23位29:12.6924位29:25.29
国士舘大学21位29:00.6425位29:28.00
専修大学25位29:29.3926位29:33.73
筑波大学26位29:41.8727位29:53.58
19位:城西大学

前年度と同じ19位だったのが城西大学、ギリギリ28分台だった前年度から29分11秒と11秒ほどタイムを落としています。ただ、13分台がいなかった5千に比べると、1万mは28分48秒の山本唯を筆頭に28分台がすでに4人いますからね。その一方で10番手が29分40秒ということでタイム差が大きくなっています。3年生中心のチームながら、4年生も5人トップ10に入っているのも良いですよね。


新井や山本樹といった3大駅伝経験者でまだトップ10に入っていない選手も多いですし、期待の新入生も含めて特に29分30秒オーバーである8番手以降はすぐにでもタイムを更新してきそうかなあ。

20位:神奈川大学

前年度と変わらずの20位が神奈川大学、タイムとしては14秒ダウンしています。28分52秒を持つ巻田を筆頭に28分台が2人、10番手は29分35秒ということで5千同様に川口、西方、呑村の抜ける影響は1万も大きいです。トップ10の選手も佐々木、小林篤などまだまだタイムを伸ばせそうな選手はいますし、トップ10圏外でも箱根5区を快走した山崎や5千で13分台のベストを持つ中原らがいます。特定の選手というよりはチーム全体でタイムを伸ばす余地が残っている感じかなあ。

21位:上武大学

前年度の24位から3つ上げて21位となったのが上武大学、タイムとしては前年度よりも4秒縮めたことになります。新入生のパトリックは1万でもすでに28分6秒というチームトップかつハイレベルなタイムを有していますからね。日本人エースである村上とともに強力です。さらに29分13秒で青山、額賀が続くことに。10番手が29分46秒ということでもう少し29分前半の選手を増やしていきたいところですね。

予選会経験者では上田、芝らがトップ10圏外ではありますが、まずは箱根予選経験者を含む主力たちがどんどん自己ベストを更新していってほしいところ。

22位:帝京大学

前年度の15位から7つ順位を下げて22位となったのが帝京大学、5千同様に1万も大きく順位を落とすこととなりました。28分53⇒29分20秒とタイムも27秒下がりますからね。遠藤、細谷らが抜けた影響は1万にも大きく出ることに。28分50秒を持つ小野を筆頭に28分台は3人いますし、決して悪くは無いのですが、29分前半が2人しかいないんですよね。結果として10番手も29分43秒に留まっています。


トップ10圏外にも元永、針谷らハーフで結果を残した選手がいますし、楽しみな新入生も揃っていますからね。すでにトップ10の選手も含めてタイムを伸ばす余地は非常に大きそうですし、どれだけ縮めてくるか楽しみです。

23位:立教大学

今年度からデータベース管理するようになった立教大学、29分21秒で23位ということで5千と比べると順位はやや劣りますがそれでもタイム上は箱根出場を争う大学とそん色はないですよね。28分40秒を持つ関口を筆頭に中山も含めて28分台が2人、10番手で29分49秒となっていますが、5千に比べるとまだタイムが劣る選手が多いですし、1万の方が伸びしろは大きそう。


また、新入生では馬場がすでに29分8秒とチーム3番手のタイムを有しているんですよね。高校ですに29分1桁をマークしているとなると、楽しみですよね。5千も1万同様にトップ10は全員3年生以下となっています。

24位:駿河台大学

前年度の23位から1つ順位を下げて24位が駿河台大学、新留学生のゴッドフリーは1万はまだ29分8秒のはず…となると、ここから1分以上はタイムを縮めてきそうですよね。28分39秒の町田を筆頭に28分台がすでに3人いるのも魅力的です。その一方でチーム10番手は30分3秒ということで30分切りが9人しかまだいない状況。エース級は揃っているだけに、選手層を徐々に厚くしていきたいところですね。新入生も楽しみな選手が何人も揃っていますし、1万でもタイムをのばしていってくれれば。

25位:国士館大学

前年度の21位から4つ順位をとして25位となったのが国士館大学、タイムは28秒も落ちることになります。エースのヴィンセントに日本人選手の28分台も3人揃っていた学年が抜けましたからね。カマウが28分32秒のタイムを有していてチームトップ、続くのは29分9秒の綱島ということで28分台の日本人選手がいないのはちょっと寂しいかなあ。それでもチーム10番手は29分57秒ということで30分切りは10人揃えてきています。


3大駅伝経験者では望月や山本雷がトップ10圏外となっていますね。明らかにタイムを伸ばせるであろう選手はそれほど多くは無さそうなので、チーム全体としてタイムを伸ばしていきたいところ。

26位:専修大学

前年度の25位から1つ順位を落として26位となったのが専修大学、タイムは13秒落とすこととなります。今年度から立教を取り扱うようにしたことで、専修と筑波は実質順位は変わらずですね。キサイサが28分57秒でチームトップ、木村が29分4秒で日本人トップとなっていますが、2人ともこれまでの実績から考えればまだまだタイムは縮められます。高瀬に至ってはまだ29分45秒ですし、3本柱がいずれも走力に持ちタイムが追いついていませんからね。


10番手が29分52秒ということで29分台はズラッと揃っていますし、主力がまずはタイムを伸ばしつつ、主力たちも続いてほしいですよね。専修は記録会への出場がかなり消極的なだけに、好記録を狙う機会さえあればかなあ。

27位:筑波大学

前年度同様に最下位となったのが筑波大学、29分53秒と今年度から12秒下げることに。また、26位とも20秒とかなり差が開いています。28分44秒を持つ岩佐がタイムで抜けていますが、29分台も5人しかいませんからね。福谷、小林らまだまだタイムを伸ばせる主力たちが揃ってはいるのですが。さらに10番手は30分42秒のはず…まずは29分台や30分前半の選手を増やしていきたいかな。


箱根予選を走った選手が何人も30分30秒オーバーですし、伸びしろという点ではトップクラスのはずですからね。トップ10のうち2年生以下は吉田しかいませんし、下級生もどんどん上級生に割って入ってくれれば。

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